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鐘技怪異談W❸巻【完結】
126話「火野木、全国火名手配される」
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お茶の間で流れている人気逆転ドラマ「花と田んぼ」。このドラマは昭和時代をベースに花が愛する小さな田んぼを守りぬくという青春日常ドラマであり、視聴率もかなりとれていた。
今テレビが流れてるシーンは家族団欒としていて食事を共にするシーンである。
「あー。くしゃみが出そうだ」
父親は食事最中にくしゃみが出そうな雰囲気である。
「もー。お父さん。ここでくしゃみしないでよ」
そこに主人公花がティッシュを渡す。
「あ、あー、あーは」
と、父親がくしゃみを今かとしそうなときに番組が切り替わる。
番組が切り替わった内容は特報で流すニュース番組である。
男性キャスターが早速ニュースを読み上げる。
「こんばんは。番組を切り替えてお知らせします。速報です。礼察庁は全国で相次いでる火事を起こしている火野木容疑者を全国火名手配しました」
お茶の間の視聴者は指名手配ではなく火名手配とはなんだ?という感じでスマホやパソコンにネット検索をかけていた。
「今、現在火野木首謀者率いる団体が火事を起こそうとしてる現場を繋いでます。川田アナウンサー?」
ニューススタジオは現場の方に切り替わる。
「はーい♪川田アナウンサーです♡早速ですが現場リポートします♡」
川田アナウンサーは今年30になったばかりであり、声も萌えボイスであまり緊張感がない。
「あ、きました♡何やら火野木の崇拝する集団がとある寂れた空き家で柏子木を叩いてます!」
火野木信奉する集団はひーのーよーじーんと一定のリズムを繰り返しながら、空き家に向かって唱える。
すると空き家が青白い炎が燃え出して、空き家から青白いモヤみたいな物が現れて叫び声を出す。
「もえ♡もえ♡もえ♡」
どこからか、萌えボイスの女性の声がしてくると、青白いモヤが消滅して空き家に燃える青白い炎は消えた。
「現場から以上です♡」
川田アナウンサーは満足気にうっとりした恍惚な表情になっていた。
と、ここでニューススタジオに切り替わる。
「以上、川田アナウンサーからでした」
ニュースキャスターは一言二言繰り返すと元の花と田んぼのドラマに差し替える。
「…………」
ドラマは終盤になっており、前までに家族団欒だったはずが荒れ果てていて、花はグレて髪を金髪になっており、父親はヨボヨボになっていきここでテレビドラマは終わる。
このテレビドラマを見た視聴者からの反響はSNSが炎上するほど不評であり、花と田んぼはここで番組打ち切りとなった。
火野木、全国火名手配される 完
今テレビが流れてるシーンは家族団欒としていて食事を共にするシーンである。
「あー。くしゃみが出そうだ」
父親は食事最中にくしゃみが出そうな雰囲気である。
「もー。お父さん。ここでくしゃみしないでよ」
そこに主人公花がティッシュを渡す。
「あ、あー、あーは」
と、父親がくしゃみを今かとしそうなときに番組が切り替わる。
番組が切り替わった内容は特報で流すニュース番組である。
男性キャスターが早速ニュースを読み上げる。
「こんばんは。番組を切り替えてお知らせします。速報です。礼察庁は全国で相次いでる火事を起こしている火野木容疑者を全国火名手配しました」
お茶の間の視聴者は指名手配ではなく火名手配とはなんだ?という感じでスマホやパソコンにネット検索をかけていた。
「今、現在火野木首謀者率いる団体が火事を起こそうとしてる現場を繋いでます。川田アナウンサー?」
ニューススタジオは現場の方に切り替わる。
「はーい♪川田アナウンサーです♡早速ですが現場リポートします♡」
川田アナウンサーは今年30になったばかりであり、声も萌えボイスであまり緊張感がない。
「あ、きました♡何やら火野木の崇拝する集団がとある寂れた空き家で柏子木を叩いてます!」
火野木信奉する集団はひーのーよーじーんと一定のリズムを繰り返しながら、空き家に向かって唱える。
すると空き家が青白い炎が燃え出して、空き家から青白いモヤみたいな物が現れて叫び声を出す。
「もえ♡もえ♡もえ♡」
どこからか、萌えボイスの女性の声がしてくると、青白いモヤが消滅して空き家に燃える青白い炎は消えた。
「現場から以上です♡」
川田アナウンサーは満足気にうっとりした恍惚な表情になっていた。
と、ここでニューススタジオに切り替わる。
「以上、川田アナウンサーからでした」
ニュースキャスターは一言二言繰り返すと元の花と田んぼのドラマに差し替える。
「…………」
ドラマは終盤になっており、前までに家族団欒だったはずが荒れ果てていて、花はグレて髪を金髪になっており、父親はヨボヨボになっていきここでテレビドラマは終わる。
このテレビドラマを見た視聴者からの反響はSNSが炎上するほど不評であり、花と田んぼはここで番組打ち切りとなった。
火野木、全国火名手配される 完
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