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書籍未収録① 究極の称号編
3.究極の称号
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「ふっ、うぐっ……ぐっ、ぐふ……はっ、はっ……」
「もう少し、あと少しですサクヤ様、それまでは死なずに頑張るのです!」
あのギュンターという宰相が、苦しむ少女を無理矢理あと押しする。
無理だ、この強力な『闇の炎王』は、少女にとって想像を絶する負担になってるはずだ。
もはやいつ少女が死んでもおかしくない。
この距離では、『スキル支配』を使って少女の称号を封じることも出来ないし、ほかの魔法もほとんど届かない。
それに、下手に動くと『闇の炎王』の攻撃で多大な犠牲が出てしまう。
どんな事態が起こるか分からない以上、リノ達だって危険だ。
やはりまず『闇の炎王』をなんとかしないと。
それにしても、何か違和感がある。
あの少女――サクヤが持つ『鬼巫女』の称号は確かに凄いが、これほど長時間『闇の炎王』を召喚し続けられるものだろうか?
精霊をこの世界で具象化するにはタイムリミットがある。
強い精霊ほど、召喚出来る時間は短い。
ましてや炎の王だ、もうとっくに精霊界に還ってもよいはずだが?
召喚能力の高さが逆にアダとなって、あの少女の身体は確実に死に近付いている状態だ。
苦しむ姿から推測しても、何故これほどまでに喚び出し続けられるのかが不思議でたまらない。
「くっ……ふうう……」
「サクヤ様、ほらしっかり! 全くあと少しというのにだらしのない姫だ」
倒れそうになる少女を、ギュンターという男が無理矢理起こす。
いくら魔王を倒すためとはいえ、自国の姫様をそんなぞんざいに扱っていいのか?
この場の最高指揮官なんだろうが、何か気になる男だ。
あの男さえ説得出来れば、この事態もなんとか収まるはずなんだが、まるで聞く耳を持ってくれないし。
いや、説得を考えるなんて無駄なことをしている時間は無い。
あのサクヤという少女はもう限界だ。
1秒でも早く『闇の炎王』を倒すため、僕はあるスキルを強化する。
ゲルマドから強奪した『天使化』だ!
このスキルは天使の力を顕現することにより、大幅に魔力が上がる。
それに、『超人化』と比較して、能力が上昇している持続時間もずっと長い。
コレをレベル10にすれば、精霊王『闇の炎王』相手といえども大ダメージを与えられるはずだ。
ほかにも、天使の力ならきっと『闇の炎王』にも通じる技があるはず。
ゲルマドすまない、この『天使化』は僕がもらった!
迷宮の最下層で手に入れた経験値100億と、ストックしてあった分を使って、『天使化』をレベル10まで上げる。
使用経験値は102億2000万。
スキルアップによって、僕の身体がより強度なモノへと組み変わっていく。
強化のタイムラグが終わり、いざその『天使化』の力を使おうとすると……思わぬ事が起こった。
なんとスキルが融合したのだ!
それも、最上位Vランクスキル『神盾の守護』とだ。
『神盾の守護』がさらに進化する!?
融合して出来たモノ――それは『神成化』という称号だった!
待て、こんな称号なんて聞いたこと無いが、それより称号のランクだ。
頂点であるVランクを超えた『Uランク』ってなってるぞ!?
『究極の称号』という意味のUランクだ!
これは史上初の称号だろう。
解析してみると、無限に近い魔力量と全魔法の詠唱破棄、そして魔法の威力も大幅にアップしているらしい。
その代わり、物理攻撃が出来なくなるようだが、魔法に関しては無敵すぎる!
もちろん、融合しても『神盾の守護』の能力はそのままだ。
『神成化』にはさすがに時間制限はあるようだが、この場においてはそれも問題無いだろう。
すまんゲルマド、融合しちゃったからもう絶対に『天使化』は返せないや。
不死の精霊王『闇の炎王』を倒すため、僕は『神成化』の力を解放した。
「ユ、ユーリ!? なんなのこの輝きは!?」
「こ、これは、なんという凄い聖なる力ですの!?」
「ユーリ殿が……真っ白な光に包まれている!?」
「なんデスか? アレは……光の羽? ご主人様に天使の翼が生えた!?」
「ど、どういうことだ、なぜ魔王にあれほどの神聖力が!?」
……よし!
称号の力を解放したことにより、途方も無い魔力が僕の全身を駆け巡る。
まるで息をするかのように、魔法が自在に操れる感じだ。
頭に思い描いた通りに、瞬時にあらゆる魔法を使うことが出来る。
『極彩色の炎柱』で未だに燃え続ける『闇の炎王』に対し、僕は無詠唱で界域魔法を撃ち放った。
「氷界召喚『絶対凍結地獄』!」
今の僕が使える最大の凍結魔法で、そしてもちろん『闇の炎王』の弱点でもある。
コレを無詠唱でぶっ続けに連発する。
『不死の存在』である『闇の炎王』はすぐに損傷を再生するが、それを超える速さで僕の魔法は大ダメージを与え続けた。
数十秒後、この世界での存在を維持出来なくなった『闇の炎王』は、消滅して精霊界へと還っていった。
「こおおおバカな、精霊王様が負けるわけ……」
「がふっ……そんな、わらわの……今までわらわの生きていた意味が……」
今だ! 無詠唱で『虚無への回帰』を連発し、修復させる間も与えず魔道士達の結界『奪われし者の地獄』を霧散させた。
これで抑えられていたリノ達の力も戻ったんで、僕たちの優勢は動かない。
まだやるというなら、次の結界を完成させる前にリノ達が魔道士達を叩き伏せるだろう。
「まだだ、まだ終わらんぞ! さあサクヤ様、次の精霊王を!」
「ま、まてギュンター、わらわはもう……」
「よせっギュンター宰相、サクヤ様はもう無理だ!」
「やかましい! ええい愚図な姫だ、さっさと喚べば良いのだ、ホラ!」
「あぐうっ、れ、霊王……召喚!」
「サクヤ様っ!?」
な、なんだって!?
ちょっと待て、この長時間『闇の炎王』を喚んでいたことすら信じられないのに、すぐに次の召喚だと!?
いくらSSSランクの称号とはいえ不可能だ、絶対的な魔力が足らないはず!?
「地壊神『大堕羅坊』よ、……そ、その無敵の膂力で魔王を叩き潰すのじゃ!」
僕の予想に反し、少女は地の精霊王を具象化する。
岩のような質感で出来たその土巨人の体高は、火の精霊王『闇の炎王』を超え20m近くもあった。
しかし、そんな大きさなど無意味なほどの異質な力を感じる。
この地の精霊王は、パワーにおいては比類無き存在だろう。
どういう事だ!?
僕ならともかく、通常の人間がこんな立て続けに召喚なんか出来るはずが無い!
しかも、ただの精霊じゃ無い、その王様だぞ!?
これは一体……?
「もう少し、あと少しですサクヤ様、それまでは死なずに頑張るのです!」
あのギュンターという宰相が、苦しむ少女を無理矢理あと押しする。
無理だ、この強力な『闇の炎王』は、少女にとって想像を絶する負担になってるはずだ。
もはやいつ少女が死んでもおかしくない。
この距離では、『スキル支配』を使って少女の称号を封じることも出来ないし、ほかの魔法もほとんど届かない。
それに、下手に動くと『闇の炎王』の攻撃で多大な犠牲が出てしまう。
どんな事態が起こるか分からない以上、リノ達だって危険だ。
やはりまず『闇の炎王』をなんとかしないと。
それにしても、何か違和感がある。
あの少女――サクヤが持つ『鬼巫女』の称号は確かに凄いが、これほど長時間『闇の炎王』を召喚し続けられるものだろうか?
精霊をこの世界で具象化するにはタイムリミットがある。
強い精霊ほど、召喚出来る時間は短い。
ましてや炎の王だ、もうとっくに精霊界に還ってもよいはずだが?
召喚能力の高さが逆にアダとなって、あの少女の身体は確実に死に近付いている状態だ。
苦しむ姿から推測しても、何故これほどまでに喚び出し続けられるのかが不思議でたまらない。
「くっ……ふうう……」
「サクヤ様、ほらしっかり! 全くあと少しというのにだらしのない姫だ」
倒れそうになる少女を、ギュンターという男が無理矢理起こす。
いくら魔王を倒すためとはいえ、自国の姫様をそんなぞんざいに扱っていいのか?
この場の最高指揮官なんだろうが、何か気になる男だ。
あの男さえ説得出来れば、この事態もなんとか収まるはずなんだが、まるで聞く耳を持ってくれないし。
いや、説得を考えるなんて無駄なことをしている時間は無い。
あのサクヤという少女はもう限界だ。
1秒でも早く『闇の炎王』を倒すため、僕はあるスキルを強化する。
ゲルマドから強奪した『天使化』だ!
このスキルは天使の力を顕現することにより、大幅に魔力が上がる。
それに、『超人化』と比較して、能力が上昇している持続時間もずっと長い。
コレをレベル10にすれば、精霊王『闇の炎王』相手といえども大ダメージを与えられるはずだ。
ほかにも、天使の力ならきっと『闇の炎王』にも通じる技があるはず。
ゲルマドすまない、この『天使化』は僕がもらった!
迷宮の最下層で手に入れた経験値100億と、ストックしてあった分を使って、『天使化』をレベル10まで上げる。
使用経験値は102億2000万。
スキルアップによって、僕の身体がより強度なモノへと組み変わっていく。
強化のタイムラグが終わり、いざその『天使化』の力を使おうとすると……思わぬ事が起こった。
なんとスキルが融合したのだ!
それも、最上位Vランクスキル『神盾の守護』とだ。
『神盾の守護』がさらに進化する!?
融合して出来たモノ――それは『神成化』という称号だった!
待て、こんな称号なんて聞いたこと無いが、それより称号のランクだ。
頂点であるVランクを超えた『Uランク』ってなってるぞ!?
『究極の称号』という意味のUランクだ!
これは史上初の称号だろう。
解析してみると、無限に近い魔力量と全魔法の詠唱破棄、そして魔法の威力も大幅にアップしているらしい。
その代わり、物理攻撃が出来なくなるようだが、魔法に関しては無敵すぎる!
もちろん、融合しても『神盾の守護』の能力はそのままだ。
『神成化』にはさすがに時間制限はあるようだが、この場においてはそれも問題無いだろう。
すまんゲルマド、融合しちゃったからもう絶対に『天使化』は返せないや。
不死の精霊王『闇の炎王』を倒すため、僕は『神成化』の力を解放した。
「ユ、ユーリ!? なんなのこの輝きは!?」
「こ、これは、なんという凄い聖なる力ですの!?」
「ユーリ殿が……真っ白な光に包まれている!?」
「なんデスか? アレは……光の羽? ご主人様に天使の翼が生えた!?」
「ど、どういうことだ、なぜ魔王にあれほどの神聖力が!?」
……よし!
称号の力を解放したことにより、途方も無い魔力が僕の全身を駆け巡る。
まるで息をするかのように、魔法が自在に操れる感じだ。
頭に思い描いた通りに、瞬時にあらゆる魔法を使うことが出来る。
『極彩色の炎柱』で未だに燃え続ける『闇の炎王』に対し、僕は無詠唱で界域魔法を撃ち放った。
「氷界召喚『絶対凍結地獄』!」
今の僕が使える最大の凍結魔法で、そしてもちろん『闇の炎王』の弱点でもある。
コレを無詠唱でぶっ続けに連発する。
『不死の存在』である『闇の炎王』はすぐに損傷を再生するが、それを超える速さで僕の魔法は大ダメージを与え続けた。
数十秒後、この世界での存在を維持出来なくなった『闇の炎王』は、消滅して精霊界へと還っていった。
「こおおおバカな、精霊王様が負けるわけ……」
「がふっ……そんな、わらわの……今までわらわの生きていた意味が……」
今だ! 無詠唱で『虚無への回帰』を連発し、修復させる間も与えず魔道士達の結界『奪われし者の地獄』を霧散させた。
これで抑えられていたリノ達の力も戻ったんで、僕たちの優勢は動かない。
まだやるというなら、次の結界を完成させる前にリノ達が魔道士達を叩き伏せるだろう。
「まだだ、まだ終わらんぞ! さあサクヤ様、次の精霊王を!」
「ま、まてギュンター、わらわはもう……」
「よせっギュンター宰相、サクヤ様はもう無理だ!」
「やかましい! ええい愚図な姫だ、さっさと喚べば良いのだ、ホラ!」
「あぐうっ、れ、霊王……召喚!」
「サクヤ様っ!?」
な、なんだって!?
ちょっと待て、この長時間『闇の炎王』を喚んでいたことすら信じられないのに、すぐに次の召喚だと!?
いくらSSSランクの称号とはいえ不可能だ、絶対的な魔力が足らないはず!?
「地壊神『大堕羅坊』よ、……そ、その無敵の膂力で魔王を叩き潰すのじゃ!」
僕の予想に反し、少女は地の精霊王を具象化する。
岩のような質感で出来たその土巨人の体高は、火の精霊王『闇の炎王』を超え20m近くもあった。
しかし、そんな大きさなど無意味なほどの異質な力を感じる。
この地の精霊王は、パワーにおいては比類無き存在だろう。
どういう事だ!?
僕ならともかく、通常の人間がこんな立て続けに召喚なんか出来るはずが無い!
しかも、ただの精霊じゃ無い、その王様だぞ!?
これは一体……?
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