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時の話 本編

第1話

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ーーー 元の世界(自宅) ーーー

「戻ってきたのか?」

 俺は、回りを見渡した。

「うん、自分の部屋だ。そうだ、【ステータス】これで、スキルを見れるはず」

ーーー スキル ーーー

【転移】 【念話】 【特殊言語理解】

【アイテムボックス】


「こんな感じか、一応、タイム様が、言っていた。4つのスキルは、使えるみたいだな、まずは、この4つのスキルの能力を使いこなすことから始めるか、幸い今は、春休みだしな」

「まずは、【アイテムボックス】を使ってみるか、そういえば、異世界転移した奴等のアイテムボックスに、小冊子が入っていて、その世界の情報が、簡単に、書いてあるって言ってたな、俺の【アイテムボックス】にも入ってるかな?」

 そう思い、俺は、【アイテムボックス】と唱えていた。そうすると、俺の目の前に、半透明のディスプレイが、現れた。そこに、小冊子 1と書いてあったので、その部分をタッチしてみたら、手元に、小冊子が、出現していた。

「なるほど、タッチパネルとおなじだな、どれどれ、小冊子の説明には、何が書いてあるかな?」



ーーー ときさんへ ーーー

「ときさんには、異世界ではなく、元の世界のことなので、何も説明は、書かなくても分かると思いますので、何も書きません」

 俺は、無言で小冊子を地面に叩きつけた。

「まぁ、わかるけども、異世界の気分くらいは、味あわせて欲しかった。さて、気を取り直して、次は、【特殊言語理解】を使ってみるか、まずは、英語の教科書を読んでみるか」

 俺は、日本語で、書いたり、読んだりしているのに、相手には、きちんと英語で聞こえて、英語で、読めるようになっていた。このスキルは、自分で、英語を喋りたいと思えば、相手には、英語に聞こえるようである。自分では、日本語の返事をして、日本語で、書いているので、不思議だった。まぁ、ようするに、あの国民的アニメの某青いネコ型ロボットの秘密道具の○○コンニャクと同じ効果のようだ。

「それじゃ、次は、俺が、創造した。スキル【転移】の効果を調べるか」

 俺は、ディスプレイにある【転移】の部分をタップしてみた。そうすると、

ーーー スキル ーーー

【転移】 このスキルは、行ったことのない場所でも、地図の地名を言って、【転移】するか、地図の地名を触りながら、【転移】することが出来る。

 自分の魔力量がなくならない限り、何度でも、【転移】出来る。

「なるほど、【転移】は、こんな所かな、最後に【念話】のスキルを調べるか」


ーーー スキル ーーー

【念話】 このスキルは、転移の女神である。タイムトラベルに、授かったスキルなので、通常の【念話】とは、異なるようである。

 普通の【念話】としても使えるが、本来であれば、【念話】を使えない空間でも、阻害されずに普通に【念話】を使用できる。

 【念話】の出来る使用距離は、無制限である。

「まぁ、こんな所だな、あとは、何回も使って慣れればいいか」

そんなことを言いながら、春休みを過ごしていった。






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