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第8章 英雄の育成
第405話 アリーシアの真の姿
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アリーシアに護衛を付けるように忠告したところ、その役目を僕に頼んできた。
こりゃまいったぞ。
「ア、アリーシア、僕にはサイファたちを鍛えるという仕事があるから……」
「ヒロ様、うすうす感じておりましたが、あなたの強さはキリエさんよりも遙かに上です。もしかしたらあのエンギ様を凌ぐほどなのではないですか? 今の狼藉者は、わたくしやキリエさんでは到底太刀打ちできない相手でした。それをこうも容易く撃退するなんて、ヒロ様の持つお力は計り知れません」
「あ、あ~まぐれだよ……多分」
「いいえ、わたくしには分かりますわ。それに、一目見たときから、ヒロ様のことは忘れられない存在でした。正直に打ち明けますと、今回ヒロ様を観劇にご招待したのは、わたくしのパートナーを引き受けていただこうと思ったからです」
「パ、パートナー!? そんなの絶対無理だよ、だいいちキリエさんがいるじゃないか!」
「キリエさんには申し訳ないですが、パートナーを降りていただくつもりです。護衛もヒロ様なら不安はありませんし、是非わたくしにお力をお貸ししてほしいのです。でないと、怖くてわたくしはもう外を歩けません」
そう言いながら、アリーシアが怯えるように僕の胸に抱きついてくる。
アリーシアの言うことも分かるが、もし学院長が黒幕なら、僕がそばにいるほうが危険だ。
それに、キリエさんを差しおいて僕がパートナーや護衛を請け負うなんて、色々な問題も出てくる。
現状では絶対に無理な話だ。
「アリーシア、申し訳ないけど、僕はキミの護衛をしてあげることはできない」
「……どうしてもですの? わたくしがこれほど頼んでも?」
「すまない……」
「ヒロ様になら……わたくしの全てを差し上げてもいいと思っておりますのに」
「い、いや、そんなの受け取れないって!」
えっ、アリーシアの心と体は『魔王ユーリ』のモノって言ってなかったっけ?
美少女に抱きつかれてるし、さすがの僕もなんか混乱してきたぞ。
僕が断ると、アリーシアの身体の震えが止まり、うつむいたままじっと押し黙る。
なんか様子が変だが、僕の言ったことを了承してくれたんだろうか?
「…………信じられませんわ。わたくしのお願いを断る方がいるなんて」
「えっ!?」
ふと発せられたアリーシアの声が、重く黒い響きとなって僕の耳に届く。
ど、どうしたんだ!?
「はあぁ~……力はあっても愚鈍な男ね。最善の提案を理解できないなんて、本当にどうしようもない男」
「ア、アリーシア、どうしちゃったの?」
な、なんだなんだ!?
あの慈愛に満ちていたアリーシアが、まるで人が変わったみたいに、いらないガラクタを捨てるようなトゲのある言い方になった。
本当に同一人物なのか疑いたくなるほどだ。
「仕方ないですわ。コレをお着けなさい」
そう言うと、僕の胸に顔を埋めていたアリーシアがグイと僕の首を掴んで引き寄せ、そこに何かを取り付けた。
ま、まさかこのアイテムは……!?
「コレは『聖隷の首飾り』という、着けた者を強制的に奴隷状態にする魔道具です。これでヒロ様はわたくしには逆らえません」
やっぱりその手のアイテムかあああああああああ~っっっ!
あの呪われた魔道具『隷属の首輪』のさらに上位アイテムなようで、装着した者を完全に制御できる上、その戦闘力も一切低下させないという物だった。
要するにコレを使えば、思うがままに操れる奴隷騎士を作れるわけだ。こんな物、アリーシアはいったいどこで手に入れたんだ!?
ううっ、フィーリアに騙されて『隷属の首輪』を着けてしまったことを思い出す。
未だに夢に見るほどトラウマになってるのにぃぃぃぃ……。
「あなたはわたくしのような人間に仕えるべきです。それがヒロ様にとっても幸せというものです。今後はわたくしのためにその人生を費やしなさい」
なんてこった、言うことまでフィーリアと似てるし。
怯えているように見せてたのも演技だったのか。さすが女優……。
なんかもう僕の精神が壊れちゃいそうだよ。アリーシアだけはいい子だと思ってたのに。
外見どころか、性格もフィーリアに匹敵する問題児だったとはね。
綺麗な人ほど、心に闇を持ってるのかもしれないな……。
とりあえず、首飾りを力ずくで引きちぎる。
「なっ、なんですって!? 絶対服従の魔道具なのに、何故っ!?」
「アリーシア、僕に魔道具は効かない。キミがこんな子だったなんてショックだよ。このことは黙っておくから、もう僕には関わらないでくれ」
僕はそう告げて、この場を去ろうとした。
「あなたもあんな小便臭い女たちがいいのね。他クラスにもあんなガキに心奪われてる男がいて……ホントに目障りな子」
アリーシアが僕を睨み付けながら毒づく。
アリーシアが言ってるのはサイファたちのことか。そういえば、サイファは男子に人気があるって言ってたっけ。それが目障りなのか?
そうか、アリーシアの称号は自分を慕う男性から魔力を分けてもらう能力だから、サイファは確かに邪魔かもしれない。
でも、そこまで言うことないんじゃ?
「この世界は、本当にわたくしの思い通りにはなりませんのね。こんな世界、早くユーリ様に滅ぼされてしまえばいいんだわ」
「ユーリ? 滅ぼす? ……『魔王ユーリ』は英雄なんじゃないのかい?」
アリーシアのおかしな発言が気になり、つい言葉を返してしまった。
それを聞いたアリーシアは、綺麗な眉をつり上げて不敵な笑みを浮かべる。
「ユーリ様は本物の魔王ですわ。でなければ、たった一人で魔王軍を壊滅させ、1ヶ月で国を作るなどできません。皆は英雄と信じているようですが、わたくしには分かります。ユーリ様こそ真の破壊神だと。グランディス帝国に対して、『魔王ユーリ』様が密かに宣戦布告したことも掴んでおりますのよ」
なんと……!
アリーシアは『ユーリ』を本物の魔王と思っていたのか!
それでいて愛しているだなんて、ちょっと普通じゃないぞ!?
「アリーシア、『魔王ユーリ』が本物と思うなら、キミはどうして彼を慕っているんだ?」
「わたくしがこの世界を憎んでいるからです。ユーリ様はそれを破壊してくれる偉大な存在……わたくしの救世主なのです」
フィーリアと何もかも似ていると思ったけど、『ユーリ』に願うことは真逆だ。
でもアリーシアは、なんで世界を憎んでいるんだ?
「わたくしの全ては魔王ユーリ様のモノ。わたくしは彼のもとに行き、2人でこの世界を終焉へと導きますの。それこそがわたくしの望み……。ヒロ様にもお力添えいただきたかったのですが、あなたには失望いたしました。もう2度とお会いすることもないでしょう」
そう告げると、アリーシアは去っていった。
『魔王ユーリ』に対するアリーシアの想いは、愛というよりも崇拝に近い。
そして何故世界の滅亡を願うのか?
ただ、アリーシアからは邪悪なモノは感じない。
ということは、本気で世界を滅ぼそうとは思ってないんだろう。
行き所のない想いを『魔王ユーリ』に託しているだけなのかもしれない。
きっと世界を憎む、特別な理由があるんだ。
彼女の力になってあげられればいいが……。
こりゃまいったぞ。
「ア、アリーシア、僕にはサイファたちを鍛えるという仕事があるから……」
「ヒロ様、うすうす感じておりましたが、あなたの強さはキリエさんよりも遙かに上です。もしかしたらあのエンギ様を凌ぐほどなのではないですか? 今の狼藉者は、わたくしやキリエさんでは到底太刀打ちできない相手でした。それをこうも容易く撃退するなんて、ヒロ様の持つお力は計り知れません」
「あ、あ~まぐれだよ……多分」
「いいえ、わたくしには分かりますわ。それに、一目見たときから、ヒロ様のことは忘れられない存在でした。正直に打ち明けますと、今回ヒロ様を観劇にご招待したのは、わたくしのパートナーを引き受けていただこうと思ったからです」
「パ、パートナー!? そんなの絶対無理だよ、だいいちキリエさんがいるじゃないか!」
「キリエさんには申し訳ないですが、パートナーを降りていただくつもりです。護衛もヒロ様なら不安はありませんし、是非わたくしにお力をお貸ししてほしいのです。でないと、怖くてわたくしはもう外を歩けません」
そう言いながら、アリーシアが怯えるように僕の胸に抱きついてくる。
アリーシアの言うことも分かるが、もし学院長が黒幕なら、僕がそばにいるほうが危険だ。
それに、キリエさんを差しおいて僕がパートナーや護衛を請け負うなんて、色々な問題も出てくる。
現状では絶対に無理な話だ。
「アリーシア、申し訳ないけど、僕はキミの護衛をしてあげることはできない」
「……どうしてもですの? わたくしがこれほど頼んでも?」
「すまない……」
「ヒロ様になら……わたくしの全てを差し上げてもいいと思っておりますのに」
「い、いや、そんなの受け取れないって!」
えっ、アリーシアの心と体は『魔王ユーリ』のモノって言ってなかったっけ?
美少女に抱きつかれてるし、さすがの僕もなんか混乱してきたぞ。
僕が断ると、アリーシアの身体の震えが止まり、うつむいたままじっと押し黙る。
なんか様子が変だが、僕の言ったことを了承してくれたんだろうか?
「…………信じられませんわ。わたくしのお願いを断る方がいるなんて」
「えっ!?」
ふと発せられたアリーシアの声が、重く黒い響きとなって僕の耳に届く。
ど、どうしたんだ!?
「はあぁ~……力はあっても愚鈍な男ね。最善の提案を理解できないなんて、本当にどうしようもない男」
「ア、アリーシア、どうしちゃったの?」
な、なんだなんだ!?
あの慈愛に満ちていたアリーシアが、まるで人が変わったみたいに、いらないガラクタを捨てるようなトゲのある言い方になった。
本当に同一人物なのか疑いたくなるほどだ。
「仕方ないですわ。コレをお着けなさい」
そう言うと、僕の胸に顔を埋めていたアリーシアがグイと僕の首を掴んで引き寄せ、そこに何かを取り付けた。
ま、まさかこのアイテムは……!?
「コレは『聖隷の首飾り』という、着けた者を強制的に奴隷状態にする魔道具です。これでヒロ様はわたくしには逆らえません」
やっぱりその手のアイテムかあああああああああ~っっっ!
あの呪われた魔道具『隷属の首輪』のさらに上位アイテムなようで、装着した者を完全に制御できる上、その戦闘力も一切低下させないという物だった。
要するにコレを使えば、思うがままに操れる奴隷騎士を作れるわけだ。こんな物、アリーシアはいったいどこで手に入れたんだ!?
ううっ、フィーリアに騙されて『隷属の首輪』を着けてしまったことを思い出す。
未だに夢に見るほどトラウマになってるのにぃぃぃぃ……。
「あなたはわたくしのような人間に仕えるべきです。それがヒロ様にとっても幸せというものです。今後はわたくしのためにその人生を費やしなさい」
なんてこった、言うことまでフィーリアと似てるし。
怯えているように見せてたのも演技だったのか。さすが女優……。
なんかもう僕の精神が壊れちゃいそうだよ。アリーシアだけはいい子だと思ってたのに。
外見どころか、性格もフィーリアに匹敵する問題児だったとはね。
綺麗な人ほど、心に闇を持ってるのかもしれないな……。
とりあえず、首飾りを力ずくで引きちぎる。
「なっ、なんですって!? 絶対服従の魔道具なのに、何故っ!?」
「アリーシア、僕に魔道具は効かない。キミがこんな子だったなんてショックだよ。このことは黙っておくから、もう僕には関わらないでくれ」
僕はそう告げて、この場を去ろうとした。
「あなたもあんな小便臭い女たちがいいのね。他クラスにもあんなガキに心奪われてる男がいて……ホントに目障りな子」
アリーシアが僕を睨み付けながら毒づく。
アリーシアが言ってるのはサイファたちのことか。そういえば、サイファは男子に人気があるって言ってたっけ。それが目障りなのか?
そうか、アリーシアの称号は自分を慕う男性から魔力を分けてもらう能力だから、サイファは確かに邪魔かもしれない。
でも、そこまで言うことないんじゃ?
「この世界は、本当にわたくしの思い通りにはなりませんのね。こんな世界、早くユーリ様に滅ぼされてしまえばいいんだわ」
「ユーリ? 滅ぼす? ……『魔王ユーリ』は英雄なんじゃないのかい?」
アリーシアのおかしな発言が気になり、つい言葉を返してしまった。
それを聞いたアリーシアは、綺麗な眉をつり上げて不敵な笑みを浮かべる。
「ユーリ様は本物の魔王ですわ。でなければ、たった一人で魔王軍を壊滅させ、1ヶ月で国を作るなどできません。皆は英雄と信じているようですが、わたくしには分かります。ユーリ様こそ真の破壊神だと。グランディス帝国に対して、『魔王ユーリ』様が密かに宣戦布告したことも掴んでおりますのよ」
なんと……!
アリーシアは『ユーリ』を本物の魔王と思っていたのか!
それでいて愛しているだなんて、ちょっと普通じゃないぞ!?
「アリーシア、『魔王ユーリ』が本物と思うなら、キミはどうして彼を慕っているんだ?」
「わたくしがこの世界を憎んでいるからです。ユーリ様はそれを破壊してくれる偉大な存在……わたくしの救世主なのです」
フィーリアと何もかも似ていると思ったけど、『ユーリ』に願うことは真逆だ。
でもアリーシアは、なんで世界を憎んでいるんだ?
「わたくしの全ては魔王ユーリ様のモノ。わたくしは彼のもとに行き、2人でこの世界を終焉へと導きますの。それこそがわたくしの望み……。ヒロ様にもお力添えいただきたかったのですが、あなたには失望いたしました。もう2度とお会いすることもないでしょう」
そう告げると、アリーシアは去っていった。
『魔王ユーリ』に対するアリーシアの想いは、愛というよりも崇拝に近い。
そして何故世界の滅亡を願うのか?
ただ、アリーシアからは邪悪なモノは感じない。
ということは、本気で世界を滅ぼそうとは思ってないんだろう。
行き所のない想いを『魔王ユーリ』に託しているだけなのかもしれない。
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