異世界 誕生石物語

アッキー

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プロローグ

序章

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ーーー夢の中ーーー

「初めまして、貴方様」

「あの~どちら様でしょうか?」

「あ、申し遅れました。私は、誕生石の女神ライブストーンと申します」

「誕生石の女神様ですか?」

「その通りです。何故、貴方様の夢の中に、現れたかというと、貴方様が、誕生石を持たずに、産まれたのは、訳があるのです」

「訳ですか?」

「その通りです。普通は、産まれた子供には、1種類の誕生石を持っています。ごく稀に複数の誕生石を持っていることもありますが、貴方様は、12種類全ての誕生石を体内に、宿しております。なので、産まれる時に、12種類全ての誕生石を持って産まれますと、母親に、負担が掛かりますので、私の方で、誕生石を持たずに、貴方様を産ませました」

「そうでしたか」

「本当に、申し訳ありませんでした。貴方様の今までの人生を見てきましたが、1種類だけでも、誕生石を持たせるべきでした」

「問題ありませんよ。女神様。幸い、両親には、恵まれましたから、気にしていませんよ」

「ありがとうございます。貴方様。これだけで、許されたら、女神の名が泣きますので、貴方様の誕生石の力を、全て引き出して差し上げます」

「いいのですか?」

「もちろんです」

「それなら、よろしくお願いいたします」


【かの者の誕生石の全ての力を引き出したまえ】


「これで、貴方様の誕生石の真の力が、使えるようになりました。目が覚めたら、【ステータス】と唱えて、目の前の半透明なディスプレイで、確認して下さい」

「分かりました」

「但し、全ての誕生石の真の力を引き出しは、しましたが、貴方様のレベルが、上がらないと、使えない誕生石の力もありますので、そこは、ご了承下さいませ」

「分かりました。出来るだけ早く、誕生石の力を使えるように、鍛練します」

「そろそろ、お別れのようですね。貴方様」

「そうですか、誕生石のことありがとうございました」

「貴方様、もし、今後、誕生石のことで、わからないことが、あれば、貴方様が、簡単な祭壇を創って祈って頂くか、教会で、祈って頂ければ、私と話せますので、ご活用下さい」

「分かりました」

「それでは、長くなりましたが、これからの人生をお楽しみ下さい。貴方様」

「はい、ありがとうございました。女神様」

女神様に、挨拶したあと、目の前が、ブラックアウトした。
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