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書籍未収録① 究極の称号編
2.精霊の王を喚ぶ少女
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「サクヤ様っ!」
ギュンターという男に促されて魔道士集団から現れたのは、艶やかな黒髪を肩口あたりでおかっぱに切り揃えた、15歳くらいの少女だった。
あの男――宰相が気を遣うような存在の少女とは一体……?
「ギュンター宰相、この少年は本当に魔王ではありません! だから、サクヤ様にお力は使わせないで下さい!」
「そうです、サクヤ様のお力は、ここで使うモノではありません!」
「そう吠えるな姉妹よ、今お前達ごと魔王を葬ってやるからに。ではサクヤ様、お願い致します」
ベルニカ姉妹が慌てて何かを制止している。
少女の力? 何か特別な力を持っているのか?
僕は『真理の天眼』で解析してみた。
こ、これは……この少女、『鬼巫女』という称号を持っている!
聞いたことが無い称号だけど、なんと『剣聖』や『統べる者』と同じくSSSランクだ。
能力は……上位精霊の召喚だって!?
「ユーリ、サクヤ様は魔導国イオの姫様で、代々特殊な能力を受け継がれている血族のお方だ。その力は強力無比な精霊を召喚し、中でもサクヤ様は、歴代最強とも言える潜在能力をお持ちなんだ」
「ただ、サクヤ様は重い病に冒されていて、ずっと寝たきりなのよ。もしそのお力を使えば、死んでしまうかも知れない」
「なんだって!?」
それじゃ、こんな所で無駄に力を使わせるわけにはいかない。
どうすれば僕が魔王じゃないって分かって貰えるんだ?
「魔王よ……わらわが生きてきた証としてお前を滅ぼす。わらわはそのためだけに、今まで必死に生きながらえてきたのだ。その使命を果たせるのなら、わらわは死んでも構わない」
「待って、サクヤ様!」
「よせ、やめるんだっ!」
「霊王召喚!」
僕たちが必死に止めるのも構わず、そのサクヤという少女は称号の力を解放してしまった。
夕焼けに染まっていた赤い景色が灰色の空虚な世界へと変わり、地面に浮き上がった黒い魔方陣から召喚された精霊が浮上してくる。
コイツは……。
「火焔神『闇の炎王』よ、その力で魔王を焼き尽くせ!」
それは黒い炎を全身に纏った、火の精霊の王だった。
その体高は10mを超え、あらゆる生物を超越した存在――漂う神のオーラに背筋が凍りつく。
こんな凄いヤツをあの少女が召喚したのか!?
まずい! コイツ、いやこの精霊王かなり強い!
ここで戦えば、僕はともかく、リノ達やベルニカ姉妹が危険だ。
「極限遮断障壁!」
僕は素速く詠唱して、熾光魔竜戦の時に使った結界をリノ達に撃ち放った。
今の僕が持つ最強の結界だ。
しかし、僕の能力は相手の結界によって5%ほどダウンさせられている。
この最強結界でも万全では無い。
なので、急いでリノ達に下がるように指示し、僕だけで『闇の炎王』へと突進していく。
目的は僕だろうから、わざわざリノ達を狙うようなことはしないだろう。
その推測通り、『闇の炎王』は僕に向かって攻撃を放つ。
一瞬全身が光ったかと思うと、超高熱の波動が一気に僕へと押し寄せた。
「ユーリっ!?」
「ユーリ様っ!?」
「ぐはははっ、見たか炎の王の力! 魔王よ、永遠に滅ぶがいいっ! マグナ、シェナ、魔王と共に散ったお前達のことは末永く語り継がれることだろう。安心して死ね」
『闇の炎王』は全身にらせん状の炎を纏いながら、紅蓮、青白、橙色、赤紫、白光など、様々に色を変えて猛炎を放射している。
その名も『極彩色の炎柱』。
あまりの高熱に、周りの景色が大きく波立つように揺らめく。
その余波は50m離れた魔道士達にも届いているはずだが、恐らく耐熱結界を張ってあるのだろう。
それでも抑えきれぬ熱風に、魔道士達の表情は歪んでいる。
確かに凄いが……解析した限りでは、熾光魔竜のブレスの方が強烈だった。
なので、この程度では僕は倒せない。
しかし、問題は相手『闇の炎王』だ。
精霊王ということでまさに神様、全ての生物を超越した『不死の存在』で、普通にやったんじゃ倒せない。
重力魔法も効かないようだし、『冥霊剣』の力も無反応、もちろん『呪王の死睨』など通用するわけも無い。
正直お手上げではあるのだが……。
実は現世で精霊を実体化出来る時間は有限で、僕が何もせずとも、しばらく耐えていればそのうち『闇の炎王』は精霊界へ還る。
つまり、無理に倒さなくても、それまでじっと待っていればいいわけだ。
ただし…………
「がふっ、ぐううっ……」
「サクヤ様っ!?」
「おおおサクヤ様、あと少しの辛抱ですぞ。死ぬなら魔王を倒したあとです」
そう、あのサクヤという少女が、このままでは力を使い果たして死んでしまう。
僕たちの説明は一切聞いてもらえないし、かといって倒されたフリなどしても、簡単には騙されてくれないだろう。
手遅れになる前に、何か手を打たなくては。
サクヤという少女が力尽きる前に、あの『闇の炎王』を倒す?
どうやって!?
火の精霊だけに水属性魔法がよく効くはずだが、『不死の存在』が相手では、たとえ界域魔法を放ってもそうは簡単には倒せない。
界域魔法は詠唱破棄が出来ないので、連発するにも時間が掛かる。
その間に、相手はダメージを修復してしまうだろう。
『神遺魔法』にある『超人化』という魔法なら、一時的に僕の全能力を限界まで引き上げてくれる。
ただ、『超人化』はあまり長時間は使用出来ず、そして終了後には反動がドッと来るので、勝算も無しに無闇に使うわけにはいかない。
それに、あの『闇の炎王』には物理攻撃が無効なので、無駄に全部を強化してしまう『超人化』はあまり適切ではないように思う。
必要なのは強い魔法力だけだ。
『無限吸収』を持っていたアピだったら、ひたすら『闇の炎王』の攻撃を吸収してくれたんで、その間に色々出来たかも知れないが……。
リノ達を守りながら戦っているから迂闊な行動も出来ず、僕の行動にどうしても制限が出来てしまう。
当然、『奪われし者の地獄』という結界を破ることもこのままでは不可能だ。
だけど、僕はそれでもリノ達がそばに居てくれるのは嬉しい。
何故なら、何かあった時に近くに居てくれれば、僕が守ってあげられる。
カイン達クラスメイトに襲われた時、改めてリノ達の存在が大きいことが分かった。
僕の居ないところで、リノ達がもし襲われたらと考えるだけで胸が苦しくなる。
ふとゼルドナに残してきたメジェールの事が頭に浮かんだ。
強い勇者だと思って放っておきがちだけど、もっとメジェールの事も心配してあげないとダメだな。
いけね、戦闘中なのにセンチな気分になっちゃった。
改めて考えよう。あのサクヤって子を助けるにはどうしたらいい?
「ユーリ、サクヤ様を助けてやってくれ、お前なら、お前なら絶対出来る!」
「お願いユーリ!」
ははは、精霊の王様が相手だっていうのに、ベルニカ姉妹はもう僕が負けるなんてちっとも思ってないようだ。
その期待には応えないとね。
よし、この手で行ってみよう!
ギュンターという男に促されて魔道士集団から現れたのは、艶やかな黒髪を肩口あたりでおかっぱに切り揃えた、15歳くらいの少女だった。
あの男――宰相が気を遣うような存在の少女とは一体……?
「ギュンター宰相、この少年は本当に魔王ではありません! だから、サクヤ様にお力は使わせないで下さい!」
「そうです、サクヤ様のお力は、ここで使うモノではありません!」
「そう吠えるな姉妹よ、今お前達ごと魔王を葬ってやるからに。ではサクヤ様、お願い致します」
ベルニカ姉妹が慌てて何かを制止している。
少女の力? 何か特別な力を持っているのか?
僕は『真理の天眼』で解析してみた。
こ、これは……この少女、『鬼巫女』という称号を持っている!
聞いたことが無い称号だけど、なんと『剣聖』や『統べる者』と同じくSSSランクだ。
能力は……上位精霊の召喚だって!?
「ユーリ、サクヤ様は魔導国イオの姫様で、代々特殊な能力を受け継がれている血族のお方だ。その力は強力無比な精霊を召喚し、中でもサクヤ様は、歴代最強とも言える潜在能力をお持ちなんだ」
「ただ、サクヤ様は重い病に冒されていて、ずっと寝たきりなのよ。もしそのお力を使えば、死んでしまうかも知れない」
「なんだって!?」
それじゃ、こんな所で無駄に力を使わせるわけにはいかない。
どうすれば僕が魔王じゃないって分かって貰えるんだ?
「魔王よ……わらわが生きてきた証としてお前を滅ぼす。わらわはそのためだけに、今まで必死に生きながらえてきたのだ。その使命を果たせるのなら、わらわは死んでも構わない」
「待って、サクヤ様!」
「よせ、やめるんだっ!」
「霊王召喚!」
僕たちが必死に止めるのも構わず、そのサクヤという少女は称号の力を解放してしまった。
夕焼けに染まっていた赤い景色が灰色の空虚な世界へと変わり、地面に浮き上がった黒い魔方陣から召喚された精霊が浮上してくる。
コイツは……。
「火焔神『闇の炎王』よ、その力で魔王を焼き尽くせ!」
それは黒い炎を全身に纏った、火の精霊の王だった。
その体高は10mを超え、あらゆる生物を超越した存在――漂う神のオーラに背筋が凍りつく。
こんな凄いヤツをあの少女が召喚したのか!?
まずい! コイツ、いやこの精霊王かなり強い!
ここで戦えば、僕はともかく、リノ達やベルニカ姉妹が危険だ。
「極限遮断障壁!」
僕は素速く詠唱して、熾光魔竜戦の時に使った結界をリノ達に撃ち放った。
今の僕が持つ最強の結界だ。
しかし、僕の能力は相手の結界によって5%ほどダウンさせられている。
この最強結界でも万全では無い。
なので、急いでリノ達に下がるように指示し、僕だけで『闇の炎王』へと突進していく。
目的は僕だろうから、わざわざリノ達を狙うようなことはしないだろう。
その推測通り、『闇の炎王』は僕に向かって攻撃を放つ。
一瞬全身が光ったかと思うと、超高熱の波動が一気に僕へと押し寄せた。
「ユーリっ!?」
「ユーリ様っ!?」
「ぐはははっ、見たか炎の王の力! 魔王よ、永遠に滅ぶがいいっ! マグナ、シェナ、魔王と共に散ったお前達のことは末永く語り継がれることだろう。安心して死ね」
『闇の炎王』は全身にらせん状の炎を纏いながら、紅蓮、青白、橙色、赤紫、白光など、様々に色を変えて猛炎を放射している。
その名も『極彩色の炎柱』。
あまりの高熱に、周りの景色が大きく波立つように揺らめく。
その余波は50m離れた魔道士達にも届いているはずだが、恐らく耐熱結界を張ってあるのだろう。
それでも抑えきれぬ熱風に、魔道士達の表情は歪んでいる。
確かに凄いが……解析した限りでは、熾光魔竜のブレスの方が強烈だった。
なので、この程度では僕は倒せない。
しかし、問題は相手『闇の炎王』だ。
精霊王ということでまさに神様、全ての生物を超越した『不死の存在』で、普通にやったんじゃ倒せない。
重力魔法も効かないようだし、『冥霊剣』の力も無反応、もちろん『呪王の死睨』など通用するわけも無い。
正直お手上げではあるのだが……。
実は現世で精霊を実体化出来る時間は有限で、僕が何もせずとも、しばらく耐えていればそのうち『闇の炎王』は精霊界へ還る。
つまり、無理に倒さなくても、それまでじっと待っていればいいわけだ。
ただし…………
「がふっ、ぐううっ……」
「サクヤ様っ!?」
「おおおサクヤ様、あと少しの辛抱ですぞ。死ぬなら魔王を倒したあとです」
そう、あのサクヤという少女が、このままでは力を使い果たして死んでしまう。
僕たちの説明は一切聞いてもらえないし、かといって倒されたフリなどしても、簡単には騙されてくれないだろう。
手遅れになる前に、何か手を打たなくては。
サクヤという少女が力尽きる前に、あの『闇の炎王』を倒す?
どうやって!?
火の精霊だけに水属性魔法がよく効くはずだが、『不死の存在』が相手では、たとえ界域魔法を放ってもそうは簡単には倒せない。
界域魔法は詠唱破棄が出来ないので、連発するにも時間が掛かる。
その間に、相手はダメージを修復してしまうだろう。
『神遺魔法』にある『超人化』という魔法なら、一時的に僕の全能力を限界まで引き上げてくれる。
ただ、『超人化』はあまり長時間は使用出来ず、そして終了後には反動がドッと来るので、勝算も無しに無闇に使うわけにはいかない。
それに、あの『闇の炎王』には物理攻撃が無効なので、無駄に全部を強化してしまう『超人化』はあまり適切ではないように思う。
必要なのは強い魔法力だけだ。
『無限吸収』を持っていたアピだったら、ひたすら『闇の炎王』の攻撃を吸収してくれたんで、その間に色々出来たかも知れないが……。
リノ達を守りながら戦っているから迂闊な行動も出来ず、僕の行動にどうしても制限が出来てしまう。
当然、『奪われし者の地獄』という結界を破ることもこのままでは不可能だ。
だけど、僕はそれでもリノ達がそばに居てくれるのは嬉しい。
何故なら、何かあった時に近くに居てくれれば、僕が守ってあげられる。
カイン達クラスメイトに襲われた時、改めてリノ達の存在が大きいことが分かった。
僕の居ないところで、リノ達がもし襲われたらと考えるだけで胸が苦しくなる。
ふとゼルドナに残してきたメジェールの事が頭に浮かんだ。
強い勇者だと思って放っておきがちだけど、もっとメジェールの事も心配してあげないとダメだな。
いけね、戦闘中なのにセンチな気分になっちゃった。
改めて考えよう。あのサクヤって子を助けるにはどうしたらいい?
「ユーリ、サクヤ様を助けてやってくれ、お前なら、お前なら絶対出来る!」
「お願いユーリ!」
ははは、精霊の王様が相手だっていうのに、ベルニカ姉妹はもう僕が負けるなんてちっとも思ってないようだ。
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皆様ありがとうございます😘
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めっちゃ感謝を込めて💕
ありがとうございます💞
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