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十年ほど前、俺にとって初の大仕事が任された。
王族に敵対する貴族を毒殺する為に、夜会の行われる会場に潜り込んだ。
依頼内容は
【なるべく大勢の目の前で苦しませて殺せ】との仰せだ。
公爵家の子息、若い彼は王家の政策に異を唱え、低位貴族達から持ち上げられ、すっかり増長し王家から煙たがれる存在となっていた。実際に国に何か興せる程の人物では無かったのかもしれないが、他者への影響を考え謀叛の種は早めに刈り取る事となった。
少しでも危険のある思想の公爵子息には大人しく退場してもらい、同時に彼と共に活動していた貴族達にも警告を与える意味を持たせる。
夜会会場での突然死……刃物など使えば大騒ぎになってしまう。あくまで病死として処理をし、しかし多くの者に見せしめとして行われる趣味の悪い暗殺ショーだ。
会場に紛れ込んでいた俺はグラスに1滴、誰にも気が付かれる事無く毒薬を入れた。
標的の公爵子息が、周り者達と談笑しながら、グラスを傾け飲み干す。
横目でそれを見ながら少しずつ距離を取り、その時を待つ。暫くすれば派手にグラスが落ちる音が響いた。
苦しみ踠く公爵子息。騒然とする周りの者に見守られながら、呻き苦む姿に救護の者が呼ばれ、手当をする為に、取った手が力無く落ちるのを確認し、俺は騒ぎに乗じて会場の外へと抜け出た。
庭園の小道を少し歩けば、夜会会場の喧騒が遠のき、一息つけた。気がつけば、じわりと手に汗をかいている。自身で考えていたより緊張していた様だ。会場内に漂う香水の絡み合う匂いに当てられ、頭も重かった。噴水の近くの長椅子に座り、夜風に当たり少し休む事にした。ミスはしていない。特に追手が来る事もない筈だ。
月の光は明るく、等間隔に置かれている淡い光の街灯と共に、噴水の水面や飛沫をキラキラと照らしている。その柔らかな光は薄っすらと夜の庭園の花を映し出していた。煌びやかな夜会会場の光よりもずっと美しい光景だと思えた。
標的の公爵子息が倒れた時、偶然にも目が合ってしまった。死に至る苦しみに歪んだ怨めしい瞳を思い出し、目を瞑ってみるが、その怨みがましい瞳が瞼から消える事は無かった。
今となったらそんなものは気にもならないが、当時の俺はまだ幼く未熟者だった。
暫くぼうっと噴水を眺めていると、パシャパシャと水で遊びながら、クスクス笑っている少女に気がついた。いつのまにそこに居たのか。俺はかなり油断していたのかもしれない。
庭園には灯りが設置され、もっと離れた場所には警備の騎士たちが配置はされているものの、幼い少女がこんな誰もいない場所に1人で遊んでいる事など、普通では有り得ない。
月明かりを浴びてふわふわ揺れる金髪を眺めながら、妖精が遊んでいるのではないかと思い動けなくなった。
俺が動いたり話しかけたりしたら、この愛らしい妖精は消えてしまうかもしれない。
しかし妖精は固まって見つめる俺に気がつくと、話しかけてきた。
「お兄ちゃんどうしたの? 顔色が悪いわ。気分が悪いの? お熱でもあるの?」
そう話しかけてくる少女は俺の妄想の妖精では無く、ちゃんと生きた人間だった。小さいけれど、見なりのしっかりした貴族令嬢だ。
幼い彼女は、本来は両親に控え室で待つ様に言われていたのだが、退屈で勝手に出てきてしまったという。
そんな事を説明しながら俺の様子を伺う彼女。
警戒心が無いのか、純粋に心配だけをしてくれているのか、不用意にも見知らぬ男である筈の俺に近寄ってきた。
先程から見せる貴族令嬢らしからぬ振る舞いに、動揺しつつ、一方でこの少女をどうするか頭の中で考えていた。
夜会会場は今頃大騒ぎの筈だが、少し離れたこの庭園には、俺と彼女の音しか無かった。
黙ったままの俺の様子を見て、彼女は何か思い付いた様に「ちょっと待ってね」と言って噴水へ駆け出し、ハンカチを濡らして戻って来た。
「これを使って」
俺の額に向けてハンカチが差し出された。
幼い彼女は熱でもあるのなら冷やした方が良いと、判断したのかもしれない。
だが俺の方は動けずに、固まったままだった。何が起こったのか分からなかった。彼女が自分の為にハンカチを差し出している事を理解するのに、時間が、かかってしまった。
王族も貴族も意味なく威張っている奴ばかりで、自分の都合で平気で他者を貶める。特権階級の奴らが嫌いだった。
ハンカチはレースで縁取られ、美しい糸でクローバーの模様が刺繍されていた。
俺が使うには分不相応だ。 白いハンカチはまるで穢れのない彼女のそのものの様に思えた。
人を殺めて来た俺には、似付かわしくない。
初めて親切にしてくれる貴族。淡い紫の美しい瞳が真っ直ぐに俺を見ている。
この貴族令嬢は、俺が人を殺めて来た事など知る筈も無く、無邪気に微笑んでいる。
その無垢な微笑みは眩しく、俺は自分が酷く汚く、穢れた存在だと感じた。
「こんな綺麗なハンカチ……使えないよ」
このハンカチを汚すと彼女まで汚れてしまいそうで嫌だった。俺が拒否すると彼女は何故か嬉しそうに笑った。
「嬉しい。ありがとう。この刺繍初めて私が一人で刺したものなの。いっぱい練習したのよ。綺麗って言われて嬉しいわ。また刺繍はするからこれは貴方にあげる」
そう言って微笑む彼女は、俺の額にハンカチを押し当てた。
濡れたハンカチはヒンヤリとしていて、少し火照った俺の熱を吸い取った。
触れる事を戸惑っていた俺に、いともたやすくその壁を越えて来た彼女。
彼女の事を真っ直ぐ見る事が出来ずに視線を逸らし、小さな声で「汚れてしまう」と呟くと、
「汚れたら洗えば良いのよ」と、とても簡単なことの様に言ってくれた。
その言葉に、どこか救われた様な気がした。
ーーそんな彼女に俺は恋をしたのだと思う。
王族に敵対する貴族を毒殺する為に、夜会の行われる会場に潜り込んだ。
依頼内容は
【なるべく大勢の目の前で苦しませて殺せ】との仰せだ。
公爵家の子息、若い彼は王家の政策に異を唱え、低位貴族達から持ち上げられ、すっかり増長し王家から煙たがれる存在となっていた。実際に国に何か興せる程の人物では無かったのかもしれないが、他者への影響を考え謀叛の種は早めに刈り取る事となった。
少しでも危険のある思想の公爵子息には大人しく退場してもらい、同時に彼と共に活動していた貴族達にも警告を与える意味を持たせる。
夜会会場での突然死……刃物など使えば大騒ぎになってしまう。あくまで病死として処理をし、しかし多くの者に見せしめとして行われる趣味の悪い暗殺ショーだ。
会場に紛れ込んでいた俺はグラスに1滴、誰にも気が付かれる事無く毒薬を入れた。
標的の公爵子息が、周り者達と談笑しながら、グラスを傾け飲み干す。
横目でそれを見ながら少しずつ距離を取り、その時を待つ。暫くすれば派手にグラスが落ちる音が響いた。
苦しみ踠く公爵子息。騒然とする周りの者に見守られながら、呻き苦む姿に救護の者が呼ばれ、手当をする為に、取った手が力無く落ちるのを確認し、俺は騒ぎに乗じて会場の外へと抜け出た。
庭園の小道を少し歩けば、夜会会場の喧騒が遠のき、一息つけた。気がつけば、じわりと手に汗をかいている。自身で考えていたより緊張していた様だ。会場内に漂う香水の絡み合う匂いに当てられ、頭も重かった。噴水の近くの長椅子に座り、夜風に当たり少し休む事にした。ミスはしていない。特に追手が来る事もない筈だ。
月の光は明るく、等間隔に置かれている淡い光の街灯と共に、噴水の水面や飛沫をキラキラと照らしている。その柔らかな光は薄っすらと夜の庭園の花を映し出していた。煌びやかな夜会会場の光よりもずっと美しい光景だと思えた。
標的の公爵子息が倒れた時、偶然にも目が合ってしまった。死に至る苦しみに歪んだ怨めしい瞳を思い出し、目を瞑ってみるが、その怨みがましい瞳が瞼から消える事は無かった。
今となったらそんなものは気にもならないが、当時の俺はまだ幼く未熟者だった。
暫くぼうっと噴水を眺めていると、パシャパシャと水で遊びながら、クスクス笑っている少女に気がついた。いつのまにそこに居たのか。俺はかなり油断していたのかもしれない。
庭園には灯りが設置され、もっと離れた場所には警備の騎士たちが配置はされているものの、幼い少女がこんな誰もいない場所に1人で遊んでいる事など、普通では有り得ない。
月明かりを浴びてふわふわ揺れる金髪を眺めながら、妖精が遊んでいるのではないかと思い動けなくなった。
俺が動いたり話しかけたりしたら、この愛らしい妖精は消えてしまうかもしれない。
しかし妖精は固まって見つめる俺に気がつくと、話しかけてきた。
「お兄ちゃんどうしたの? 顔色が悪いわ。気分が悪いの? お熱でもあるの?」
そう話しかけてくる少女は俺の妄想の妖精では無く、ちゃんと生きた人間だった。小さいけれど、見なりのしっかりした貴族令嬢だ。
幼い彼女は、本来は両親に控え室で待つ様に言われていたのだが、退屈で勝手に出てきてしまったという。
そんな事を説明しながら俺の様子を伺う彼女。
警戒心が無いのか、純粋に心配だけをしてくれているのか、不用意にも見知らぬ男である筈の俺に近寄ってきた。
先程から見せる貴族令嬢らしからぬ振る舞いに、動揺しつつ、一方でこの少女をどうするか頭の中で考えていた。
夜会会場は今頃大騒ぎの筈だが、少し離れたこの庭園には、俺と彼女の音しか無かった。
黙ったままの俺の様子を見て、彼女は何か思い付いた様に「ちょっと待ってね」と言って噴水へ駆け出し、ハンカチを濡らして戻って来た。
「これを使って」
俺の額に向けてハンカチが差し出された。
幼い彼女は熱でもあるのなら冷やした方が良いと、判断したのかもしれない。
だが俺の方は動けずに、固まったままだった。何が起こったのか分からなかった。彼女が自分の為にハンカチを差し出している事を理解するのに、時間が、かかってしまった。
王族も貴族も意味なく威張っている奴ばかりで、自分の都合で平気で他者を貶める。特権階級の奴らが嫌いだった。
ハンカチはレースで縁取られ、美しい糸でクローバーの模様が刺繍されていた。
俺が使うには分不相応だ。 白いハンカチはまるで穢れのない彼女のそのものの様に思えた。
人を殺めて来た俺には、似付かわしくない。
初めて親切にしてくれる貴族。淡い紫の美しい瞳が真っ直ぐに俺を見ている。
この貴族令嬢は、俺が人を殺めて来た事など知る筈も無く、無邪気に微笑んでいる。
その無垢な微笑みは眩しく、俺は自分が酷く汚く、穢れた存在だと感じた。
「こんな綺麗なハンカチ……使えないよ」
このハンカチを汚すと彼女まで汚れてしまいそうで嫌だった。俺が拒否すると彼女は何故か嬉しそうに笑った。
「嬉しい。ありがとう。この刺繍初めて私が一人で刺したものなの。いっぱい練習したのよ。綺麗って言われて嬉しいわ。また刺繍はするからこれは貴方にあげる」
そう言って微笑む彼女は、俺の額にハンカチを押し当てた。
濡れたハンカチはヒンヤリとしていて、少し火照った俺の熱を吸い取った。
触れる事を戸惑っていた俺に、いともたやすくその壁を越えて来た彼女。
彼女の事を真っ直ぐ見る事が出来ずに視線を逸らし、小さな声で「汚れてしまう」と呟くと、
「汚れたら洗えば良いのよ」と、とても簡単なことの様に言ってくれた。
その言葉に、どこか救われた様な気がした。
ーーそんな彼女に俺は恋をしたのだと思う。
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