コスプレオナニー趣味女

エピローグ

君の性癖は。

どれだけ意識を失っていたのだろう。
一日？数時間？数分？もしかして数秒かもしれない。
身体が重いというか、怠い。頭がボーっとする感じがする。脱力感というか疲労感というか、とにかく怠い。

恐る恐る目の前を確認してみると、やはり目の前には衣装を乱した彼女がいて、座椅子から半身を起こしてこちらを気怠そうに見つめていた。

やっぱり駄目だったか・・・
脱力した身体が更に脱力する。座椅子の内部の骨組みがギシッと音を立てた。

彼女はまだ果てたばかりといった雰囲気だし、外もまだ明るい。恐らく気を失っていたのは数分程度といったところか。流石にディルドのスイッチは止められている。

目の辺りに痒みを感覚したので、反射的に擦ろうとすると、華奢な手が目の前に現れた。まるで女の子の手みたいだ。それよりも、なぜ鏡の筈の私から手が伸びてくるのだ？。
お尻に異物感がある。まさかと思って確認すると、しっかりと黒いバイブの栓がしてあった。

これは、もしかして・・・

と言うことは、彼女は、今・・・

鏡の中の彼女と目が合った。