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110.最後の夜4
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「さあ……次は僕の番だよ……天国に連れて行ってあげる……」
そう言って、達して間もないアデルジェスのものに手を這わせる。
「えっ……ちょ、ちょっと! うっ……」
抵抗しようとするが、ミゼアスの手は快楽のつぼを押さえている。たちまちにアデルジェスのものは硬度を増していった。
最初のときにも目を奪われた花と蝶の模様が、やけに浮かび上がって見える。白花第一位の証だという、美しくも忌々しい模様。
絡み付く花と舞う蝶が離れたと思ったら、ミゼアスが腰を沈め、体内にアデルジェスを受け入れていく。先ほどアデルジェスを飲み込んだばかりのそこは、あっさりと侵入物を受け入れた。
「ううっ……」
食いちぎられそうなほど、締め付けてくる。それだけでアデルジェスは気が遠くなるようだった。
「もっと、もっと楽しんで……」
ミゼアスの笑みが、まるで悪魔のように見える。
そしてミゼアスは腰を使い始めた。しなやかな動きで、アデルジェスに快楽を与えていく。内部は絡みつきながら締め付け、アデルジェスに深い快感を与える角度で動かれる。
「うっ……ううっ……出る……」
あっさりとアデルジェスは達してしまった。
「ふふ……まずは一回……もっと気持ちよくなろうね……?」
優しげな笑みを浮かべて囁くミゼアス。しかしアデルジェスにとってその笑顔は恐怖でしかない。
再び内部がきつく締め上げられ、アデルジェスを元気にするべく蠢き出す。
「ちょっ……また、そんなっ……」
アデルジェスのものが硬度を増したのを感じ取ると、ミゼアスは腰を大きく動かし始める。耐えられないほどの快楽がアデルジェスを襲う。
出したばかりだというのに、またもあっけなく達してしまった。
「ねえ……僕の中、どう? 気持ちいい?」
くすくすと笑いながら、ミゼアスが問いかけてくる。
気持ちは良い。とても良い。信じられないほどの快楽だ。しかし、精気を吸い取られているかのように、身体から力が抜けていく。命を削られているような気分だ。
「黙っているっていうことは、あまり気持ち良くないのかな。そっか、ごめんね。じゃあ、もっと頑張るよ」
「まっ……待って! 気持ちいいです! 凄いです! だから、許して!」
恐ろしいことを言うミゼアスを慌てて止める。
「えー? だってきみも成長したみたいだし、さっきはその成果を披露してくれたよね。だったら僕も、少しくらいは本気を見せてあげないと」
「調子に乗ってごめんなさい! 俺が悪かったです!」
「んー、まだ半分も本気を出していないよ? もうちょっと頑張ってよ」
無慈悲にそう言うと、ミゼアスはアデルジェスを締め付け、快楽を与える動作を再開する。
またも白く染まりつつある頭の中、アデルジェスは自らの行いを後悔していた。
やはり敵う相手ではないのだ。先ほどのミゼアスを翻弄していると思えた、わずかな心地よさの代償は重かった。
しかもこれで半分も本気を出していないということは、本気を出したら殺されてしまうのではないだろうか。
苦しいほどの快楽が何度もアデルジェスを襲う。まだまだ許してもらえそうにはなかった。
この島でのミゼアスとの交わりは上に乗られることから始まり、上に乗られて終わりそうだった。
そう言って、達して間もないアデルジェスのものに手を這わせる。
「えっ……ちょ、ちょっと! うっ……」
抵抗しようとするが、ミゼアスの手は快楽のつぼを押さえている。たちまちにアデルジェスのものは硬度を増していった。
最初のときにも目を奪われた花と蝶の模様が、やけに浮かび上がって見える。白花第一位の証だという、美しくも忌々しい模様。
絡み付く花と舞う蝶が離れたと思ったら、ミゼアスが腰を沈め、体内にアデルジェスを受け入れていく。先ほどアデルジェスを飲み込んだばかりのそこは、あっさりと侵入物を受け入れた。
「ううっ……」
食いちぎられそうなほど、締め付けてくる。それだけでアデルジェスは気が遠くなるようだった。
「もっと、もっと楽しんで……」
ミゼアスの笑みが、まるで悪魔のように見える。
そしてミゼアスは腰を使い始めた。しなやかな動きで、アデルジェスに快楽を与えていく。内部は絡みつきながら締め付け、アデルジェスに深い快感を与える角度で動かれる。
「うっ……ううっ……出る……」
あっさりとアデルジェスは達してしまった。
「ふふ……まずは一回……もっと気持ちよくなろうね……?」
優しげな笑みを浮かべて囁くミゼアス。しかしアデルジェスにとってその笑顔は恐怖でしかない。
再び内部がきつく締め上げられ、アデルジェスを元気にするべく蠢き出す。
「ちょっ……また、そんなっ……」
アデルジェスのものが硬度を増したのを感じ取ると、ミゼアスは腰を大きく動かし始める。耐えられないほどの快楽がアデルジェスを襲う。
出したばかりだというのに、またもあっけなく達してしまった。
「ねえ……僕の中、どう? 気持ちいい?」
くすくすと笑いながら、ミゼアスが問いかけてくる。
気持ちは良い。とても良い。信じられないほどの快楽だ。しかし、精気を吸い取られているかのように、身体から力が抜けていく。命を削られているような気分だ。
「黙っているっていうことは、あまり気持ち良くないのかな。そっか、ごめんね。じゃあ、もっと頑張るよ」
「まっ……待って! 気持ちいいです! 凄いです! だから、許して!」
恐ろしいことを言うミゼアスを慌てて止める。
「えー? だってきみも成長したみたいだし、さっきはその成果を披露してくれたよね。だったら僕も、少しくらいは本気を見せてあげないと」
「調子に乗ってごめんなさい! 俺が悪かったです!」
「んー、まだ半分も本気を出していないよ? もうちょっと頑張ってよ」
無慈悲にそう言うと、ミゼアスはアデルジェスを締め付け、快楽を与える動作を再開する。
またも白く染まりつつある頭の中、アデルジェスは自らの行いを後悔していた。
やはり敵う相手ではないのだ。先ほどのミゼアスを翻弄していると思えた、わずかな心地よさの代償は重かった。
しかもこれで半分も本気を出していないということは、本気を出したら殺されてしまうのではないだろうか。
苦しいほどの快楽が何度もアデルジェスを襲う。まだまだ許してもらえそうにはなかった。
この島でのミゼアスとの交わりは上に乗られることから始まり、上に乗られて終わりそうだった。
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