4 / 15
4
しおりを挟む
「アランさまー!!」
「な、なぜここに…」
俺はまたため息が出た。
休みが始まるので俺はその前に本を買っておこうと国で1番大きい本屋に来ていた…のだが
「これおすすめですよ!」
「あ!これも!」
「これも!これも!」
そう言い彼女は俺の手にどんどん本を増やしていく。
「なぜ恋愛ものばかりなんだ…俺はこーゆうものより他の方が好きだ」
恋愛などわからないし。
「良いんです!私と結婚する時のためにアラン様にはもっと鋭くなって貰わないと…!鈍すぎじゃだめですもの!!」
そう言うとまた一冊本を置いた。
「こ、こんなにか…?」
「えぇ。是非お休みの間読んでくださいね?休みの間もお手紙出しますから」
「そうか」
「アラン様もお手紙くださいね?」
「……」
「アラン様?」
「……」
「下さいね????」
「わ、分かった…」
あまりの圧に王子の俺が頷くしかなかった。
「ふぅ…良かった…休みの間もしかしたら連絡が取れないかもと思って…寂しかったんです」
初めて見る彼女の顔はなんだか…
「そうか」
「えぇ、だから遊びに行きましょうね」
「なに?」
「ふふ…楽しみですわ。それじゃあ私はこれで」
そう言うと華麗に去っていった。
「な、なぜここに…」
俺はまたため息が出た。
休みが始まるので俺はその前に本を買っておこうと国で1番大きい本屋に来ていた…のだが
「これおすすめですよ!」
「あ!これも!」
「これも!これも!」
そう言い彼女は俺の手にどんどん本を増やしていく。
「なぜ恋愛ものばかりなんだ…俺はこーゆうものより他の方が好きだ」
恋愛などわからないし。
「良いんです!私と結婚する時のためにアラン様にはもっと鋭くなって貰わないと…!鈍すぎじゃだめですもの!!」
そう言うとまた一冊本を置いた。
「こ、こんなにか…?」
「えぇ。是非お休みの間読んでくださいね?休みの間もお手紙出しますから」
「そうか」
「アラン様もお手紙くださいね?」
「……」
「アラン様?」
「……」
「下さいね????」
「わ、分かった…」
あまりの圧に王子の俺が頷くしかなかった。
「ふぅ…良かった…休みの間もしかしたら連絡が取れないかもと思って…寂しかったんです」
初めて見る彼女の顔はなんだか…
「そうか」
「えぇ、だから遊びに行きましょうね」
「なに?」
「ふふ…楽しみですわ。それじゃあ私はこれで」
そう言うと華麗に去っていった。
0
お気に入りに追加
20
あなたにおすすめの小説
大きくなったら結婚しようと誓った幼馴染が幸せな家庭を築いていた
黒うさぎ
恋愛
「おおきくなったら、ぼくとけっこんしよう!」
幼い頃にした彼との約束。私は彼に相応しい強く、優しい女性になるために己を鍛え磨きぬいた。そして十六年たったある日。私は約束を果たそうと彼の家を訪れた。だが家の中から姿を現したのは、幼女とその母親らしき女性、そして優しく微笑む彼だった。
小説家になろう、カクヨム、ノベルアップ+にも投稿しています。
拝啓、私を追い出した皆様 いかがお過ごしですか?私はとても幸せです。
香木あかり
恋愛
拝啓、懐かしのお父様、お母様、妹のアニー
私を追い出してから、一年が経ちましたね。いかがお過ごしでしょうか。私は元気です。
治癒の能力を持つローザは、家業に全く役に立たないという理由で家族に疎まれていた。妹アニーの占いで、ローザを追い出せば家業が上手くいくという結果が出たため、家族に家から追い出されてしまう。
隣国で暮らし始めたローザは、実家の商売敵であるフランツの病気を治癒し、それがきっかけで結婚する。フランツに溺愛されながら幸せに暮らすローザは、実家にある手紙を送るのだった。
※複数サイトにて掲載中です
亡くなった王太子妃
沙耶
恋愛
王妃の茶会で毒を盛られてしまった王太子妃。
侍女の証言、王太子妃の親友、溺愛していた妹。
王太子妃を愛していた王太子が、全てを気付いた時にはもう遅かった。
なぜなら彼女は死んでしまったのだから。
【完結】亡き冷遇妃がのこしたもの〜王の後悔〜
なか
恋愛
「セレリナ妃が、自死されました」
静寂をかき消す、衛兵の報告。
瞬間、周囲の視線がたった一人に注がれる。
コリウス王国の国王––レオン・コリウス。
彼は正妃セレリナの死を告げる報告に、ただ一言呟く。
「構わん」……と。
周囲から突き刺さるような睨みを受けても、彼は気にしない。
これは……彼が望んだ結末であるからだ。
しかし彼は知らない。
この日を境にセレリナが残したものを知り、後悔に苛まれていくことを。
王妃セレリナ。
彼女に消えて欲しかったのは……
いったい誰か?
◇◇◇
序盤はシリアスです。
楽しんでいただけるとうれしいです。
6年後に戦地から帰ってきた夫が連れてきたのは妻という女だった
白雲八鈴
恋愛
私はウォルス侯爵家に15歳の時に嫁ぎ婚姻後、直ぐに夫は魔王討伐隊に出兵しました。6年後、戦地から夫が帰って来ました、妻という女を連れて。
もういいですか。私はただ好きな物を作って生きていいですか。この国になんて出ていってやる。
ただ、皆に喜ばれる物を作って生きたいと願う女性がその才能に目を付けられ周りに翻弄されていく。彼女は自由に物を作れる道を歩むことが出来るのでしょうか。
番外編
謎の少女強襲編
彼女が作り出した物は意外な形で人々を苦しめていた事を知り、彼女は再び帝国の地を踏むこととなる。
私が成した事への清算に行きましょう。
炎国への旅路編
望んでいた炎国への旅行に行く事が出来ない日々を送っていたが、色々な人々の手を借りながら炎国のにたどり着くも、そこにも帝国の影が・・・。
え?なんで私に誰も教えてくれなかったの?そこ大事ー!
*本編は完結済みです。
*誤字脱字は程々にあります。
*なろう様にも投稿させていただいております。
夫が寵姫に夢中ですので、私は離宮で気ままに暮らします
希猫 ゆうみ
恋愛
王妃フランチェスカは見切りをつけた。
国王である夫ゴドウィンは踊り子上がりの寵姫マルベルに夢中で、先に男児を産ませて寵姫の子を王太子にするとまで嘯いている。
隣国王女であったフランチェスカの莫大な持参金と、結婚による同盟が国を支えてるというのに、恩知らずも甚だしい。
「勝手にやってください。私は離宮で気ままに暮らしますので」
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる