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7.呪われしアルストメリー
ノアって何者……?
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「アルフィー様、お初にお目にかかります。プルメリアと申します」
プルメリアが名乗ると、中身イケおじのアザレアがプルメリアを思いっきり睨みつけた。
中身が違うと分かっていても、可愛い女の子に睨みつけられたら……私だったら泣いていたかもしれん。
(こわっ……無理……こわっ……)
自分に、その目つきが向けられなくて良かった。
本気で、私は思った。
「お前……神の力を操る魔人か?」
中身イケオジのアザレアは、プルメリアを指差しながら言う。
(プルメリアが……魔人?)
さっきは、アルストメリーを作った始祖……というのが魔人だと言っていた。
つまり、ざっくり一言で言えば昔の人のはずだ。
ところがプルメリアは
「やはり、お分かりになるのですね」
と、あっさり肯定した。
(どういうことだよ、本当に……)
それと同時に、プルメリアは、私に動揺に浸る隙すら与えないかのように
「ここにいる者は全て、この時代の魔人ですわ。ご紹介いたします」
と、耳を疑いたくなる発言をした。
(……はい?)
ここにいる者。
プルメリアにアザレア、ノア……そして私……。
「ふむ……なるほど……」
中身おっさんのアザレアが、品定めをするように見てくる。
私……というかカサブランカを見ている時に、胸のところで一旦視線が止まったのは、気のせいだろうか。
「確かに皆、魔人の力を持っているようだな」
そう言うと、中身イケオジのアザレアは、まずアザレア自身を指差して
「これは、霊の力を操る魔人だな」
と言った。プルメリアはにっこり微笑みながら
「そうですわね。ですからアルフィー様がお入りになることができたのですけれど」
「そうか。器があるのはわしとしてはありがたいな」
それから中身イケオジのアザレアは、ノアを見てから苦虫を噛み砕いたような顔をしながらこう言った。
「お前は……人体を操る魔人か……」
(人体を……操る……?)
私はぱっとノアの方を見る。
ノアは両手をあげて、降参ですと言いたげな表情をしながら
「私のことは認めますが、私は、かつての魔人と違ってあなたに危害は加えませんので、殺したいという視線を送るのを、やめてもらっていいですか?」
と言った。
すると中身イケオジのアザレアは
「ふん……お前が、一体どれだけの人間を不幸にしてきたのか……ぜひ聞いてみたいものだな」
と返事をした。
まるで親の仇でも見るような目で。
(一体……ノアって何者……?)
プルメリアが名乗ると、中身イケおじのアザレアがプルメリアを思いっきり睨みつけた。
中身が違うと分かっていても、可愛い女の子に睨みつけられたら……私だったら泣いていたかもしれん。
(こわっ……無理……こわっ……)
自分に、その目つきが向けられなくて良かった。
本気で、私は思った。
「お前……神の力を操る魔人か?」
中身イケオジのアザレアは、プルメリアを指差しながら言う。
(プルメリアが……魔人?)
さっきは、アルストメリーを作った始祖……というのが魔人だと言っていた。
つまり、ざっくり一言で言えば昔の人のはずだ。
ところがプルメリアは
「やはり、お分かりになるのですね」
と、あっさり肯定した。
(どういうことだよ、本当に……)
それと同時に、プルメリアは、私に動揺に浸る隙すら与えないかのように
「ここにいる者は全て、この時代の魔人ですわ。ご紹介いたします」
と、耳を疑いたくなる発言をした。
(……はい?)
ここにいる者。
プルメリアにアザレア、ノア……そして私……。
「ふむ……なるほど……」
中身おっさんのアザレアが、品定めをするように見てくる。
私……というかカサブランカを見ている時に、胸のところで一旦視線が止まったのは、気のせいだろうか。
「確かに皆、魔人の力を持っているようだな」
そう言うと、中身イケオジのアザレアは、まずアザレア自身を指差して
「これは、霊の力を操る魔人だな」
と言った。プルメリアはにっこり微笑みながら
「そうですわね。ですからアルフィー様がお入りになることができたのですけれど」
「そうか。器があるのはわしとしてはありがたいな」
それから中身イケオジのアザレアは、ノアを見てから苦虫を噛み砕いたような顔をしながらこう言った。
「お前は……人体を操る魔人か……」
(人体を……操る……?)
私はぱっとノアの方を見る。
ノアは両手をあげて、降参ですと言いたげな表情をしながら
「私のことは認めますが、私は、かつての魔人と違ってあなたに危害は加えませんので、殺したいという視線を送るのを、やめてもらっていいですか?」
と言った。
すると中身イケオジのアザレアは
「ふん……お前が、一体どれだけの人間を不幸にしてきたのか……ぜひ聞いてみたいものだな」
と返事をした。
まるで親の仇でも見るような目で。
(一体……ノアって何者……?)
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