142 / 268
鐘技怪異談W❶巻 【完結】
99話「回乱◉BAN!」
しおりを挟む
「1」
ーー「鐘技家」ーー
これは僕が聞いた怪異談だよ。
野花怪異談にある回覧板をもとにした怪覧番が有名だけどもう一つあるんだよ。
それはね「回乱◉BAN!」。
書き方はわかりやすくとこんな字だね。
でね。とある男性が曰く付きの回覧板を手にした時が始まる。その時彼はーー。
ーー「猿谷慎也の自宅」ーー
晩遅くどこか遠くに飼い犬の遠吠えがする。
僕はノートパソコンを立ち上げて、文章作成にダイビングしてキーを打ち込む。
僕の名前は猿谷慎也。32歳独身。地味な黒服をいつも普段着として着込み、視力は悪く四角縁のメガネをかけている。
両親はすでに旅立てられて一軒家で一人暮らし。
僕は名を知れたホラー小説家であり、依頼した怪異談を執筆して打ち込んでいる所である。
結構かなり執筆が捗っていたところに玄関先のチャイムが鳴った。
「はーい」と僕は執筆中断して玄関先に向かった。
ーー「玄関口」ーー
ふむどうやら、回覧板のようだ。
「あれ?2枚あるな」
何故か玄関先に回覧板が2枚置かれていた。
1枚は馴染みのある八木家に関する分厚い紙が束ねてるモノ。
そしてもう1枚は紙切れ1枚で書かれた謎の回覧板が置かれていた。
僕はふとその1枚の紙切れの回覧板をじっくり取り眺めた。
「えーとなになに?この回覧板を吉谷さんに一週間内に回して下さい……か」
そんな文言で書かれていた。
ひょっとしてイタズラか何かなと思っていたが怪覧番のこともあり、ぞんざいに扱うことは出来なかった僕は近所に住む吉谷さんの自宅にすぐ回した。
そしてついでにもう1枚の分厚い回覧板もじっくりと閲覧した後、それも吉谷さんの方へ回した。その後、眠気覚ましにコーヒーを淹れて夜中過ぎた所で就寝した。
「2」
ーー「1週間後ー」ー
「では、猿谷さんまた」
「ええ」
スーパーの道中で偶然会って近所の主婦の柿谷さんと少々長いこと世間話したところの帰宅道中に野次馬の人だかりが出来ていた。
「……たしか吉谷さんの方だな。なんだろ?」
僕は吉谷さんの方へ向かい人だかりから眺めているとパトカーが複数台止まっており、黄色のkeepoutの線が敷かれていて警官達も慌ただしくなっていた。
そこの野次馬に顔見知りである床屋の黄緑の服が目立つ渡辺さんがいたので話を伺ってみる。
「渡辺さん。この騒ぎなんなんですか?まさか空き巣や強盗でも起きたのですか?」
すると渡辺さんは僕に気づいたのか、理由を教えてくれた。
「……猿谷さん。実はな吉谷さんの自宅で殺人事件が起きたんだよ」
「さ、殺人!?」
まさか、この平和な片田舎町で殺人事件が起きるなんて僕は思わなかった。そして渡辺さんは重い口調で語った。
「ちょうど、あそこに警官達と話してる新聞屋の五十嵐さんが郵便ポストに溜まってる新聞に違和感感じて玄関先まで自宅にあがり向かったんだ。そしたらな仰向けで倒れている吉谷さんが無残にも頭が弾けたような形で亡くなってるのを発見したらしい。大量に血痕が飛び散ってたらしく家族も行方不明らしいから、犯人もいまだに捕まってないからな。じゃあわしはこのへんでな」
そっと渡辺さんはそのまま立ち去った。
僕は心あたりがあった。
そう、先週あの回覧板を回したから吉谷さんは殺されたのだ。
僕はなんてことをしてしまったというよりかは、犯人はまだ捕まっておらずいまだ行方知らずでさまよってる可能性があることに危惧していた。
僕はその犯人に出会いませんようにと祈っていた。
「3」
その日は午後は曇り空だった。
僕はいつものように自宅でホラー小説を執筆していたがあの回覧板のことや殺人事件のことが気になり頭の中がぐちゃぐちゃになっており、執筆が捗れなかった。そんな時に玄関先にチャイムがなる。
「ま、まさかあの回覧板じゃないよな?」
僕は不安になりながらも玄関先まで向かった。
ーー「玄関口」ーー
玄関先には人影が立っていた。
どうやら、回覧板ではなさそうだった。
と、僕は玄関の鍵を開けて扉の戸を開ける。
そこには目立たない焦茶のコートを着込んだ白髪混じりの中年男性が立っており、手に警察手帳を掲げて見せた。
「少しお話よろしいでしょうか?」
どうやら刑事さんみたいだった。
「は、はいわかりました」
僕は素直に応じた。
「4」
「……ふむ。なるほどその回覧板の事も気になりますな」
僕は刑事さんに怪しい回覧板のことも伝えた。ほかに根掘り葉掘り聞かれたが特に差し当たらない回答した。
「ありがとうございます。では」
「あの」
「……何か?」
「吉谷さんの自宅で殺人事件が起きたのでしょう?しかも、頭が弾けるような悲惨なやつ。おまけに大量に血痕飛び散るほどの殺人事件でしょう。だから一刻も早く捕まって欲しいです!僕不安で眠れないですから」
「……わかりました。何かあれば署に連絡ください」
刑事さんは一礼した後、そのまま立ち去った。
不安な日常が僕の中で続いていた。それからしばらくして次の日の朝のこと、僕宛にあの回覧板が置かれていた。
僕は慌てて周囲を見渡すとあの人が遠くから僕を見張っていた。
「ま、まさか!そ、そんな……」
先日、訪ねてきた刑事さんだった。
そして吉谷さん同様に書かれた紙切れ1枚と同じ内容だった。
僕は絶望視した。
「5」
しばらくして僕は猿谷の姓を探し回った。しかしこの辺では猿谷の姓は珍しい方だった。
相手は刑事であり、しかも愉快犯だった。
警察に通報して助けを求めても必然的にあの刑事の耳に届くだろうと。
僕は助かるならなんでもしたかった。
そのときに柿谷さんと無駄な長話になりそうながらも僕は難なくかわしながら避けて道中目に止まったゴミ捨て場を見つけて僕はその場のゴミに回覧板を捨てた。
相手は愉快犯だから逆上するかも知れないがこの場には誰もいないし見られてなかったのでその場で立ち去った。
そして1週間過ぎたが何も起こらなかったので僕の中では安堵していた。
「6」
この日は激しい豪雨であり雷も鳴っていた。
僕はあの回覧板のことや犯人のことも記憶から薄れていた頃、チャイムが鳴った。
「はーい」と僕はいつものように玄関先に向かい玄関先の扉の戸を開けるとーー。
「あ、あなたは!?」
その見慣れた焦茶のコートを身につけた男の姿が。
頭に犬の覆面マスクを被っており、右手には拳銃を握りしめていた。
絶大絶命ピンチなときにとっさに玄関の扉の戸を閉めようとしたが相手は無理矢理蹴破り僕を羽交い締めして拳銃を僕の前に発砲する。
「うわあああああああ!!!!?」
見事に撃たれた。
……2発だ。
1発は向かいの刑事さんがーー。
もう1発はどこかの壁に撃ち込まれた。
「警察だ大人しくしろ!!」
そして僕に羽交い締めさせられた相手は肩を撃たれたのか痛がり刑事はスキを見て拳銃を取り上げられて複数の警官達に取り押さえられた。
その時に犬の覆面マスクが外される。
「そ、そんな!?なぜあなたが?」
犬の覆面マスクの正体は床屋の渡辺だった。
「7」
渡辺さんは以前から、この周辺を空き巣繰り返したらしくそこに偶然たまたま吉谷さん家で空き巣を見られた吉谷さんを殺害したらしい。そこで犯人が知らない情報を僕が刑事さんや渡辺さんに目をつけられたらしいだな。大量の血痕はまだ情報は公開してなくて、渡辺さんにいたっては強盗や空き巣に過敏に反応したらしくスキを見て僕を殺そうと計画してたらしい。渡辺さんともかく刑事さんにも狙われてたなんて。僕はあまりついてなかった。警察署で事情聴取終えた帰宅道中に僕の自宅玄関先に立っている柿谷さんが待っていた。
ーー僕が捨てた回覧板を携えながら。
僕の中で何か弾けるような音がした。
ーーーーーーー
「という怪異談だよ」
怪異談披露すると、友紀の友人達は早速無言で席を立ち急いでトイレに駆け込む。
彼の怪異談に慣れてる鐘技家一同はお茶を嗜む。
そんなビビり度合いを楽しむ猿谷慎也だった。
回乱◉BAN! 完
ーー「鐘技家」ーー
これは僕が聞いた怪異談だよ。
野花怪異談にある回覧板をもとにした怪覧番が有名だけどもう一つあるんだよ。
それはね「回乱◉BAN!」。
書き方はわかりやすくとこんな字だね。
でね。とある男性が曰く付きの回覧板を手にした時が始まる。その時彼はーー。
ーー「猿谷慎也の自宅」ーー
晩遅くどこか遠くに飼い犬の遠吠えがする。
僕はノートパソコンを立ち上げて、文章作成にダイビングしてキーを打ち込む。
僕の名前は猿谷慎也。32歳独身。地味な黒服をいつも普段着として着込み、視力は悪く四角縁のメガネをかけている。
両親はすでに旅立てられて一軒家で一人暮らし。
僕は名を知れたホラー小説家であり、依頼した怪異談を執筆して打ち込んでいる所である。
結構かなり執筆が捗っていたところに玄関先のチャイムが鳴った。
「はーい」と僕は執筆中断して玄関先に向かった。
ーー「玄関口」ーー
ふむどうやら、回覧板のようだ。
「あれ?2枚あるな」
何故か玄関先に回覧板が2枚置かれていた。
1枚は馴染みのある八木家に関する分厚い紙が束ねてるモノ。
そしてもう1枚は紙切れ1枚で書かれた謎の回覧板が置かれていた。
僕はふとその1枚の紙切れの回覧板をじっくり取り眺めた。
「えーとなになに?この回覧板を吉谷さんに一週間内に回して下さい……か」
そんな文言で書かれていた。
ひょっとしてイタズラか何かなと思っていたが怪覧番のこともあり、ぞんざいに扱うことは出来なかった僕は近所に住む吉谷さんの自宅にすぐ回した。
そしてついでにもう1枚の分厚い回覧板もじっくりと閲覧した後、それも吉谷さんの方へ回した。その後、眠気覚ましにコーヒーを淹れて夜中過ぎた所で就寝した。
「2」
ーー「1週間後ー」ー
「では、猿谷さんまた」
「ええ」
スーパーの道中で偶然会って近所の主婦の柿谷さんと少々長いこと世間話したところの帰宅道中に野次馬の人だかりが出来ていた。
「……たしか吉谷さんの方だな。なんだろ?」
僕は吉谷さんの方へ向かい人だかりから眺めているとパトカーが複数台止まっており、黄色のkeepoutの線が敷かれていて警官達も慌ただしくなっていた。
そこの野次馬に顔見知りである床屋の黄緑の服が目立つ渡辺さんがいたので話を伺ってみる。
「渡辺さん。この騒ぎなんなんですか?まさか空き巣や強盗でも起きたのですか?」
すると渡辺さんは僕に気づいたのか、理由を教えてくれた。
「……猿谷さん。実はな吉谷さんの自宅で殺人事件が起きたんだよ」
「さ、殺人!?」
まさか、この平和な片田舎町で殺人事件が起きるなんて僕は思わなかった。そして渡辺さんは重い口調で語った。
「ちょうど、あそこに警官達と話してる新聞屋の五十嵐さんが郵便ポストに溜まってる新聞に違和感感じて玄関先まで自宅にあがり向かったんだ。そしたらな仰向けで倒れている吉谷さんが無残にも頭が弾けたような形で亡くなってるのを発見したらしい。大量に血痕が飛び散ってたらしく家族も行方不明らしいから、犯人もいまだに捕まってないからな。じゃあわしはこのへんでな」
そっと渡辺さんはそのまま立ち去った。
僕は心あたりがあった。
そう、先週あの回覧板を回したから吉谷さんは殺されたのだ。
僕はなんてことをしてしまったというよりかは、犯人はまだ捕まっておらずいまだ行方知らずでさまよってる可能性があることに危惧していた。
僕はその犯人に出会いませんようにと祈っていた。
「3」
その日は午後は曇り空だった。
僕はいつものように自宅でホラー小説を執筆していたがあの回覧板のことや殺人事件のことが気になり頭の中がぐちゃぐちゃになっており、執筆が捗れなかった。そんな時に玄関先にチャイムがなる。
「ま、まさかあの回覧板じゃないよな?」
僕は不安になりながらも玄関先まで向かった。
ーー「玄関口」ーー
玄関先には人影が立っていた。
どうやら、回覧板ではなさそうだった。
と、僕は玄関の鍵を開けて扉の戸を開ける。
そこには目立たない焦茶のコートを着込んだ白髪混じりの中年男性が立っており、手に警察手帳を掲げて見せた。
「少しお話よろしいでしょうか?」
どうやら刑事さんみたいだった。
「は、はいわかりました」
僕は素直に応じた。
「4」
「……ふむ。なるほどその回覧板の事も気になりますな」
僕は刑事さんに怪しい回覧板のことも伝えた。ほかに根掘り葉掘り聞かれたが特に差し当たらない回答した。
「ありがとうございます。では」
「あの」
「……何か?」
「吉谷さんの自宅で殺人事件が起きたのでしょう?しかも、頭が弾けるような悲惨なやつ。おまけに大量に血痕飛び散るほどの殺人事件でしょう。だから一刻も早く捕まって欲しいです!僕不安で眠れないですから」
「……わかりました。何かあれば署に連絡ください」
刑事さんは一礼した後、そのまま立ち去った。
不安な日常が僕の中で続いていた。それからしばらくして次の日の朝のこと、僕宛にあの回覧板が置かれていた。
僕は慌てて周囲を見渡すとあの人が遠くから僕を見張っていた。
「ま、まさか!そ、そんな……」
先日、訪ねてきた刑事さんだった。
そして吉谷さん同様に書かれた紙切れ1枚と同じ内容だった。
僕は絶望視した。
「5」
しばらくして僕は猿谷の姓を探し回った。しかしこの辺では猿谷の姓は珍しい方だった。
相手は刑事であり、しかも愉快犯だった。
警察に通報して助けを求めても必然的にあの刑事の耳に届くだろうと。
僕は助かるならなんでもしたかった。
そのときに柿谷さんと無駄な長話になりそうながらも僕は難なくかわしながら避けて道中目に止まったゴミ捨て場を見つけて僕はその場のゴミに回覧板を捨てた。
相手は愉快犯だから逆上するかも知れないがこの場には誰もいないし見られてなかったのでその場で立ち去った。
そして1週間過ぎたが何も起こらなかったので僕の中では安堵していた。
「6」
この日は激しい豪雨であり雷も鳴っていた。
僕はあの回覧板のことや犯人のことも記憶から薄れていた頃、チャイムが鳴った。
「はーい」と僕はいつものように玄関先に向かい玄関先の扉の戸を開けるとーー。
「あ、あなたは!?」
その見慣れた焦茶のコートを身につけた男の姿が。
頭に犬の覆面マスクを被っており、右手には拳銃を握りしめていた。
絶大絶命ピンチなときにとっさに玄関の扉の戸を閉めようとしたが相手は無理矢理蹴破り僕を羽交い締めして拳銃を僕の前に発砲する。
「うわあああああああ!!!!?」
見事に撃たれた。
……2発だ。
1発は向かいの刑事さんがーー。
もう1発はどこかの壁に撃ち込まれた。
「警察だ大人しくしろ!!」
そして僕に羽交い締めさせられた相手は肩を撃たれたのか痛がり刑事はスキを見て拳銃を取り上げられて複数の警官達に取り押さえられた。
その時に犬の覆面マスクが外される。
「そ、そんな!?なぜあなたが?」
犬の覆面マスクの正体は床屋の渡辺だった。
「7」
渡辺さんは以前から、この周辺を空き巣繰り返したらしくそこに偶然たまたま吉谷さん家で空き巣を見られた吉谷さんを殺害したらしい。そこで犯人が知らない情報を僕が刑事さんや渡辺さんに目をつけられたらしいだな。大量の血痕はまだ情報は公開してなくて、渡辺さんにいたっては強盗や空き巣に過敏に反応したらしくスキを見て僕を殺そうと計画してたらしい。渡辺さんともかく刑事さんにも狙われてたなんて。僕はあまりついてなかった。警察署で事情聴取終えた帰宅道中に僕の自宅玄関先に立っている柿谷さんが待っていた。
ーー僕が捨てた回覧板を携えながら。
僕の中で何か弾けるような音がした。
ーーーーーーー
「という怪異談だよ」
怪異談披露すると、友紀の友人達は早速無言で席を立ち急いでトイレに駆け込む。
彼の怪異談に慣れてる鐘技家一同はお茶を嗜む。
そんなビビり度合いを楽しむ猿谷慎也だった。
回乱◉BAN! 完
0
お気に入りに追加
9
あなたにおすすめの小説
サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。
トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。
いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。
考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。

会社の上司の妻との禁断の関係に溺れた男の物語
六角
恋愛
日本の大都市で働くサラリーマンが、偶然出会った上司の妻に一目惚れしてしまう。彼女に強く引き寄せられるように、彼女との禁断の関係に溺れていく。しかし、会社に知られてしまい、別れを余儀なくされる。彼女との別れに苦しみ、彼女を忘れることができずにいる。彼女との関係は、運命的なものであり、彼女との愛は一生忘れることができない。
クラスメイトの美少女と無人島に流された件
桜井正宗
青春
修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。
高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。
どうやら、漂流して流されていたようだった。
帰ろうにも島は『無人島』。
しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。
男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?

赤い部屋
山根利広
ホラー
YouTubeの動画広告の中に、「決してスキップしてはいけない」広告があるという。
真っ赤な背景に「あなたは好きですか?」と書かれたその広告をスキップすると、死ぬと言われている。
東京都内のある高校でも、「赤い部屋」の噂がひとり歩きしていた。
そんな中、2年生の天根凛花は「赤い部屋」の内容が自分のみた夢の内容そっくりであることに気づく。
が、クラスメイトの黒河内莉子は、噂話を一蹴し、誰かの作り話だと言う。
だが、「呪い」は実在した。
「赤い部屋」の手によって残酷な死に方をする犠牲者が、続々現れる。
凛花と莉子は、死の連鎖に歯止めをかけるため、「解決策」を見出そうとする。
そんな中、凛花のスマートフォンにも「あなたは好きですか?」という広告が表示されてしまう。
「赤い部屋」から逃れる方法はあるのか?
誰がこの「呪い」を生み出したのか?
そして彼らはなぜ、呪われたのか?
徐々に明かされる「赤い部屋」の真相。
その先にふたりが見たものは——。

百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる