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6.想定外だった彼の想い
どうせヤらなきゃいけないなら
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アザレアに連れられて、そのまま伽の部屋へと連れて行かれた私が今、何をしているかというと……。
「ふぅ……」
朝入らされた浴室ではなく、その横に併設された小さなサウナで、私は汗をかかされている。
伽で汗をかくことになるから、体臭を抑えるために
そのサウナは、現世の仕事帰りによく行った「ロウリュウ」……つまり、アロマの蒸気と熱気を身体中に浴びるタイプのサウナと瓜二つ。
むわっとした熱気に耐えながら、私は
(ううっ……緊張する……)
と、確実にやってくる、王子との伽のことを考えていた。
外に出た時に、私……というかカサブランカを連れ戻しに来た……というのもそうだが、噴水でのエディ王子との、あの出来事を思い出すと、顔が沸騰しそうに熱くなる。
それに……やっぱり……。
「……最初から…………するんだよね………」
この世界に来た瞬間から、いきなり王子と結合した状態だった。
けれど、この後は1から……それこそ前戯というものからすることになる。
そして、何度も叫んでしまうが、私は処女だ。心は。
どういう風にこの後進めていけばいいのか、ということは……TL小説の知識や、かろうじてカサブランカが残してくれた記憶から辿ることはできなくはないが………。
それでも、私にとって1からするのは初めてだ。
昨日、王子はよく乳首を触って、舐めて、転がした。
最初から、そうするのだろうか。
そう考えた途端、薔薇色の乳首がピンっと硬くなったのが分かった。
「我ながら情けないというか、なんというか……」
サウナの外に待機しているメイド達には聞こえない声で、独り言として自分の情けなさを呟いた。
もっと考えないといけないことがあるはずなのに、今の私は、王子との伽のことで頭がいっぱいになっている。
前世の時から、エッチなことに対する好奇心の強さの自覚は、ある。
しかも相手は、現世のままだったら滅多にお目にかかることはないであろう、美しすぎる男性。
色々と、考えないといけないこともあるし、このままではいけないんだろうなと、何となくは分かっているが……。
(どうせヤらなきゃいけないなら……楽しむしかないのかなぁ……)
そんなことを考えていると、外からコンコン、とノックされた。
「カサブランカ様、そろそろお時間です」
その声で、びくっと体が反応するくらいには、まだ私はこの先に必ず起こるであろう出来事に対しての覚悟は、できていなかった。
「ふぅ……」
朝入らされた浴室ではなく、その横に併設された小さなサウナで、私は汗をかかされている。
伽で汗をかくことになるから、体臭を抑えるために
そのサウナは、現世の仕事帰りによく行った「ロウリュウ」……つまり、アロマの蒸気と熱気を身体中に浴びるタイプのサウナと瓜二つ。
むわっとした熱気に耐えながら、私は
(ううっ……緊張する……)
と、確実にやってくる、王子との伽のことを考えていた。
外に出た時に、私……というかカサブランカを連れ戻しに来た……というのもそうだが、噴水でのエディ王子との、あの出来事を思い出すと、顔が沸騰しそうに熱くなる。
それに……やっぱり……。
「……最初から…………するんだよね………」
この世界に来た瞬間から、いきなり王子と結合した状態だった。
けれど、この後は1から……それこそ前戯というものからすることになる。
そして、何度も叫んでしまうが、私は処女だ。心は。
どういう風にこの後進めていけばいいのか、ということは……TL小説の知識や、かろうじてカサブランカが残してくれた記憶から辿ることはできなくはないが………。
それでも、私にとって1からするのは初めてだ。
昨日、王子はよく乳首を触って、舐めて、転がした。
最初から、そうするのだろうか。
そう考えた途端、薔薇色の乳首がピンっと硬くなったのが分かった。
「我ながら情けないというか、なんというか……」
サウナの外に待機しているメイド達には聞こえない声で、独り言として自分の情けなさを呟いた。
もっと考えないといけないことがあるはずなのに、今の私は、王子との伽のことで頭がいっぱいになっている。
前世の時から、エッチなことに対する好奇心の強さの自覚は、ある。
しかも相手は、現世のままだったら滅多にお目にかかることはないであろう、美しすぎる男性。
色々と、考えないといけないこともあるし、このままではいけないんだろうなと、何となくは分かっているが……。
(どうせヤらなきゃいけないなら……楽しむしかないのかなぁ……)
そんなことを考えていると、外からコンコン、とノックされた。
「カサブランカ様、そろそろお時間です」
その声で、びくっと体が反応するくらいには、まだ私はこの先に必ず起こるであろう出来事に対しての覚悟は、できていなかった。
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