とにかく入れたい穴村

くろ

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開演

ロリータファッション

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拍手と歓声が鳴り響く中、舞台は暗転した。
まだ信じられなかった。まさか本当に入っていただなんて・・・
いったい、何が起きているのだ。頭がごちゃごちゃして、まさに錯乱状態だった。とりあえず今は何も考えたくない、ただ静かにしていたい。でも同時に、どうにかしなきゃと焦る気持ちがある。でもどうしたらいいのかわからない、ただ混乱しているだけで何もできない。もう誰かが手を差し伸べてくれることを願うばかりだ。
俺は栗山をコズいてこちらに注意を向かせた。何でも良いから、何らかの説明が欲しかった。
栗山は笑顔でこちらを振り向いたが、間もなく顎をしゃくって舞台の方を見るように俺に合図を送った。
暗転した舞台の中心に向かって、スポットライトが照射された。

また若い女性が真ん中で四つん這いになっている。さっきとは別の女性だった。
大型スクリーンに映し出されたその顔は、ロリコンが好みそうな、丸顔で目が少し離れ気味の童顔だった。
服装もそれを強調させるようなロリータファッションを身に纏っている。
水色をベースとした膨らみのあるスカートには、赤の花柄が散りばめられ、ポップで鮮やかな可愛いらしさが溢れていた。裾からは白いパニエがチラ見して、柔らかさを内側から押し広げている。
白の半そでブラウスの胸元には赤のリボンが施され、華やかにワンポイントを飾っていた。
肩までのストレートヘアの頭頂部には、スカートと同じ色柄の大きなリボンが飾られ、ロリータ風の雰囲気を際立たせつつ、全体の色調を調和させていた。足元は、広がりのあるスカートによって隠されて見えなかった。

彼女のプロフィールが巨大スクリーンに映し出される。

【エントリーナンバー②】
・名前 葵恵里菜
・年齢 二十二歳
・身長 153cm
・3サイズ B:75(C) W:59 H:90
・職業 家事代行
・趣味 お菓子作り、食べ歩き
・特技 高速たまご割り
・好きな食べ物 いちごのショートケーキ、餅、雪見だいふく
・好きな音楽 あいみょん
・好きな香り 生クリーム
・好きなタイプ 優しい人
・初体験 13歳。地元のヤンキーに無理やり。
・初体験の感想 ふわふわの皮と甘いアイスクリームが絶妙にマッチして、とても美味しかったです。
・経験人数 ひとり。
・意気込み あいみょんに会ってみたい~。
・今の気持ち 猫に喧嘩を売られた鏡のような気持ち。

彼女は瞳を固く閉ざして、マシーンのスイッチに手をかざしている。
きっと怖いのだろう。しかし、アレがアソコに入っているかどうかは、まだ分からない。これは演技の可能性がある。
膨らんだスカートが、高さ50cm程のピストンマシーン本体の上に被さる形に広がり、本体の中間あたりから伸びる、ディルドを装着するための管が全く見えない。
こちらからは、マシーンのその姿は殆ど隠れ、スカートからハミ出た、本体の後方部分が半分見えているだけの状況だった。

これだけ隠れていれば、入っていないかもしれない。ディルドも装着されていないのでは?

意を決した彼女がスイッチを押す。同時に悲鳴のような声が上がる。
昼休みのOLが道端を歩いていたら、足元の草陰から突然子猫が現れて、思わずしゃがみ込みながら発した時の声だった。
しゃがれ気味の声が、見た目とのギャップを感じさせた。彼女が声優をやるとすれば、きっと、少年役に抜擢されるだろう。
驚きの中に少し笑いが混じっている印象を受けた。例えるなら、ドッキリのターゲットが仕掛けられている最中のような反応だった。目の前で起きた理不尽な仕打ちに対して、真剣に受け止めることができず、冗談であることを期待し、それが本当に冗談だった場合に笑いで返す準備をしている雰囲気が、声から滲み出ていた。
しかし、その笑いもだんだんと事態の深刻さに押されていき、彼女の反応も、真剣一色に染まっていった。

彼女の様子がおかしい。ピストンマシーンが作動しているであろう機械音はするが、それをスッポリと覆っているスカートにはほとんど動きは無かった。主として動いている管が上手く干渉を避けているのだろうか。こちらから見れば、スイッチを押す前と押した後とでは、何も変化していないように見える。にも関わらず、その声は、ほとんど叫びのようにまで変化していた。
彼女は恐らく、今、まさに食べようとしてる目の前に置かれた雪見だいふくを「それ、犬にやっていい?」と言って取り上げようとしたら答えるであろう二文字の言葉を、一回だけ喉から絞り出して身体をのけ反らせた。
そして、仮に、あいみょんが雪見だいふく専門店を始めたとして、友達からその店の食べ歩きに誘われたとしたら言うであろう二文字の言葉を何度か叫び、全身を痙攣させた。
巨大スクリーンが彼女の顔をアップにした。
オデコの皮膚は上がっていた、が、瞼は閉ざされている。鼻の穴は広がり、口が小さいせいか、「あ」の形で開いているつもりが「お」の形のようになっていた。その口角からは、涎を伝わせ、彼女はそのことに気が付いていないようだった。

嘘だろ?・・・

でも、ピストンマシーンはスカートにほとんど隠れて見えないし、もしかしたら作動すらしていないかもしれない。スカートもほとんど動いていなかったし、機械音なんて演出でどうにかできそうだ。
うん、彼女は演技が上手かった。

程なくしてピストンマシーンの作動音が止まる。彼女は仰け反っていた身体を前方に倒れ込ませ、肩で息をしながら腰をガクガクと痙攣させていた。
軽快なリズムの音楽と同時に、舞台上の彼女とピストンマシーンを囲う円周の範囲だけが回転を始めた。
彼女の身体の向きが、時計回りで変わっていく。

今度こそ見せパンに違いない・・・

彼女の身体の向きは、斜めになり、横になり、ついに、隠れていた白い肌が、だんだんと露わとなってくる。
お尻が完全にこちらに向くと同時に音楽が鳴り止み、セクシーな女性の声の効果音が鳴り響いた。

正面を向いたお尻には、膨らんだスカートが「かまくら」を形成するように覆っていた。ピストンマシーン本体にスカートの裾が被さり、かまくらの出入り口を大きく開放させている。
白いお尻と太ももは、理想通りのムチムチとした肉付きで、その柔らかな肉感は、ロリコンのキュートアグレッションを大いに暴走させる恐れがあった。更に、白のニーハイが絶対領域まで形成して見せてくるからタマラナイ。
クリーム色のパンティーは、尻肉のサイドまで寄せられ、Iラインを隠す生地は、何も見当たらなかった。肉付きの良い尻肉の間に潜む菊座は、ひときわ小さな穴に見えた。
ピストンマシーンの管の先端には、やはりディルドが装着されており、絶頂を果たしたばかりの悦びのヌメリを帯びたメス穴に、深々と埋め込まれていた。
巨大スクリーンに、その様子がデカデカと映し出されている。

彼女は呼吸を整えると、ハッキリとした聞きやすい声で言った。

「安心して下さい。はいtt
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