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第7章 新国テンプルム
第297話 山賊退治
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さらに10日ほどが経ち、基本的な建造物は全て作り終えた。
建国して開国するまで1週間を切っているので、今は最後の仕上げをやっているところ。
とりあえず、四方に宿泊施設を多目に作ってあるので、多少来訪者が多くてもなんとかなるはずだ。
……最初はね。
どんどん来られてしまうと受け入れ限度を超えてしまうかもしれないけど、そのときは入国制限を掛けよう。
一応、ここへの送迎方法も用意した。
『魔道具作製』スキルで大型の魔導車を作ったのだ。
これは最大20人を乗せて移動ができる乗り物で、僕が注入する魔力を動力源としている。
僕はコレを『魔導バス』と名付けた。
魔導バスは慣れれば誰でも操縦できるし、護衛用のゴーレムも乗せるので、まずそこらのモンスターなどに襲われても大丈夫だろう。
ドラゴン程度までなら問題ないはず。
ちなみに、馬車よりもかなり巨大なサイズなので、通常の道は走行できない。
僕が『分子破壊砲』で作った、広くて平坦な道のみ、この『魔導バス』は走行できる。
なので、他国が使っている通常の街道との合流地点に、魔導バスを利用する人のための待合所を作って、そこに魔導バスが迎えに行くような形にした。
魔導バスは早朝と昼過ぎの2回、各待合所にいる利用客を乗せて出発。
早朝出発は夕方に僕の国に到着し、昼過ぎに出発する魔導バスは、一夜だけ車中泊をしてもらって、翌日の昼前に到着する。
僕の国から出るときも早朝と昼過ぎ出発の魔導バスがあり、早朝出発は夕方に待合所に到着し、そのまま一晩待機して、翌日の早朝にまた利用客を乗せてこちらへと戻ってくる。
昼過ぎ出発は、一夜車中泊をしたあと、翌日の昼前に待合所に到着し利用客を乗せてまた出発する。
待合所には宿泊設備も作ったので、一晩そこで過ごして翌朝の魔導バスに乗るようになっている。
ちなみに、魔導バスでは8時間ほどで待合所から僕の国まで移動可能だけど、馬車なら3日ほどかかる。徒歩なら1週間以上だ。
広くて整備された道では、魔導バスは馬車の3倍のスピードが出せる。
早馬車を使っても2日はかかるので、急ぎなら魔導バスが確実だろう。
通常街道とバス道の合流地点=待合所は、各国から1日以内で行ける場所にあるので、トータルで2日もあれば僕の国へと来ることができる。
これは国家間の移動としては飛び抜けて速い部類だ。
普通はどこの国へ行くとしても、馬車で最低6日以上はかかるからね。
この輸送を5カ国相手に行い、5台の魔導バスが1度に運べる旅人は合計100人。
それを1日2回行うので、魔導バスによる送迎人数は計200人となる。
ほかにも、もちろん徒歩や馬車でも往来は可能なので、国へ訪れる人数は1日3~400人と想定している。
小さな国だし、そんなものだろう。
一応、国営施設で10000人ほど宿泊が可能だけど、それを超えたら入国制限だなあ。
まだまだ宿泊施設を作ることは可能だけど、あとの土地は移住してくる国民のために残してあげたいんだよね。
僕は必要最低限のモノを揃えたので、あとは国民が自分で必要と思うモノを作っていってほしい。
最初に移住してくる人のため、民家も用意してある。
国家として自給自足できるように、農地も広めに取った。外壁の外には農村を作れるような場所が無いから、この国内で賄っていかないとね。
ほか、まだまだあちこちにかなり土地を残してあるし、ここからの開発は移住してくる国民に任せよう。
そろそろ各国に新国誕生の告知をしてもらっても良い頃合いかな。
◇◇◇
「おいおい、誰に断ってこんな場所に街作ろうとしてやがんだ?」
誰に断ってって、各国の王様の許可をもらってるけどね。
僕たちが作業をしていると、ドチンピラさん――いや山賊たちが現れた。
その数100人以上。
国として外見はほとんど出来上がっているので、さすがに周辺からも見つけられる存在になってしまったようだ。
それでも、通常の街道を使っているだけでは、なかなかここまで来ようとは思わないだろうけどね。一応山奥の位置だし。
山賊だからこそ、こんなところまでやってきたんだろう。
「街じゃなくて国よ、ここに新しい国ができるの! 英雄ユーリの国よ!」
「誰だユーリって? それに国を作ってるだとぉ~? いつの間にそんなことになってたんだ?」
「この辺はオレたちが根城にしてるんだぜ? こんな場所に作るなんて物好きなヤツらだ」
「全く、何か変だと思ってきてみりゃあ、こんなことになってたなんてな」
確かに、以前からこの辺りは山賊が多かったからね。
でも、僕が山賊のボス=ボルゴスを倒してから、だいぶ減ってたはずなんだけど……。
ずいぶん集まってきたね。
「おう、見たところ作業員ばっかでロクな護衛も居ないみたいだな」
「国を作るってのに、なんつー不用心なヤツらだ」
「ま、俺らにとっちゃありがたいけどよぉ」
「アンタたち、ユーリのこと知らないの? エーアストの魔王軍をやっつけたんだけど?」
「なんだそいつは? 聞いたこともねーな」
「ああ、『魔王ユーリ』ってのなら、ちょっと噂で聞いたことあるぜ」
「あのボルゴスさんを倒したってヤツか。ホントかどうか知らねーけどな」
「アンタたち山賊って情報に疎いのね。まあこんな生活してるんじゃしょうがないけど。この男がその『魔王ユーリ』よ!」
メジェールの言葉を聞いて、山賊たちが僕のことをジロジロ見る。
「ギャーッハッハッハッ! バカ言ってんじゃねえ、こんなガキがボルゴスさんを倒したってか?」
「あのねえ、ボルコスなんてザコどころか、魔王の側近である魔将すら倒してるんだけど!」
「笑わせるな! とにかく痛い目に遭いたくなかったら、金目のモノ全部出せ! 国を作りに来てるくらいだから、何か高価なモノも持ってきてるだろ!」
「なんなら、お前ら人質にして身代金を要求するのもありだな」
「そこの男! 妙な動きするなよ、お前がここの用心棒ってヤツなんだろうが、下手に動くと怪我人だけじゃすまねーぜ」
「オレに言ってんのか? オレはこの中じゃ下から数えるくらい弱いぜ」
山賊がヨシュアさんを見て、この中で1番強いと思ったようだ。
前にもこんなことあったな。
ちなみに、ヨシュアさんでもナンバーズ並に強いけどね。
「よくいるんだよ、もっと強えーヤツがいるとか言って脅すヤツがな」
「お前よりもつえーってのが、この中の誰だってんだよ」
「そんじゃ、誰でもいいから選んで戦ってみろよ」
ヨシュアさんの言葉に、ケットさんがそっとディオーネさんの影に隠れた。
まあケットさんも相当強化されてるし、この程度の山賊相手だったら余裕で勝てると思うけど、暴力は苦手な人だもんね。
「んじゃあそこのアマ、ちっとかかってこいや」
山賊の1人がリノに戦いを申し込む。
偉そうなこと言ってた割には、勝ち気なメジェールや騎士のディオーネさん、大柄なソロルを選ばずに、小柄なリノを選ぶとは。
ひょっとしてちょっとビビってるんじゃないの?
「じゃあげんこつで頭叩くからね。気を付けてね」
「なぁに宣言してやがんだ、はやくおげっ」
リノが一瞬で近付き、山賊の頭を殴った。
喰らった山賊はそのまま気絶して倒れ込む。
「な、なんだ今のは!?」
「ぜ、全然見えなかったぞ!?」
「だから言っただろ。オレよりもみんな強いって」
「くそっ、たまたまだ! その女が実は1番強かったってことだろ!?」
「んじゃあ気が済むまで選んでみな」
「お、おう、なら次はそこの王女みたいな格好したヤツだ!」
山賊がフィーリアを選ぶ。
王女みたい、じゃなくて、本物の王女様なんだけどね。
「へへっ、今度こそ……」
「『精神消失』!」
1秒で山賊が失神する。
まあ闇魔法なんて使わず、フィーリアが素手で戦っても勝つけどね。
「こりゃいったいなんだってんだ!? なんかコイツらおかしいぞ? お頭、ここは逃げたほうがいいんじゃ……」
「バカ言ってんじゃねえっ、次だ、次はこの俺様自ら戦ってやる! この俺に勝てると思うなよ……そこのガキ、お前が相手だ!」
山賊の頭目らしき男が選んだのは、見た目が1番弱そうなネネだった。
よりによってネネを選ぶとは……。
それに、こんな小さな少女を選ぶなんて、めちゃくちゃビビりまくりじゃないか。
なんて情けない頭目なんだ……。
「ダーリン、あいつ痛めつけちゃっていい?」
「いいよ、オシオキしてあげて」
「なめんなクソガキ、ぶっ殺してやる!」
……すごいボッコボコにやられる山賊の親分でした。
「コイツら化け物だ、作ってるのは化け物の国だーっ!」
「に、逃げろーっ!」
後ろに控えていた山賊がいっせいに逃げ出す。
ちょっと人数が多かったけど、この程度の山賊なら、僕の『念動力』で一網打尽にできた。
治安を考えて、この辺りに山賊が居たらなんとかしなくちゃと思ってたけど、向こうから来てくれて手間が省けた。
開国前に山賊を一掃できてラッキーでした。
建国して開国するまで1週間を切っているので、今は最後の仕上げをやっているところ。
とりあえず、四方に宿泊施設を多目に作ってあるので、多少来訪者が多くてもなんとかなるはずだ。
……最初はね。
どんどん来られてしまうと受け入れ限度を超えてしまうかもしれないけど、そのときは入国制限を掛けよう。
一応、ここへの送迎方法も用意した。
『魔道具作製』スキルで大型の魔導車を作ったのだ。
これは最大20人を乗せて移動ができる乗り物で、僕が注入する魔力を動力源としている。
僕はコレを『魔導バス』と名付けた。
魔導バスは慣れれば誰でも操縦できるし、護衛用のゴーレムも乗せるので、まずそこらのモンスターなどに襲われても大丈夫だろう。
ドラゴン程度までなら問題ないはず。
ちなみに、馬車よりもかなり巨大なサイズなので、通常の道は走行できない。
僕が『分子破壊砲』で作った、広くて平坦な道のみ、この『魔導バス』は走行できる。
なので、他国が使っている通常の街道との合流地点に、魔導バスを利用する人のための待合所を作って、そこに魔導バスが迎えに行くような形にした。
魔導バスは早朝と昼過ぎの2回、各待合所にいる利用客を乗せて出発。
早朝出発は夕方に僕の国に到着し、昼過ぎに出発する魔導バスは、一夜だけ車中泊をしてもらって、翌日の昼前に到着する。
僕の国から出るときも早朝と昼過ぎ出発の魔導バスがあり、早朝出発は夕方に待合所に到着し、そのまま一晩待機して、翌日の早朝にまた利用客を乗せてこちらへと戻ってくる。
昼過ぎ出発は、一夜車中泊をしたあと、翌日の昼前に待合所に到着し利用客を乗せてまた出発する。
待合所には宿泊設備も作ったので、一晩そこで過ごして翌朝の魔導バスに乗るようになっている。
ちなみに、魔導バスでは8時間ほどで待合所から僕の国まで移動可能だけど、馬車なら3日ほどかかる。徒歩なら1週間以上だ。
広くて整備された道では、魔導バスは馬車の3倍のスピードが出せる。
早馬車を使っても2日はかかるので、急ぎなら魔導バスが確実だろう。
通常街道とバス道の合流地点=待合所は、各国から1日以内で行ける場所にあるので、トータルで2日もあれば僕の国へと来ることができる。
これは国家間の移動としては飛び抜けて速い部類だ。
普通はどこの国へ行くとしても、馬車で最低6日以上はかかるからね。
この輸送を5カ国相手に行い、5台の魔導バスが1度に運べる旅人は合計100人。
それを1日2回行うので、魔導バスによる送迎人数は計200人となる。
ほかにも、もちろん徒歩や馬車でも往来は可能なので、国へ訪れる人数は1日3~400人と想定している。
小さな国だし、そんなものだろう。
一応、国営施設で10000人ほど宿泊が可能だけど、それを超えたら入国制限だなあ。
まだまだ宿泊施設を作ることは可能だけど、あとの土地は移住してくる国民のために残してあげたいんだよね。
僕は必要最低限のモノを揃えたので、あとは国民が自分で必要と思うモノを作っていってほしい。
最初に移住してくる人のため、民家も用意してある。
国家として自給自足できるように、農地も広めに取った。外壁の外には農村を作れるような場所が無いから、この国内で賄っていかないとね。
ほか、まだまだあちこちにかなり土地を残してあるし、ここからの開発は移住してくる国民に任せよう。
そろそろ各国に新国誕生の告知をしてもらっても良い頃合いかな。
◇◇◇
「おいおい、誰に断ってこんな場所に街作ろうとしてやがんだ?」
誰に断ってって、各国の王様の許可をもらってるけどね。
僕たちが作業をしていると、ドチンピラさん――いや山賊たちが現れた。
その数100人以上。
国として外見はほとんど出来上がっているので、さすがに周辺からも見つけられる存在になってしまったようだ。
それでも、通常の街道を使っているだけでは、なかなかここまで来ようとは思わないだろうけどね。一応山奥の位置だし。
山賊だからこそ、こんなところまでやってきたんだろう。
「街じゃなくて国よ、ここに新しい国ができるの! 英雄ユーリの国よ!」
「誰だユーリって? それに国を作ってるだとぉ~? いつの間にそんなことになってたんだ?」
「この辺はオレたちが根城にしてるんだぜ? こんな場所に作るなんて物好きなヤツらだ」
「全く、何か変だと思ってきてみりゃあ、こんなことになってたなんてな」
確かに、以前からこの辺りは山賊が多かったからね。
でも、僕が山賊のボス=ボルゴスを倒してから、だいぶ減ってたはずなんだけど……。
ずいぶん集まってきたね。
「おう、見たところ作業員ばっかでロクな護衛も居ないみたいだな」
「国を作るってのに、なんつー不用心なヤツらだ」
「ま、俺らにとっちゃありがたいけどよぉ」
「アンタたち、ユーリのこと知らないの? エーアストの魔王軍をやっつけたんだけど?」
「なんだそいつは? 聞いたこともねーな」
「ああ、『魔王ユーリ』ってのなら、ちょっと噂で聞いたことあるぜ」
「あのボルゴスさんを倒したってヤツか。ホントかどうか知らねーけどな」
「アンタたち山賊って情報に疎いのね。まあこんな生活してるんじゃしょうがないけど。この男がその『魔王ユーリ』よ!」
メジェールの言葉を聞いて、山賊たちが僕のことをジロジロ見る。
「ギャーッハッハッハッ! バカ言ってんじゃねえ、こんなガキがボルゴスさんを倒したってか?」
「あのねえ、ボルコスなんてザコどころか、魔王の側近である魔将すら倒してるんだけど!」
「笑わせるな! とにかく痛い目に遭いたくなかったら、金目のモノ全部出せ! 国を作りに来てるくらいだから、何か高価なモノも持ってきてるだろ!」
「なんなら、お前ら人質にして身代金を要求するのもありだな」
「そこの男! 妙な動きするなよ、お前がここの用心棒ってヤツなんだろうが、下手に動くと怪我人だけじゃすまねーぜ」
「オレに言ってんのか? オレはこの中じゃ下から数えるくらい弱いぜ」
山賊がヨシュアさんを見て、この中で1番強いと思ったようだ。
前にもこんなことあったな。
ちなみに、ヨシュアさんでもナンバーズ並に強いけどね。
「よくいるんだよ、もっと強えーヤツがいるとか言って脅すヤツがな」
「お前よりもつえーってのが、この中の誰だってんだよ」
「そんじゃ、誰でもいいから選んで戦ってみろよ」
ヨシュアさんの言葉に、ケットさんがそっとディオーネさんの影に隠れた。
まあケットさんも相当強化されてるし、この程度の山賊相手だったら余裕で勝てると思うけど、暴力は苦手な人だもんね。
「んじゃあそこのアマ、ちっとかかってこいや」
山賊の1人がリノに戦いを申し込む。
偉そうなこと言ってた割には、勝ち気なメジェールや騎士のディオーネさん、大柄なソロルを選ばずに、小柄なリノを選ぶとは。
ひょっとしてちょっとビビってるんじゃないの?
「じゃあげんこつで頭叩くからね。気を付けてね」
「なぁに宣言してやがんだ、はやくおげっ」
リノが一瞬で近付き、山賊の頭を殴った。
喰らった山賊はそのまま気絶して倒れ込む。
「な、なんだ今のは!?」
「ぜ、全然見えなかったぞ!?」
「だから言っただろ。オレよりもみんな強いって」
「くそっ、たまたまだ! その女が実は1番強かったってことだろ!?」
「んじゃあ気が済むまで選んでみな」
「お、おう、なら次はそこの王女みたいな格好したヤツだ!」
山賊がフィーリアを選ぶ。
王女みたい、じゃなくて、本物の王女様なんだけどね。
「へへっ、今度こそ……」
「『精神消失』!」
1秒で山賊が失神する。
まあ闇魔法なんて使わず、フィーリアが素手で戦っても勝つけどね。
「こりゃいったいなんだってんだ!? なんかコイツらおかしいぞ? お頭、ここは逃げたほうがいいんじゃ……」
「バカ言ってんじゃねえっ、次だ、次はこの俺様自ら戦ってやる! この俺に勝てると思うなよ……そこのガキ、お前が相手だ!」
山賊の頭目らしき男が選んだのは、見た目が1番弱そうなネネだった。
よりによってネネを選ぶとは……。
それに、こんな小さな少女を選ぶなんて、めちゃくちゃビビりまくりじゃないか。
なんて情けない頭目なんだ……。
「ダーリン、あいつ痛めつけちゃっていい?」
「いいよ、オシオキしてあげて」
「なめんなクソガキ、ぶっ殺してやる!」
……すごいボッコボコにやられる山賊の親分でした。
「コイツら化け物だ、作ってるのは化け物の国だーっ!」
「に、逃げろーっ!」
後ろに控えていた山賊がいっせいに逃げ出す。
ちょっと人数が多かったけど、この程度の山賊なら、僕の『念動力』で一網打尽にできた。
治安を考えて、この辺りに山賊が居たらなんとかしなくちゃと思ってたけど、向こうから来てくれて手間が省けた。
開国前に山賊を一掃できてラッキーでした。
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