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7.呪われしアルストメリー
きっとこれは、アルフィーにとって最大の地雷
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「神を司る魔人って……」
そう、話を始めようとして、ほんの数秒後のこと。
(あ、これマジな地雷だ)
もはや説明はいらないかもしれないが、アルフィーが入り込んだアザレアの体から、またしても黒いモヤのようなものが見える。
「神を司る魔人……だと……?」
「あ、ええと……」
怒っている。
確実に。
私はまだ、5W1Hの内、WHO……つまり、誰が、に当てはまることしか言ってない。
そのタイミングで怒るということは、やはり……。
「私、見てしまったの」
「何を」
(ううっ……マジ怒りモード、やっぱり怖いなぁ……)
でも、これで確信した。
ここから一気に、畳み掛けられそうだ。
「神を司る魔人は、あなたの好きな人だったの?」
「は!?なっ!?え!?」
(お?何だ?その反応は)
マジ怒りモードが、一気に思春期DTモードに変換されたようだ。
「おい……おかしくないか?アザレア」
「もう少し黙っててくれませんか王子」
「何だその言い草」
「カサブランカ取り戻したいなら、我慢……できますよね」
「…………うっ…………」
やはり。
思春期の心を持つ男を揺さぶるには、好きでたまらない人間のことを持ち出すに限る。
「お前……何故……急にそんなことを……」
「ああ……それは……」
(私の考えが正しければ……)
あの、ビジョンがアルフィーの記憶だったとしたら。
もっと自分を見て欲しいと焦がれていた気持ちが、アルフィー自身のものだったとしたら。
(だから、あんなにも自然を司る魔人を憎んでいた……?)
メルキオールという名の……エディ王子の魂の核でもある人物が、神を司る魔人……ルカと呼ばれていた少女を犯していたから。
(言うべき、だろうか?)
私が、アザレアの体に入り込んだ時に見たということを。
もしもこれが真実だとしたら、きっとこれは、アルフィーにとって最大の地雷になる。
そう、話を始めようとして、ほんの数秒後のこと。
(あ、これマジな地雷だ)
もはや説明はいらないかもしれないが、アルフィーが入り込んだアザレアの体から、またしても黒いモヤのようなものが見える。
「神を司る魔人……だと……?」
「あ、ええと……」
怒っている。
確実に。
私はまだ、5W1Hの内、WHO……つまり、誰が、に当てはまることしか言ってない。
そのタイミングで怒るということは、やはり……。
「私、見てしまったの」
「何を」
(ううっ……マジ怒りモード、やっぱり怖いなぁ……)
でも、これで確信した。
ここから一気に、畳み掛けられそうだ。
「神を司る魔人は、あなたの好きな人だったの?」
「は!?なっ!?え!?」
(お?何だ?その反応は)
マジ怒りモードが、一気に思春期DTモードに変換されたようだ。
「おい……おかしくないか?アザレア」
「もう少し黙っててくれませんか王子」
「何だその言い草」
「カサブランカ取り戻したいなら、我慢……できますよね」
「…………うっ…………」
やはり。
思春期の心を持つ男を揺さぶるには、好きでたまらない人間のことを持ち出すに限る。
「お前……何故……急にそんなことを……」
「ああ……それは……」
(私の考えが正しければ……)
あの、ビジョンがアルフィーの記憶だったとしたら。
もっと自分を見て欲しいと焦がれていた気持ちが、アルフィー自身のものだったとしたら。
(だから、あんなにも自然を司る魔人を憎んでいた……?)
メルキオールという名の……エディ王子の魂の核でもある人物が、神を司る魔人……ルカと呼ばれていた少女を犯していたから。
(言うべき、だろうか?)
私が、アザレアの体に入り込んだ時に見たということを。
もしもこれが真実だとしたら、きっとこれは、アルフィーにとって最大の地雷になる。
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