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仮説と検証
検証二
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前回は男だったので、今度は女性を追跡してみることにした。
女性が沢山集まっている学校に向けて適当に目を瞑って照射して、十八歳の女性を観察対象に決定した。
のっけから『D』や『S』、『O』や『E』が目まぐるしく反応した。学校で友達と楽しそうに喋っていることが原因のようだ。さっきの男とは大違いだった。男女差というものが顕著に現れているのかも知れない。
授業が始まると、たちまち『ストレス反応』が顕著となり、やがて『S』が反応し出すと、彼女はコクリコクリと気持ちの良い睡眠に入った。
学校が終わると彼女は駅のホームで誰かと待ち合わせをしているようだった。相手は彼女の父親と思われるぐらいの見た目をしていた。二人は人気のない場所にある建物の個室に入り、半裸になって組み合った。もしかしたらこれが地球で言うところのレスリングというものなのかも知れない。
レスリングの勝負は、両者の実力が拮抗しているようで、初めは男が上から覆い被さるような体勢だったのを、彼女がそれをひっくり返し、暫く主導権を握ったりと、中々目が離せない展開が繰り広げられた。
ただ、程よい運動をしているにも関わらず、彼女から分泌されているのは『ストレス反応』が主だったのが引っかかった。
程よい運動をしているのであれば『S』が分泌されるはずだし、好意を持っている相手と触れ合っているのであれば『O』が分泌されるはずなのに。
結局どちらが勝ったのか分からないままレスリングが終わると、男は彼女にお礼を言いながら何か紙を渡した。するとここで初めて彼女から『D』が分泌された。
『ストレス反応』に対しての『D』の分泌量は同等で、割りに合っているようだったが、それが長い目で見た時に本当に釣り合っているのかは判断できなかった。程よい運動をしているにも関わらず、彼女が『ストレス反応』を主に分泌していたと言う点がどうも引っ掛かった。
家に帰ると彼女は母親からご飯を提供され、それを食しながら母親の小言を聞いている。僅かに『ストレス反応』はあるが、ご飯が美味しいみたいで『D』の反応も度々見られる。父親はそれを笑いながら聞いていて、弟はご飯に夢中といった感じ。
一家団欒で『O』が多く分泌されそうだが、彼女からは僅かにしか分泌されていなかった。
彼女が自室に入り、電気を消して布団に入って暫くすると、彼女の父親が部屋に入ってきた。彼女はまだ起きていたが、布団にくるまって動きを見せなかった。そしてなぜか『ストレス反応』が出ていた。
父親が布団を剥がすと、先程のレスリングが始まった。
どうも、彼女はレスリングの選手を目指していて、父親が練習相手になってあげているようにも見えるが、その行為は一方的だし、彼女から分泌されているのは『ストレス反応』が主だった。
親の一方的な期待を押しつけられてのレスリングの練習だったのかもしれない。あるいは、この行為自体がレスリングとは別の何かだったのかも知れない。
総合的に見て、彼女は最初の男に比べてバランスよくモチベーション加増物質を分泌しているように見えたが、レスリングに対する『ストレス反応』を考えるとバランスが良いとは言えそうもない。
女性が沢山集まっている学校に向けて適当に目を瞑って照射して、十八歳の女性を観察対象に決定した。
のっけから『D』や『S』、『O』や『E』が目まぐるしく反応した。学校で友達と楽しそうに喋っていることが原因のようだ。さっきの男とは大違いだった。男女差というものが顕著に現れているのかも知れない。
授業が始まると、たちまち『ストレス反応』が顕著となり、やがて『S』が反応し出すと、彼女はコクリコクリと気持ちの良い睡眠に入った。
学校が終わると彼女は駅のホームで誰かと待ち合わせをしているようだった。相手は彼女の父親と思われるぐらいの見た目をしていた。二人は人気のない場所にある建物の個室に入り、半裸になって組み合った。もしかしたらこれが地球で言うところのレスリングというものなのかも知れない。
レスリングの勝負は、両者の実力が拮抗しているようで、初めは男が上から覆い被さるような体勢だったのを、彼女がそれをひっくり返し、暫く主導権を握ったりと、中々目が離せない展開が繰り広げられた。
ただ、程よい運動をしているにも関わらず、彼女から分泌されているのは『ストレス反応』が主だったのが引っかかった。
程よい運動をしているのであれば『S』が分泌されるはずだし、好意を持っている相手と触れ合っているのであれば『O』が分泌されるはずなのに。
結局どちらが勝ったのか分からないままレスリングが終わると、男は彼女にお礼を言いながら何か紙を渡した。するとここで初めて彼女から『D』が分泌された。
『ストレス反応』に対しての『D』の分泌量は同等で、割りに合っているようだったが、それが長い目で見た時に本当に釣り合っているのかは判断できなかった。程よい運動をしているにも関わらず、彼女が『ストレス反応』を主に分泌していたと言う点がどうも引っ掛かった。
家に帰ると彼女は母親からご飯を提供され、それを食しながら母親の小言を聞いている。僅かに『ストレス反応』はあるが、ご飯が美味しいみたいで『D』の反応も度々見られる。父親はそれを笑いながら聞いていて、弟はご飯に夢中といった感じ。
一家団欒で『O』が多く分泌されそうだが、彼女からは僅かにしか分泌されていなかった。
彼女が自室に入り、電気を消して布団に入って暫くすると、彼女の父親が部屋に入ってきた。彼女はまだ起きていたが、布団にくるまって動きを見せなかった。そしてなぜか『ストレス反応』が出ていた。
父親が布団を剥がすと、先程のレスリングが始まった。
どうも、彼女はレスリングの選手を目指していて、父親が練習相手になってあげているようにも見えるが、その行為は一方的だし、彼女から分泌されているのは『ストレス反応』が主だった。
親の一方的な期待を押しつけられてのレスリングの練習だったのかもしれない。あるいは、この行為自体がレスリングとは別の何かだったのかも知れない。
総合的に見て、彼女は最初の男に比べてバランスよくモチベーション加増物質を分泌しているように見えたが、レスリングに対する『ストレス反応』を考えるとバランスが良いとは言えそうもない。
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