異世界 無限転生!

アッキー

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8章

ダンジョン探索その5

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ーーー 30階層ボス部屋前 ーーー

「さて、30階層のボス部屋まで来たけど、また、個性的な奴が、ボスかな?」

「いえ、今度は、真面目な方が、出てくるかもしれませんよ、ライ様?」

「そうだね~、案外、気の弱そうな娘が、出てくるかもね~」

「まぁ、ボス部屋に入れば、分かるだろ、それじゃ、行くか」

「はい!」

「は~い」


ーーー 30階層ボス部屋 ーーー

「いらっしゃいませ。お待ちしておりました」

「い、い、いらっしゃいませ。お、お、お待ちしておりました」

「「我々が、お相手いたします」」

「なるほど、こうきましたか」

「そうだね~、ティスと私の予想が、両方当たったみたいだよ~ライ君~」

「そうみたいだな、どうする?誰が、相手をする?」

「なら、ここは、私、イーネが、相手をするよ~」

「わかった。任せた」

「それじゃ、私が相手になるけど、いいかな~?」

「お手柔らかにお願いいたします」

「お、お、お願いします~」

「それじゃ、いくよ~二人とも~」

 そう言って、イーネは、数発の魔力弾を放った。真面目な娘の方は、結界を張って防いだ。気の弱い方の娘は、悲鳴をあげながら避けていた。

「ふ~ん、このくらいは対処するか~、ならもう少し強い攻撃でもいいかな~」

 今度は、接近戦をイーネは、仕掛けた。真面目な娘の方は、なんとか接近戦を続けられたが、気の弱い方の娘は、最初の一撃で、吹っ飛んでいた

「え~ん、え~ん、この人強すぎるよ~。こうなったら、奥の手を、つ、つ、使うんだから~。覚悟してくださいね~」

 気の弱い方の娘は、そんなことを言いつつ魔力を高めながら、詠唱していた。

「ふ~ん、詠唱か~、でも、のんびりと詠唱を待つ気はないかな~」

 イーネは、詠唱をしている気の弱い方の娘に攻撃を仕掛けようとした。

「私のことを忘れないでほしいな!」

 真面目な娘の方が、イーネをなんとか抑えつつ、気の弱い方の娘に、

「私が、抑えてる間に、詠唱を完成させなさい!」

 イーネは、内心では、真面目な娘を押さえ込んで、気の弱い方の娘に攻撃をすることは、出来ると思っていたが、なんとなく、二人の攻撃を全部受けてやろうと、戦闘狂のような考えが、浮かんでいたので、思う存分二人には、攻撃してもらうことにした。

「そういうことなら、貴女達の攻撃を思う存分受けさせてもらうわよ~」

「そんな余裕いつまで持つかな?」

「そ、そ、そ、その余裕をなくしてあ、あ、上げます~!」

 詠唱をしていた気の弱い方の娘が、そんなこと言ったあと

「わ、わ、私の全魔力を込めた魔法をく、く、喰らって下さい!」

『魔力展開!』

『弱点感知!』

『魔力固定!』

『敵影固定!』

『魔力砲弾!複数展開!』

『魔力砲!全門解放!』

『発射ーーーー!!!』

 前にいた真面目な娘は、一瞬で、魔力砲の射程から、飛び退き、魔力砲は、イーネに向かっていった!

 イーネは、魔力砲から、逃れようとしたが、先程の『敵影固定』を受けているために、動くことが出来なかった。

「まさか~、私の動きを封じられるとは~、どうしましょ~」

「この魔力砲は、どんなに強い相手でも、レベル差が、あったとしても、必ず相手を固定して、攻撃を当てることの出来るスキルです。だから、貴女が、いくら強くても、ダメージを与えることが、出来るはずです!」

「そ、そ、その通りです~!」

「これは~、ダメージ覚悟で、受けるしかないですね~」

 そんな会話をしてる間に、魔力砲は、イーネに直撃していた。

「これで、普通なら大ダメージを受けてるんだけど、どうかな?」

「だ、だ、大丈夫の、は、は、はずです~」

 二人は、そんなことを言っていたが

「いや~、まいった~、まいった~、けっこうダメージもらったかも~、油断したな~」

「「な!」」

 二人は、信じられない顔をしながら、イーネのことを見ていた。

「それじゃ、今度は、こっちの番だね~」

 二人は、驚きながらも武器を構えたが、すぐに意識が途絶えた。

「いや~、油断しちゃったね~」

 イーネは、魔力砲を食らったが、HPが無限なので、二人が、油断している間に武器を構えたら、気を失う魔法をあらかじめ掛けていたので、二人は、武器を構えた途端に、意識が、なくなったのだった。

「それじゃ、次の階層に向かいますか~」

 イーネが、そう言うと、ライとティスは、イーネのあとを追うのだった。

















 
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