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7.呪われしアルストメリー
聖女の提案
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創造と破壊?
最後の砦?
子供の頃に憧れた、戦うおしゃれな女の子たちが活躍したアニメでは、登場人物が良く使っていて
(こんなセリフ、言ってみたいなぁ……)
などと妄想にふけったこともあった。
まさか、生きている現実で、真面目にそれを語らないといけない場面に遭遇しないといけないなんて……。
「アルフィー様、ご覧になった通りです。こちら側にはほとんどの魔人が揃っていますの」
「ほう」
「ですが、知識の魔人がまず欠けておりますの」
「そうだろうな。わしがこうして、あいつに封印されていれば、次世代の魔人なんぞ生まれるはずがない。……あいつ……あいつだけは絶対許さない……」
「でしたら、私たちと共に闘っていただけません?」
「何と」
「私たち、この国の王政をぶっ潰すために活動しておりますの。ぜひ、私たちの仲間になってくださいまし」
プルメリアの申し出に、中身イケオジのアザレアの目が、猫のようにまんまるになる。
(可愛い……)
などと思ってしまうくらいには、私にとって彼らの話は他人事。
申し訳ないけれど……。
私がそんなことを思っていると、いきなり
「わははははははは」
と、ちっとも可愛くない、おっさんのような笑いを、中身イケオジのアザレアがした。
それから、急に威嚇をするような目で、プルメリアを睨みつけた。
「お主らのような、乳臭いガキに、そんなことできるものか!」
「あら。乳は立派な神のお恵みですわ」
(やっぱつええ、この聖女。ああ言えばこう言う……部下にしたくないタイプだ)
「戯言を……」
「あら?王を潰すことが、アルフィー様のお望みですわよね。私たちはそれをして差し上げようと申し上げているのです」
「何だと?」
「もしもこのまま、私たちが動かなければ……アルフィー様はお城でこの本の中に閉じ込められたまま、ただ恨み言をいうだけの状態になってましたけれど……?」
「……くっ」
プルメリアは中身イケオジのアザレアに微笑みかけているが……明らかに圧をかけている。
「娘……性格悪いと言われないか……?」
「いえいえ、事実を、申し上げているだけですわ」
(あれは自覚あるな。そしてわざと煽っている)
中身イケオジのアザレアは、少し考え込んでから……こう聞いてきた。
「お主は……この国の真実を知っていて、王政と闘うと言っているのか?」
最後の砦?
子供の頃に憧れた、戦うおしゃれな女の子たちが活躍したアニメでは、登場人物が良く使っていて
(こんなセリフ、言ってみたいなぁ……)
などと妄想にふけったこともあった。
まさか、生きている現実で、真面目にそれを語らないといけない場面に遭遇しないといけないなんて……。
「アルフィー様、ご覧になった通りです。こちら側にはほとんどの魔人が揃っていますの」
「ほう」
「ですが、知識の魔人がまず欠けておりますの」
「そうだろうな。わしがこうして、あいつに封印されていれば、次世代の魔人なんぞ生まれるはずがない。……あいつ……あいつだけは絶対許さない……」
「でしたら、私たちと共に闘っていただけません?」
「何と」
「私たち、この国の王政をぶっ潰すために活動しておりますの。ぜひ、私たちの仲間になってくださいまし」
プルメリアの申し出に、中身イケオジのアザレアの目が、猫のようにまんまるになる。
(可愛い……)
などと思ってしまうくらいには、私にとって彼らの話は他人事。
申し訳ないけれど……。
私がそんなことを思っていると、いきなり
「わははははははは」
と、ちっとも可愛くない、おっさんのような笑いを、中身イケオジのアザレアがした。
それから、急に威嚇をするような目で、プルメリアを睨みつけた。
「お主らのような、乳臭いガキに、そんなことできるものか!」
「あら。乳は立派な神のお恵みですわ」
(やっぱつええ、この聖女。ああ言えばこう言う……部下にしたくないタイプだ)
「戯言を……」
「あら?王を潰すことが、アルフィー様のお望みですわよね。私たちはそれをして差し上げようと申し上げているのです」
「何だと?」
「もしもこのまま、私たちが動かなければ……アルフィー様はお城でこの本の中に閉じ込められたまま、ただ恨み言をいうだけの状態になってましたけれど……?」
「……くっ」
プルメリアは中身イケオジのアザレアに微笑みかけているが……明らかに圧をかけている。
「娘……性格悪いと言われないか……?」
「いえいえ、事実を、申し上げているだけですわ」
(あれは自覚あるな。そしてわざと煽っている)
中身イケオジのアザレアは、少し考え込んでから……こう聞いてきた。
「お主は……この国の真実を知っていて、王政と闘うと言っているのか?」
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