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46.断ち切れない糸
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「あぁ……やっ……舐めちゃいや……ぁ……やめてぇ……おかしくなる……っ」
シーツをきつく握りながら、ステファニアは許しを請うが、口から出るのは舌足らずな甘い喘ぎだ。
やがて、腰の奥から熱いうねりがこみあげてくる。
ひときわ強く、充血した花芽を吸い上げられた瞬間、ステファニアの頭の奥で何かが弾け、目の前が白く染まった。
「あっ……やっ……あ、あぁ……っ!」
全身をのけ反らせ、ステファニアは絶頂に追い込まれていく。下肢が激しく収縮し、さらに蜜があふれてシーツを濡らしていった。
「サラ……可愛いな」
瞳に満足そうな光をたたえて、アドリアンはステファニアの蜂蜜色の髪を優しく撫でる。
深い愉悦の余韻に浸りながら放心しているステファニアだったが、優しい手の感触にうっとりと目を細めた。
しかし、心地よさに浸りきることを許さないように、とろとろに潤んだ蜜口に熱い塊が押し付けられる。
「あ……ああっ!」
待ち望んでいたものが媚肉をこじ開け、奥へ奥へと入り込んでいく。何度となく繰り返されたこの行為だが、これまで感じたことのない充足感が満ちていき、ステファニアの全身を甘く痺れさせる。
ゆっくりと押し入れ、引き抜いていく、焦らすような動きがもどかしく、ステファニアは小さく腰を揺らす。
「サラ……愛している……」
ねだるようなステファニアの動きにくすりと笑うと、アドリアンはそっと囁いて口づけを落とした。
その言葉に、ステファニアの胸の奥が激しく震える。
「アド……リア……ン……」
国王の寵姫として、ずっと抑えていた想いがあふれ出してくる。
ステファニアが本当に望んでいるのは、目の前の男なのだ。寵姫である自分の立場もすべて放り出し、ステファニアは心のまま、アドリアンにしがみついた。
アドリアンもしがみつくステファニアをぎゅっと抱きしめた後、腰を激しく突き上げ、揺さぶってきた。
「あっ、ああっ……いい……っ」
大きく穿たれ、抉られるたび、ステファニアは悦びに震え、甘い声を紡ぎ出す。
密着した腰に花唇や花芽が押しつけられ、揺すられるたびに新たな快楽が幾重にもにじみだしていく。
再び、深い快楽の波が押し寄せてきた。
太く硬い雄がひときわ奥を貫いた瞬間、身体が弾けるような激しい疼きがわきあがり、熱い奔流が最奥に注ぎ込まれる。
「はっ……あ、あぁああ……っ!」
意識が飛びそうになるほどの激しい快楽が全身を駆け巡り、ステファニアは深い絶頂を迎えた。
愛しい男と身も心も結ばれる歓喜が、ステファニアを満たす。
自分を見てくれれば思いを振り切れるだろうかと思ったが、とんでもない。
振り切るどころか、この幸福を手放したくないという欲が湧き上がってくるだけだ。
しかし、アドリアンには依然として傀儡の糸が絡みつき、逃れる術は見当たらない。つかの間の儚い幸せを噛み締め、ステファニアはそっとアドリアンの胸に顔を埋めた。
シーツをきつく握りながら、ステファニアは許しを請うが、口から出るのは舌足らずな甘い喘ぎだ。
やがて、腰の奥から熱いうねりがこみあげてくる。
ひときわ強く、充血した花芽を吸い上げられた瞬間、ステファニアの頭の奥で何かが弾け、目の前が白く染まった。
「あっ……やっ……あ、あぁ……っ!」
全身をのけ反らせ、ステファニアは絶頂に追い込まれていく。下肢が激しく収縮し、さらに蜜があふれてシーツを濡らしていった。
「サラ……可愛いな」
瞳に満足そうな光をたたえて、アドリアンはステファニアの蜂蜜色の髪を優しく撫でる。
深い愉悦の余韻に浸りながら放心しているステファニアだったが、優しい手の感触にうっとりと目を細めた。
しかし、心地よさに浸りきることを許さないように、とろとろに潤んだ蜜口に熱い塊が押し付けられる。
「あ……ああっ!」
待ち望んでいたものが媚肉をこじ開け、奥へ奥へと入り込んでいく。何度となく繰り返されたこの行為だが、これまで感じたことのない充足感が満ちていき、ステファニアの全身を甘く痺れさせる。
ゆっくりと押し入れ、引き抜いていく、焦らすような動きがもどかしく、ステファニアは小さく腰を揺らす。
「サラ……愛している……」
ねだるようなステファニアの動きにくすりと笑うと、アドリアンはそっと囁いて口づけを落とした。
その言葉に、ステファニアの胸の奥が激しく震える。
「アド……リア……ン……」
国王の寵姫として、ずっと抑えていた想いがあふれ出してくる。
ステファニアが本当に望んでいるのは、目の前の男なのだ。寵姫である自分の立場もすべて放り出し、ステファニアは心のまま、アドリアンにしがみついた。
アドリアンもしがみつくステファニアをぎゅっと抱きしめた後、腰を激しく突き上げ、揺さぶってきた。
「あっ、ああっ……いい……っ」
大きく穿たれ、抉られるたび、ステファニアは悦びに震え、甘い声を紡ぎ出す。
密着した腰に花唇や花芽が押しつけられ、揺すられるたびに新たな快楽が幾重にもにじみだしていく。
再び、深い快楽の波が押し寄せてきた。
太く硬い雄がひときわ奥を貫いた瞬間、身体が弾けるような激しい疼きがわきあがり、熱い奔流が最奥に注ぎ込まれる。
「はっ……あ、あぁああ……っ!」
意識が飛びそうになるほどの激しい快楽が全身を駆け巡り、ステファニアは深い絶頂を迎えた。
愛しい男と身も心も結ばれる歓喜が、ステファニアを満たす。
自分を見てくれれば思いを振り切れるだろうかと思ったが、とんでもない。
振り切るどころか、この幸福を手放したくないという欲が湧き上がってくるだけだ。
しかし、アドリアンには依然として傀儡の糸が絡みつき、逃れる術は見当たらない。つかの間の儚い幸せを噛み締め、ステファニアはそっとアドリアンの胸に顔を埋めた。
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