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23.王女の最期
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「あ……」
戸惑いながらセレディローサが見上げれば、熱を帯びながらも真剣な瞳と視線が合う。
「……俺は黒狼王。この牙で、これから王女セレディローサの純潔を貫く」
先ほどまで指が入っていた場所に、違う硬いものが押し付けられた。ゆっくりと、指とは比べ物にならない質量が内部を押し広げていく。
圧迫感にセレディローサは目を見開くが、不思議と苦痛は感じなかった。ただ溶けるような幸福感だけがわきあがってくる。
「王女セレディローサは、今ここで生を終える。そして、王妃セレディローサが誕生するんだ!」
宣言と共に、奥まで一気に貫かれた。
「ああっ!」
目の前が真っ白になり、セレディローサは絶叫した。内部がひくひくと痙攣しているのが自分でもわかる。勝手に収縮するたびに中の熱い塊を感じ取り、愉悦が滲み出していく。
全身が快楽と多幸感に包まれる。ふわふわと笑い出したくなってくるようで、周囲には金色の粒が踊っているようにすら見えた。
「……よし、発動した」
安堵の滲んだデイネストの声が響くが、霞んでしまっているセレディローサの頭ではよく理解できない。
どういうことかと尋ねる前に、穿たれたものが動き出して快楽が走り、さらに頭が霞む。
「あっ……ああっ、これなに……あぁ!」
貫かれるたびに歓喜がわきあがり、全身に伝わっていく。セレディローサは未知の快楽に翻弄されることしかできなかった。
自分が自分でなくなってしまいそうな恐怖すら覚えるが、己の身を貫いているのがデイネストだと思えば、恐怖は薄れていく。
「デイネスト……デイネスト……」
はじけとんで消えてしまいそうな己を繋ぎとめるように、セレディローサはデイネストにしがみついた。
「セレディローサ……」
抱きしめ返してくれる腕の強さに、セレディローサは幸せを感じる。
「ああ……っ! ……んっ……あぁ! ……ああん!」
激しく突き上げられ、セレディローサはもう何も考えられなくなっていた。
ただひたすらに、デイネストが与えてくれる快感だけを求める。
「あっ……ああっ……ああっ! 気持ちいい……もっとぉ……!」
自ら腰を揺らしながら、さらなる快楽を求めてしまう。そんな自分を浅ましいと思う余裕すらなかった。
「可愛いよ、セレディローサ……!」
デイネストの動きが激しくなり、さらに深く強く突かれ、揺さぶられる。そのたびに、セレディローサは喜悦の悲鳴を上げた。
「ああっ! ……んっ……ああっ……ああっ……ああっ!!」
「セレディローサ……っ」
デイネストが切なげに名前を呼ぶと同時に、セレディローサの中で弾ける。熱い飛沫が叩きつけられる感覚に、セレディローサもまた絶頂を迎えた。
「あぁっ……あぁ……んっ……」
びくんっと身体を震わせ、意識を飛ばしそうになるセレディローサの身体を、デイネストが強く抱き締めた。
まだ繋がったままの状態で、二人はしばらく動かずにいた。お互いの息遣いと心音を聞きながら、充足感に浸る。
やがて、どちらからともなく唇を重ね、舌を絡め合った。
「愛してるよ、セレディローサ」
耳元で囁かれた言葉に、セレディローサは笑みを浮かべる。
「私も……あなたを愛しているわ……」
セレディローサはそう答え、再び口づけを交わし合う。
こうして幸福と快楽のうちに、王女は王妃へと生まれ変わっていった。
戸惑いながらセレディローサが見上げれば、熱を帯びながらも真剣な瞳と視線が合う。
「……俺は黒狼王。この牙で、これから王女セレディローサの純潔を貫く」
先ほどまで指が入っていた場所に、違う硬いものが押し付けられた。ゆっくりと、指とは比べ物にならない質量が内部を押し広げていく。
圧迫感にセレディローサは目を見開くが、不思議と苦痛は感じなかった。ただ溶けるような幸福感だけがわきあがってくる。
「王女セレディローサは、今ここで生を終える。そして、王妃セレディローサが誕生するんだ!」
宣言と共に、奥まで一気に貫かれた。
「ああっ!」
目の前が真っ白になり、セレディローサは絶叫した。内部がひくひくと痙攣しているのが自分でもわかる。勝手に収縮するたびに中の熱い塊を感じ取り、愉悦が滲み出していく。
全身が快楽と多幸感に包まれる。ふわふわと笑い出したくなってくるようで、周囲には金色の粒が踊っているようにすら見えた。
「……よし、発動した」
安堵の滲んだデイネストの声が響くが、霞んでしまっているセレディローサの頭ではよく理解できない。
どういうことかと尋ねる前に、穿たれたものが動き出して快楽が走り、さらに頭が霞む。
「あっ……ああっ、これなに……あぁ!」
貫かれるたびに歓喜がわきあがり、全身に伝わっていく。セレディローサは未知の快楽に翻弄されることしかできなかった。
自分が自分でなくなってしまいそうな恐怖すら覚えるが、己の身を貫いているのがデイネストだと思えば、恐怖は薄れていく。
「デイネスト……デイネスト……」
はじけとんで消えてしまいそうな己を繋ぎとめるように、セレディローサはデイネストにしがみついた。
「セレディローサ……」
抱きしめ返してくれる腕の強さに、セレディローサは幸せを感じる。
「ああ……っ! ……んっ……あぁ! ……ああん!」
激しく突き上げられ、セレディローサはもう何も考えられなくなっていた。
ただひたすらに、デイネストが与えてくれる快感だけを求める。
「あっ……ああっ……ああっ! 気持ちいい……もっとぉ……!」
自ら腰を揺らしながら、さらなる快楽を求めてしまう。そんな自分を浅ましいと思う余裕すらなかった。
「可愛いよ、セレディローサ……!」
デイネストの動きが激しくなり、さらに深く強く突かれ、揺さぶられる。そのたびに、セレディローサは喜悦の悲鳴を上げた。
「ああっ! ……んっ……ああっ……ああっ……ああっ!!」
「セレディローサ……っ」
デイネストが切なげに名前を呼ぶと同時に、セレディローサの中で弾ける。熱い飛沫が叩きつけられる感覚に、セレディローサもまた絶頂を迎えた。
「あぁっ……あぁ……んっ……」
びくんっと身体を震わせ、意識を飛ばしそうになるセレディローサの身体を、デイネストが強く抱き締めた。
まだ繋がったままの状態で、二人はしばらく動かずにいた。お互いの息遣いと心音を聞きながら、充足感に浸る。
やがて、どちらからともなく唇を重ね、舌を絡め合った。
「愛してるよ、セレディローサ」
耳元で囁かれた言葉に、セレディローサは笑みを浮かべる。
「私も……あなたを愛しているわ……」
セレディローサはそう答え、再び口づけを交わし合う。
こうして幸福と快楽のうちに、王女は王妃へと生まれ変わっていった。
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