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4.王子の葛藤
あいつが触れた形跡など、全て消してしまいたい ※
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久々の対面は、伽のために作られた部屋。
俺の寝室や、城中の人間が出入りするエリアからは、距離が離れている場所だった。
大きな天蓋付きベッドとソファ、そして猫足の浴槽が置かれているだけではあるが、問題は部屋の構造にある。
全面鏡になっている壁部分がマジックミラーになっていること、伽の様子は、逐一メイド達に監視されるということを聞かされて、頭が痛くなった。
ゴードンに渡された、陰部をかろうじて隠すだけの白い布を身につけたところで、カサブランカがこの部屋にやってきた。
カサブランカは、純白のドレスのようなものを着せられていた。
ドレスとの違いはと言うと、肌の色が透けるほど薄い生地であるということ。
カシーの乳首や性器部分の色までくっきり見えてしまう。
(くそっ……!こんな姿を、あいつも見たのか)
「エディ様……」
カシーが遠慮がちに声をかけてきた。
そうだ……これからは……俺が、カシーを抱く。
あいつが触れた形跡など、全て消してしまいたい。
あいつの性器がカシーの中を犯していないという証明を見たとしても、それ以外の全てはすでにノアによって侵食されている。
「カシーこちらに」
俺が、カシーに手を差し伸べると、カシーはその細くて綺麗な手を重ねてきた。
この手を、本当ならばこんな形ではなく、ちゃんと……正妃として迎える時に掴みたいと思っていたのに……。
油断をすると、カシーの手を、自分の握力で潰してしまうのではないか……。
それ程まで、俺は今、緊張と嫉妬で混乱をしていた。
だから、カシーの手を、羽根に触れるように、そっと掴むことで、カシーを自分から守ろうとした。
そのまま、ゆっくりとベッドにカシーを横たえる。
あの女達とは、仕草も何もかもが違う。
生まれ持った上品さと気高さと、それでいて可憐さを持つカシー。
この姿を絵姿にしたいと望む芸術家は数多くいるかもしれない。
……そんなこと、絶対にさせない。
俺は、1枚……カシーを包んでいた布を脱がせると、突然俺の肉棒が興奮するのが分かった。
磨き上げられた艶やかな肌。
果実のように実った甘そうな乳房と乳首。
艶かしいくびれ。
飴細工のように綺麗に整えられた性器を守るための毛。
そこから香る、抗えない程の引力を持つ女の香り。
その全てをノアが準備したと考えるだけで、嫉妬でどうにかなりそうだった。
(俺の体を狂わせるこの体の中に早く入りたい……ノアがまだ触れていない場所を、早く……俺だけのものに……!!)
その焦りから、俺は女達に仕込まれた方法が頭からすっかり抜けてしまっていた。
なので……。
「痛いっ……!!!」
俺の肉棒は、真っ直ぐカシーの性器を串刺しにしていた。
カシーが、苦痛を訴えた。
カシーの温かみを、俺の性器で感じとる前に、カシーは俺を突き飛ばした。
その目には、涙が浮かんでいた。
俺の寝室や、城中の人間が出入りするエリアからは、距離が離れている場所だった。
大きな天蓋付きベッドとソファ、そして猫足の浴槽が置かれているだけではあるが、問題は部屋の構造にある。
全面鏡になっている壁部分がマジックミラーになっていること、伽の様子は、逐一メイド達に監視されるということを聞かされて、頭が痛くなった。
ゴードンに渡された、陰部をかろうじて隠すだけの白い布を身につけたところで、カサブランカがこの部屋にやってきた。
カサブランカは、純白のドレスのようなものを着せられていた。
ドレスとの違いはと言うと、肌の色が透けるほど薄い生地であるということ。
カシーの乳首や性器部分の色までくっきり見えてしまう。
(くそっ……!こんな姿を、あいつも見たのか)
「エディ様……」
カシーが遠慮がちに声をかけてきた。
そうだ……これからは……俺が、カシーを抱く。
あいつが触れた形跡など、全て消してしまいたい。
あいつの性器がカシーの中を犯していないという証明を見たとしても、それ以外の全てはすでにノアによって侵食されている。
「カシーこちらに」
俺が、カシーに手を差し伸べると、カシーはその細くて綺麗な手を重ねてきた。
この手を、本当ならばこんな形ではなく、ちゃんと……正妃として迎える時に掴みたいと思っていたのに……。
油断をすると、カシーの手を、自分の握力で潰してしまうのではないか……。
それ程まで、俺は今、緊張と嫉妬で混乱をしていた。
だから、カシーの手を、羽根に触れるように、そっと掴むことで、カシーを自分から守ろうとした。
そのまま、ゆっくりとベッドにカシーを横たえる。
あの女達とは、仕草も何もかもが違う。
生まれ持った上品さと気高さと、それでいて可憐さを持つカシー。
この姿を絵姿にしたいと望む芸術家は数多くいるかもしれない。
……そんなこと、絶対にさせない。
俺は、1枚……カシーを包んでいた布を脱がせると、突然俺の肉棒が興奮するのが分かった。
磨き上げられた艶やかな肌。
果実のように実った甘そうな乳房と乳首。
艶かしいくびれ。
飴細工のように綺麗に整えられた性器を守るための毛。
そこから香る、抗えない程の引力を持つ女の香り。
その全てをノアが準備したと考えるだけで、嫉妬でどうにかなりそうだった。
(俺の体を狂わせるこの体の中に早く入りたい……ノアがまだ触れていない場所を、早く……俺だけのものに……!!)
その焦りから、俺は女達に仕込まれた方法が頭からすっかり抜けてしまっていた。
なので……。
「痛いっ……!!!」
俺の肉棒は、真っ直ぐカシーの性器を串刺しにしていた。
カシーが、苦痛を訴えた。
カシーの温かみを、俺の性器で感じとる前に、カシーは俺を突き飛ばした。
その目には、涙が浮かんでいた。
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