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7.呪われしアルストメリー
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「貴様、よくもそのような事を……王子に対して言えるな……!」
(禿同!!よりにもよって、何で王子にそれ宣言するの!?)
私も、つい突っ込んでしまった。
私は世界史も日本史もそんなに得意じゃないから、正しいことは分からない。
だけど、普通に考えてみても、だ。
計画的に王家を潰そうとしていた……と考えられるはず……の動きをしていたはずの人間が、いきなり目の前に倒したいと考えている相手が急に現れたからと言って、何もかもすっ飛ばして「あなたをぶっ飛ばします」なんて言うものだろうか……?
歴代の人物は、それなりに準備を整えてから、奇襲をしていたパターンが多いのではないだろうか?
明智光秀くらいしか、私は知らんけど。
まあ……血気盛んなヤンキーみたいなタイプであれば、何も考えず条件反射みたいに
「お前、今すぐ、ぶっとばーす」
とか言うのかもしれないが。
ちなみに、そういうテレビドラマは小さい頃によく見ていて、その度に
「こいつほんとバカ!」
とツッコミを入れたのは記憶に新しい。
でも、目の前でそれやらかしたのは、聖女と慕われている人物だ。
あのドラマの主人公のようなヤンキーバカとは違う。
私との会話、ノアとの会話を考えてみても……確かに人を煽ることは好きかもしれない。
けれど、自分の怒りという感情を曝け出すということは、よっぽどのことがなければなさそうなイメージだった。
そんなプルメリアが、王子を見ただけで憎悪剥き出しの状態になっている。
(これ……同じのを見たことがある……)
例えて言えば……浮気してひどい別れをした元カレへの対応にも似ている気がする。
私は残念ながら、そういうこととは無縁だったが、会社の同僚達が、元カレに振り回されている様子を見ていた。
その彼女たちの様子と、今のプルメリアの感情の出し方が、ほんの少し似ていると思ったのだが……。
そんな事を考えていると、
「うっ……」
プルメリアと互いに睨み合っていたエディ王子が、急にお腹を抱えて苦しみだした。
そして突然地面が大きく揺れ出した。
「しまった……!封印がちゃんとできてなかったんですわ……!!」
プルメリアがそう言うと同時に、エディ王子から眩しい光が放出されて、部屋の天井が崩れ始めた。
(禿同!!よりにもよって、何で王子にそれ宣言するの!?)
私も、つい突っ込んでしまった。
私は世界史も日本史もそんなに得意じゃないから、正しいことは分からない。
だけど、普通に考えてみても、だ。
計画的に王家を潰そうとしていた……と考えられるはず……の動きをしていたはずの人間が、いきなり目の前に倒したいと考えている相手が急に現れたからと言って、何もかもすっ飛ばして「あなたをぶっ飛ばします」なんて言うものだろうか……?
歴代の人物は、それなりに準備を整えてから、奇襲をしていたパターンが多いのではないだろうか?
明智光秀くらいしか、私は知らんけど。
まあ……血気盛んなヤンキーみたいなタイプであれば、何も考えず条件反射みたいに
「お前、今すぐ、ぶっとばーす」
とか言うのかもしれないが。
ちなみに、そういうテレビドラマは小さい頃によく見ていて、その度に
「こいつほんとバカ!」
とツッコミを入れたのは記憶に新しい。
でも、目の前でそれやらかしたのは、聖女と慕われている人物だ。
あのドラマの主人公のようなヤンキーバカとは違う。
私との会話、ノアとの会話を考えてみても……確かに人を煽ることは好きかもしれない。
けれど、自分の怒りという感情を曝け出すということは、よっぽどのことがなければなさそうなイメージだった。
そんなプルメリアが、王子を見ただけで憎悪剥き出しの状態になっている。
(これ……同じのを見たことがある……)
例えて言えば……浮気してひどい別れをした元カレへの対応にも似ている気がする。
私は残念ながら、そういうこととは無縁だったが、会社の同僚達が、元カレに振り回されている様子を見ていた。
その彼女たちの様子と、今のプルメリアの感情の出し方が、ほんの少し似ていると思ったのだが……。
そんな事を考えていると、
「うっ……」
プルメリアと互いに睨み合っていたエディ王子が、急にお腹を抱えて苦しみだした。
そして突然地面が大きく揺れ出した。
「しまった……!封印がちゃんとできてなかったんですわ……!!」
プルメリアがそう言うと同時に、エディ王子から眩しい光が放出されて、部屋の天井が崩れ始めた。
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