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おまけ
続いていく物語6
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「さあ、ハルト。そろそろいいよね。このままの体勢のほうが嬉しいけれど……最初だとつらいかもしれないから、我慢だね」
熱を含んだ声で囁くと、セイは晴人を抱えあげ、うつ伏せにして床に降ろす。冷たく、硬い大理石が迫ってくることに身構える晴人だったが、予想に反してふんわりとした柔らかい感触に包まれる。
おそらく、これも魔素を使った魔法だろう。晴人には真似できない業だ。
しかし感心したのもつかの間、すぐに四つん這いにされて腰だけを高く掲げ上げられ、淫らな姿勢に晴人は羞恥を覚える。
「ちょっ……! こんな格好……!」
「うん、ごめんね。僕も抱き合いたいんだけれど、最初はこの体位のほうがいいと思うから。慣れてきたら、もっといろいろしようね」
微妙に噛み合わないセイの言葉とともに、ぐっと硬いものが晴人の秘所に押し付けられた。
とうとう、ゲーム世界でも守りぬいた貞操が散らされるときがきたようだ。晴人の胸は無念さに覆われながらも、どこか心の奥底で捕食される悦びという被虐的な愉悦がくすぶる。
「あっ……やぁ……んっ、くぅっ……!」
呆気なく、体内に異物が侵入してきた。指とは比べ物にならない質量に息苦しさを覚えるが、痛みはない。
奥へ奥へと侵入され、内側を犯される初めての感覚に、晴人はぎゅっと目を瞑って呻き声をもらす。
「……んっ、全部入ったよ。大丈夫だっただろう?」
「ああっ……あ、んんっ……」
少し息を乱したセイの声が響く。しかし、晴人は己を引き裂く凶器がもたらす快楽に翻弄され、まともに答えることなどできない。
もっとも晴人の甘い呻きは十分な答えになったようで、セイは腰を動かし始める。
「やあっ……! ひっ……ああっ……!」
晴人の頭は白く埋め尽くされ、何も考えられなくなる。
秘所を貫かれるたびに快楽が弾け、全身に広がっていく。身体にも力が入らず、ただ崩れ落ちないように必死に力をこめる。
「も、もう……! あ、ああっ……ん……っ!」
「ぼ、僕も、もう……っ!」
晴人が達すると同時に、セイも内部に欲望を解き放った。
中で熱く弾けた快楽によって、晴人はさらに深い快楽へと引きずり込まれ、甘ったるい嬌声をあげながら、がくりと崩れ落ちた。
熱を含んだ声で囁くと、セイは晴人を抱えあげ、うつ伏せにして床に降ろす。冷たく、硬い大理石が迫ってくることに身構える晴人だったが、予想に反してふんわりとした柔らかい感触に包まれる。
おそらく、これも魔素を使った魔法だろう。晴人には真似できない業だ。
しかし感心したのもつかの間、すぐに四つん這いにされて腰だけを高く掲げ上げられ、淫らな姿勢に晴人は羞恥を覚える。
「ちょっ……! こんな格好……!」
「うん、ごめんね。僕も抱き合いたいんだけれど、最初はこの体位のほうがいいと思うから。慣れてきたら、もっといろいろしようね」
微妙に噛み合わないセイの言葉とともに、ぐっと硬いものが晴人の秘所に押し付けられた。
とうとう、ゲーム世界でも守りぬいた貞操が散らされるときがきたようだ。晴人の胸は無念さに覆われながらも、どこか心の奥底で捕食される悦びという被虐的な愉悦がくすぶる。
「あっ……やぁ……んっ、くぅっ……!」
呆気なく、体内に異物が侵入してきた。指とは比べ物にならない質量に息苦しさを覚えるが、痛みはない。
奥へ奥へと侵入され、内側を犯される初めての感覚に、晴人はぎゅっと目を瞑って呻き声をもらす。
「……んっ、全部入ったよ。大丈夫だっただろう?」
「ああっ……あ、んんっ……」
少し息を乱したセイの声が響く。しかし、晴人は己を引き裂く凶器がもたらす快楽に翻弄され、まともに答えることなどできない。
もっとも晴人の甘い呻きは十分な答えになったようで、セイは腰を動かし始める。
「やあっ……! ひっ……ああっ……!」
晴人の頭は白く埋め尽くされ、何も考えられなくなる。
秘所を貫かれるたびに快楽が弾け、全身に広がっていく。身体にも力が入らず、ただ崩れ落ちないように必死に力をこめる。
「も、もう……! あ、ああっ……ん……っ!」
「ぼ、僕も、もう……っ!」
晴人が達すると同時に、セイも内部に欲望を解き放った。
中で熱く弾けた快楽によって、晴人はさらに深い快楽へと引きずり込まれ、甘ったるい嬌声をあげながら、がくりと崩れ落ちた。
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