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お仕置き 3
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ミゼアスは呆れたようにヴァレンを見下ろすと、ヴァレンの中心に手を這わせた。まだ柔らかいそこを緩やかに包み込み、穏やかな刺激を与える。
「ちょっ……それ、やめましょうよ。俺がミゼアス兄さんにご奉仕しますから、それでお許しください」
「きみにしてもらってもねぇ……僕の身体のことは知っているだろう?」
ゆるゆると手を這わせながら、ミゼアスはゆっくりと息を吐き出す。
「ああ、不感症ですか」
「嫌な言い方だけれどね。まあとにかく、肉体的な快楽はほとんど感じないから、奉仕されても嬉しくない」
「じゃあ、いっそやめましょう」
まだ軽く触れられているだけなので、余裕はある。今のうちにやめてほしかった。
「残るのは精神的な快楽だろう? というわけで、いい声を聞かせてね」
にっこり笑ってミゼアスは手の動きを強める。
「あっ……ちょっ……ミゼアス兄さん、やめっ……」
ミゼアスの手は的確にヴァレンから快楽を引き出していく。とうてい耐えられるはずがなかった。
「だらしないなぁ。ちょっと触っただけでこれかい」
のんびりとした声をこぼしながら、ミゼアスは確実にヴァレンを追い詰めていく。しかし達しそうになると、ふと手を緩めた。
「あ……でも、きみの今晩の仕事はどうなっているんだい? 床入りするのかい?」
「し……します! もう、床入りしまくりです!」
どうにか逃れたい一心でヴァレンは叫ぶ。
「そうか。じゃあ、あまり負担になるようなことはできないね。それなら、こうしよう」
ミゼアスは『黒の箱』から何かを取り出し、はちきれそうになっていたヴァレン自身の根元に素早く巻きつけた。
「ちょっ……! 取って、取ってください!」
ヴァレンが悲痛な声をあげるが、ミゼアスは構わずにくすくすと楽しそうな笑い声を漏らす。
「……よし、と。ほら、可愛らしく飾ってあげたよ」
赤い紐でヴァレン自身の根元を戒め、最後に可愛らしい蝶結びを作ってミゼアスはにっこりと笑う。
「これでもう吐き出せないから、無駄に体力を消耗しなくてすむよね。あまり負担をかけると、夜に響くものね」
「ちょっ……それ、やめましょうよ。俺がミゼアス兄さんにご奉仕しますから、それでお許しください」
「きみにしてもらってもねぇ……僕の身体のことは知っているだろう?」
ゆるゆると手を這わせながら、ミゼアスはゆっくりと息を吐き出す。
「ああ、不感症ですか」
「嫌な言い方だけれどね。まあとにかく、肉体的な快楽はほとんど感じないから、奉仕されても嬉しくない」
「じゃあ、いっそやめましょう」
まだ軽く触れられているだけなので、余裕はある。今のうちにやめてほしかった。
「残るのは精神的な快楽だろう? というわけで、いい声を聞かせてね」
にっこり笑ってミゼアスは手の動きを強める。
「あっ……ちょっ……ミゼアス兄さん、やめっ……」
ミゼアスの手は的確にヴァレンから快楽を引き出していく。とうてい耐えられるはずがなかった。
「だらしないなぁ。ちょっと触っただけでこれかい」
のんびりとした声をこぼしながら、ミゼアスは確実にヴァレンを追い詰めていく。しかし達しそうになると、ふと手を緩めた。
「あ……でも、きみの今晩の仕事はどうなっているんだい? 床入りするのかい?」
「し……します! もう、床入りしまくりです!」
どうにか逃れたい一心でヴァレンは叫ぶ。
「そうか。じゃあ、あまり負担になるようなことはできないね。それなら、こうしよう」
ミゼアスは『黒の箱』から何かを取り出し、はちきれそうになっていたヴァレン自身の根元に素早く巻きつけた。
「ちょっ……! 取って、取ってください!」
ヴァレンが悲痛な声をあげるが、ミゼアスは構わずにくすくすと楽しそうな笑い声を漏らす。
「……よし、と。ほら、可愛らしく飾ってあげたよ」
赤い紐でヴァレン自身の根元を戒め、最後に可愛らしい蝶結びを作ってミゼアスはにっこりと笑う。
「これでもう吐き出せないから、無駄に体力を消耗しなくてすむよね。あまり負担をかけると、夜に響くものね」
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