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4.王子の葛藤
何かが違う ※
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奇妙なことが、起きた。
つい先ほどの伽の最中のこと。
いつものように、カシーを抱いていたのに、何かが違った。
「あの……あなたは……?」
カシーの体に触れている時、突然訳もわからないことを言い出した。
まるで、俺の事を忘れているような……。
俺嗟のことで混乱して、思わず深いキスで口を塞いでしまった。
いつものように口の中を舐め回す。
味は、いつもと同じ。
それから……。
「時間がない。早く挿れさせろ」
もう1度カシーの中に入ろうとする時に
「ちょっと!やめてください!」
と拒絶された。
(いきなり……どうしたんだ……!?)
俺は、動揺を悟られまいと、必死で表情を作った。
カシーにではなく、ここを見ているであろう全ての人間に対して。
「なんだ、今更。昨日もこうしてお互いの体を舐め合い、交わっただろう。今更純情ぶるな」
「あっ……んっ……!」
それからも。
もう1度繋がり、性器を擦り付け合う。
いつも通りの、はずだった。
それなのに……。
「気持ち……いいっ……!」
(え……!?)
カシーが、言葉で快感を伝えてくるなんて、初めてだった。
「はは……お前が素直にそう言うなんて……今日はどうかしたんじゃないのか!?」
「えっ……?……やあん!」
俺は、カシーが弱い乳首を攻めた。
「普段俺がこうしても、澄ました顔してるくに……よっ!」
「あああああん!!」
「……やっとイキやがったか」
「い……く?」
「今度は、俺の番だからな」
「やだ、だめ!もう……無理……!!」
「くっ……もうすぐだから……大人しくしてろ……!」
俺は、無理矢理カシーの口をこじ開け、キスをしながら、最後の射精までの動きを始める。
「んんっ!!!」
こうして、これの射精は終わる。
これもいつも通り。
だけど……。
「妊娠しちゃうかも……」
(……なんだって言うんだ!?一体……!)
「今更妊娠なんて何を言ってる?それをつけているのに」
さっきから、カシーの様子がおかしい。
特に今の妊娠についての発言は、あの一見があってから、カシーと俺との間では特にタブーの事柄だ。
それを無意識にカシーが言うなんて……。
(どうなってんだ、一体……!?)
その直後のこと。
カシーが立ちあがろうとして倒れそうになって俺が支えた時。
窓の外に、あいつの姿が見えた。
(ノア……!!)
つい先ほどの伽の最中のこと。
いつものように、カシーを抱いていたのに、何かが違った。
「あの……あなたは……?」
カシーの体に触れている時、突然訳もわからないことを言い出した。
まるで、俺の事を忘れているような……。
俺嗟のことで混乱して、思わず深いキスで口を塞いでしまった。
いつものように口の中を舐め回す。
味は、いつもと同じ。
それから……。
「時間がない。早く挿れさせろ」
もう1度カシーの中に入ろうとする時に
「ちょっと!やめてください!」
と拒絶された。
(いきなり……どうしたんだ……!?)
俺は、動揺を悟られまいと、必死で表情を作った。
カシーにではなく、ここを見ているであろう全ての人間に対して。
「なんだ、今更。昨日もこうしてお互いの体を舐め合い、交わっただろう。今更純情ぶるな」
「あっ……んっ……!」
それからも。
もう1度繋がり、性器を擦り付け合う。
いつも通りの、はずだった。
それなのに……。
「気持ち……いいっ……!」
(え……!?)
カシーが、言葉で快感を伝えてくるなんて、初めてだった。
「はは……お前が素直にそう言うなんて……今日はどうかしたんじゃないのか!?」
「えっ……?……やあん!」
俺は、カシーが弱い乳首を攻めた。
「普段俺がこうしても、澄ました顔してるくに……よっ!」
「あああああん!!」
「……やっとイキやがったか」
「い……く?」
「今度は、俺の番だからな」
「やだ、だめ!もう……無理……!!」
「くっ……もうすぐだから……大人しくしてろ……!」
俺は、無理矢理カシーの口をこじ開け、キスをしながら、最後の射精までの動きを始める。
「んんっ!!!」
こうして、これの射精は終わる。
これもいつも通り。
だけど……。
「妊娠しちゃうかも……」
(……なんだって言うんだ!?一体……!)
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特に今の妊娠についての発言は、あの一見があってから、カシーと俺との間では特にタブーの事柄だ。
それを無意識にカシーが言うなんて……。
(どうなってんだ、一体……!?)
その直後のこと。
カシーが立ちあがろうとして倒れそうになって俺が支えた時。
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