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第7章 新国テンプルム
第335話 法王国の真実
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「さっすが法王国ねえ……凄い聖なる力だわ」
「わたくしも法王国には初めて来ましたが、噂以上に神聖力に包まれていますわね」
目の前のパスリエーダ法王国王都を見て、聖なる力を感じ取れるメジェールやフィーリアは、その溢れかえる神聖力に感心している。
法王国のあるこの地は、世界一神に愛されている場所なので、天然の神聖力が湧き出している聖地となっている。
そして、王都は巨大な聖結界に覆われ…………
えっ!? なんだコレ!?
この地は自然に聖なる力が湧き出しているのかと思ったら、そうじゃない!
コレは……人工的なモノだ!
何か違和感があったので、僕の『真理の天眼』で調べてみて初めて分かった。
解析した限りでは、どうやら古代文明の力――『失われた技術』でこの聖なる力を作り出しているようだ。
これは普通の人じゃまず気付かないだろう。法王国のトップの人は知ってるのか?
……いや、当然知ってるはずだ。
つまり法王国は、『神に愛された地』などではなく、人工的に作られた聖地だったんだ!
この巨大な聖結界も、『失われた技術』を利用して張っているようだ。
どうやってこんな結界を作り出したのか不思議だったけど、聖地法王国なら不可能も可能にすると勝手に信じてたよ。それが、まさか古代文明の力だったとは……。
ひょっとして、牙無魔たち異世界人を喚びだしたという『異世界召喚』も、古代文明が作り出したモノではないだろうか?
この世界イストリアに住む人間は、皆この法王国こそが神に1番近い地だと思ってきた。
しかし、そうじゃない。
法王国の聖なる力は、古代の力を利用しただけのモノだった。
とすると、神に選ばれし人間である法王様も、ただこの地に生まれただけの存在なのか?
これが法王国の知られざる真実……。
法王国こそ、神の意志を世界へと伝えてくれる真の聖地だと思っていたのに、何かが僕の中で崩れていく。
「どうしたユーリ? 何かおかしなことでもあるのか?」
「いや、なんでもないよ牙無魔」
余計なことを考えるのはよそう。
遙か昔より神に近い場所と思われてきた聖地が、実は人工的なモノだったのは少し残念に思うが、ここが神聖力に溢れていることには間違いない。
悪魔たちも、ここへはそう簡単には近付けない。人類の最後の砦ともいえる場所なのだから。
「んじゃあ中に入るぞ。久魅那、『時空通穴』をまた開いてくれ」
「えっ、正面ゲートから入るんじゃなくて?」
「いやあ実はオレたち、勝手に王都を出てお前の国テンプルムに行ったんで、きっと入り口で揉めると思うんだよ。ユーリたちを巻き込みたくないし、それにお前たちの正体についてもうるさく聞かれるだろうしな」
「なるほど……」
まあメジェールたちはテンプルムの正規の国民証を持ってるし、僕も国王という身分を隠した国民証を持ってるけどね。
ただの観光客として来ただけなので、それを見せれば多分問題はないと思うけど、確かに変に疑われても困るかも。
ちょっと観光したら『空間転移』で帰るし、『時空通穴』でこっそり入ってもいいか。
「じゃあよろしく頼むよ」
「任せとけ!」
僕たちは久魅那の『時空通穴』を使って、法王国王都へと入った。
◇◇◇
「んーさすが法王国王都、他国の王都とは色々と風情が違うわねえ」
「なあんだ、あんまり期待しないほうがいいって言われたから心配したけど、いい国じゃない」
「街行く王都民も、皆さんどこか気品に溢れてますわね」
「それに空気が、ワタシの故郷のエルフ村と似ている気がシマス」
「へえ~、フラウの村ってこんなに栄えてるのか?」
「いえいえ違いますよソロルさん、エルフ村は聖なる力に満ちているので、それでどことなく懐かしい空気を感じるのデス」
「まあこの辺は裕福な層が多いからな。観光客にも人気がある場所だし、法王国のまさに光の部分だ。ここだけを見るなら、本当にいい国だとは思うんだけどな」
眷女の言う通り、とても平和で幸せそうな国に見えるけど、牙無魔の言葉から察するに、そうじゃない部分もあるということか。
「とりあえず、せっかくここまで来たんだ、オススメの観光名所に連れていってやるよ」
牙無魔たちの案内で、僕たちは法王国の名所を回っていく。
移動は久魅那の『時空通穴』を使ったのであっという間だった。
美味しいお店も景色のいい観光地も、労せずサクサクと巡る。
今回留守番となってしまったアニスさんやネネのために、法王国のお土産もたくさん買った。
「あ~しまったなあ……テンプルムでお土産買うの忘れちまった。ユーリと戦うことばかり考えてたから、すっかり頭から抜けてたぜ」
「あ、それなら、僕がアイテムボックスでいくつか持ち歩いてるから、それを牙無魔にあげるよ」
「おっ、いいのか! でも、オレたちあんま持ち合わせがねーんだ。高い物だとちょっと……」
「いや、お金なんていいよ。法王国王都を案内してくれたガイド代だと思ってくれれば」
「そうか! なら遠慮なくもらっておくぜ」
僕はボンビクスワームの繭糸で作った高級織物や、テンプルムの美味しい名産品などを牙無魔に渡す。
「くおおおおおおっ、こんな凄いのくれるんか!? さすが王様だぜ!」
「これならアイツらも喜んでくれるだろうな。お土産渡すのが楽しみだ」
「アイツらって?」
「ああ、オレたちとちょっとした付き合いのあるヤツらがいるのさ。そうだ、今からそこへ行っていいか?」
「え? 別にいいけど?」
「早くアイツらにお土産渡してやりてえし、ユーリのことも紹介したいんだ。よし、久魅那、『時空通穴』を頼む!」
「了解!」
なんだろう、僕が渡したお土産を見た牙無魔は、想像以上に嬉しそうな顔をしている。
そこまで大した物でもないんだけど、こんなに喜んでもらえるなんて意外なくらいだ。
それにしても、一応牙無魔たちは異世界から喚ばれた救世主って立場だと思うけど、お金をあまり持ってないのか?
アレほどの強さがあるのに、何か釈然としないな……。
「じゃあ行くぜ!」
僕たちは牙無魔の目的の場所へと移動した。
***********************************
是非是非、書籍版『無限のスキルゲッター』もよろしくお願いいたしますm(_ _)m
「わたくしも法王国には初めて来ましたが、噂以上に神聖力に包まれていますわね」
目の前のパスリエーダ法王国王都を見て、聖なる力を感じ取れるメジェールやフィーリアは、その溢れかえる神聖力に感心している。
法王国のあるこの地は、世界一神に愛されている場所なので、天然の神聖力が湧き出している聖地となっている。
そして、王都は巨大な聖結界に覆われ…………
えっ!? なんだコレ!?
この地は自然に聖なる力が湧き出しているのかと思ったら、そうじゃない!
コレは……人工的なモノだ!
何か違和感があったので、僕の『真理の天眼』で調べてみて初めて分かった。
解析した限りでは、どうやら古代文明の力――『失われた技術』でこの聖なる力を作り出しているようだ。
これは普通の人じゃまず気付かないだろう。法王国のトップの人は知ってるのか?
……いや、当然知ってるはずだ。
つまり法王国は、『神に愛された地』などではなく、人工的に作られた聖地だったんだ!
この巨大な聖結界も、『失われた技術』を利用して張っているようだ。
どうやってこんな結界を作り出したのか不思議だったけど、聖地法王国なら不可能も可能にすると勝手に信じてたよ。それが、まさか古代文明の力だったとは……。
ひょっとして、牙無魔たち異世界人を喚びだしたという『異世界召喚』も、古代文明が作り出したモノではないだろうか?
この世界イストリアに住む人間は、皆この法王国こそが神に1番近い地だと思ってきた。
しかし、そうじゃない。
法王国の聖なる力は、古代の力を利用しただけのモノだった。
とすると、神に選ばれし人間である法王様も、ただこの地に生まれただけの存在なのか?
これが法王国の知られざる真実……。
法王国こそ、神の意志を世界へと伝えてくれる真の聖地だと思っていたのに、何かが僕の中で崩れていく。
「どうしたユーリ? 何かおかしなことでもあるのか?」
「いや、なんでもないよ牙無魔」
余計なことを考えるのはよそう。
遙か昔より神に近い場所と思われてきた聖地が、実は人工的なモノだったのは少し残念に思うが、ここが神聖力に溢れていることには間違いない。
悪魔たちも、ここへはそう簡単には近付けない。人類の最後の砦ともいえる場所なのだから。
「んじゃあ中に入るぞ。久魅那、『時空通穴』をまた開いてくれ」
「えっ、正面ゲートから入るんじゃなくて?」
「いやあ実はオレたち、勝手に王都を出てお前の国テンプルムに行ったんで、きっと入り口で揉めると思うんだよ。ユーリたちを巻き込みたくないし、それにお前たちの正体についてもうるさく聞かれるだろうしな」
「なるほど……」
まあメジェールたちはテンプルムの正規の国民証を持ってるし、僕も国王という身分を隠した国民証を持ってるけどね。
ただの観光客として来ただけなので、それを見せれば多分問題はないと思うけど、確かに変に疑われても困るかも。
ちょっと観光したら『空間転移』で帰るし、『時空通穴』でこっそり入ってもいいか。
「じゃあよろしく頼むよ」
「任せとけ!」
僕たちは久魅那の『時空通穴』を使って、法王国王都へと入った。
◇◇◇
「んーさすが法王国王都、他国の王都とは色々と風情が違うわねえ」
「なあんだ、あんまり期待しないほうがいいって言われたから心配したけど、いい国じゃない」
「街行く王都民も、皆さんどこか気品に溢れてますわね」
「それに空気が、ワタシの故郷のエルフ村と似ている気がシマス」
「へえ~、フラウの村ってこんなに栄えてるのか?」
「いえいえ違いますよソロルさん、エルフ村は聖なる力に満ちているので、それでどことなく懐かしい空気を感じるのデス」
「まあこの辺は裕福な層が多いからな。観光客にも人気がある場所だし、法王国のまさに光の部分だ。ここだけを見るなら、本当にいい国だとは思うんだけどな」
眷女の言う通り、とても平和で幸せそうな国に見えるけど、牙無魔の言葉から察するに、そうじゃない部分もあるということか。
「とりあえず、せっかくここまで来たんだ、オススメの観光名所に連れていってやるよ」
牙無魔たちの案内で、僕たちは法王国の名所を回っていく。
移動は久魅那の『時空通穴』を使ったのであっという間だった。
美味しいお店も景色のいい観光地も、労せずサクサクと巡る。
今回留守番となってしまったアニスさんやネネのために、法王国のお土産もたくさん買った。
「あ~しまったなあ……テンプルムでお土産買うの忘れちまった。ユーリと戦うことばかり考えてたから、すっかり頭から抜けてたぜ」
「あ、それなら、僕がアイテムボックスでいくつか持ち歩いてるから、それを牙無魔にあげるよ」
「おっ、いいのか! でも、オレたちあんま持ち合わせがねーんだ。高い物だとちょっと……」
「いや、お金なんていいよ。法王国王都を案内してくれたガイド代だと思ってくれれば」
「そうか! なら遠慮なくもらっておくぜ」
僕はボンビクスワームの繭糸で作った高級織物や、テンプルムの美味しい名産品などを牙無魔に渡す。
「くおおおおおおっ、こんな凄いのくれるんか!? さすが王様だぜ!」
「これならアイツらも喜んでくれるだろうな。お土産渡すのが楽しみだ」
「アイツらって?」
「ああ、オレたちとちょっとした付き合いのあるヤツらがいるのさ。そうだ、今からそこへ行っていいか?」
「え? 別にいいけど?」
「早くアイツらにお土産渡してやりてえし、ユーリのことも紹介したいんだ。よし、久魅那、『時空通穴』を頼む!」
「了解!」
なんだろう、僕が渡したお土産を見た牙無魔は、想像以上に嬉しそうな顔をしている。
そこまで大した物でもないんだけど、こんなに喜んでもらえるなんて意外なくらいだ。
それにしても、一応牙無魔たちは異世界から喚ばれた救世主って立場だと思うけど、お金をあまり持ってないのか?
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