異世界 無限転生！

6章

辺境伯との出会い(8/9)

ーーー辺境伯邸、応接間ーーー

俺達は、執事長達に連れられて、応接間の前まで、来ていた。

執事長が、コンコンコンとノックをして、

「旦那様、皆様をお連れしました」

「入れ」

「「「失礼します」」」

「ライ君。よく来てくれたね。先程の食事会よりも、プライベートな空間だから、リッラクスしてくれていいよ」

「そうですね。あなた。ライ君。今から、リカと女性従者も来るから、来たら、お話を始めましょうか」

「分かりました。辺境伯夫妻」

少しして、コンコンコンとノックをが、聞こえてきた。

「お父様、お母様、リカとユウ、只今、来ました。入ってもよろしいでしょうか？」

「リカ、ユウ？入っていいぞ」

「「失礼します」」

そう言って、リカ達が、入って来た。

「所で、リカ、なぜ、女性従者をユウと呼んだんだ？」

「はい、それは、今からのお話の中で、話します」

「そうか、分かった」

「それじゃ、まずは、みんな、座ってもらえるかな？まずは、飲み物でも、飲んでから、話しをはじめるか」

そう言って、みんなが、飲み物を、飲み終わった頃。

「それでは、ライ君。リカからは、助けられた時のことは、聞いたのだが、改めて、ライ君からも、聞きたいから、リカ達を助けてくれた時のことを教えてもらえないか？」

「私も、聞きたかったので、お願いできますか？ライ君？」

「分かりました。辺境伯夫妻」

「それでは、その時のことを話しますね」

そう言って、俺は、リカ達を助けた時のことを話した。

その時に、女性従者のことをなぜ、ユウと呼ぶようになったかなどを話した。

そして、リカやユウや護衛達を鍛えたことを話した。

そして、リカやユウや護衛達をライの家に泊めたことを話した。

これで、ライは、リカ達との行動で、話してないことは、ないと思ったので、辺境伯夫妻に、

「これで、リカ達との行動で、話してないことはないので、私からは、以上です」

「そうか、分かった、ありがとう」

「まずは、リカやユウや護衛達の命を救ってくれてありがとう。辺境伯としても、１人の父親としても、お礼を言わせてくれ。本当にありがとう」

「私も辺境伯の妻としても、１人の母親としても、お礼を言わせて頂きます。本当にありがとうございました」

そう言って、辺境伯夫妻は、揃って頭を下げた。

「頭を上げて下さい。私は、自分のエゴのために、自分が、手の届く範囲で、助けた、だけなので、そこまで、感謝しなくてもいいですよ」

「いや、ライ君。キミのエゴだとしても、私達の娘である、リカを助けてくれたのは、事実だ。だから、ライ君。キミが、感謝は、いらないと言うかもしれないが、私達は、キミに感謝しても、したりないのだよ」

「その通りですよ。ライ君。私達の娘を助けてくれたのですから、キミが、感謝しなくてもいいと言っても、私達は、キミに、一生、感謝しても、足りないと言ってもいいのですよ。だから、私達の感謝を受け取って下さいね」

「分かりました。そこまで、言われるなら、感謝を受け取ります」

「それでね、ライ君。キミには、リカとユウのことを、お願いしたいの？」

「所で、奥様、お願いしたいとは？」

「もう、わかってるくせに～」

「どういうことでしょうか？」

「いいですか、未婚の女性をライ君の家に泊めたということは、一晩を共にしたということです。貴族の娘としては、この後、誰も娶ってくれないと言うことです。ユウも同じようなことが、言えます。だから、ライ君。リカとユウのこと、よろしくね」

「分かりました。ただ、私には、今の所、複数の女性から、求婚をされて、返事待ちなのですが、私としては、その女性達も幸せにしたいのですが、お許し頂けますか？」

「ええ、大丈夫ですよ。魅力的な男性には、複数の女性の影が、あるものです。ハーレムを作っても、問題ないですよ。ただ、リカやユウのことも幸せにすることが、条件です。分かりましたね。ライ君？」

「分かりました。私の全身全霊で、リカやユウを幸せにすることをここで、辺境伯夫妻に、誓います」

「そこまでの覚悟が、あるなら、心配ないですね。ほら、あなたからも、何か言って下さい」

「ライ君。いや！ライ！私の娘である、リカを不幸にしたら、わかっているだろーな！それと、ユウのこともだぞ。まさか、他にも、複数の女性からも、求婚を受けているとは、キミのことを殴りたい気持ちもあるが、我慢しよう。だが、リカやユウは、もちろんだが、他の女性を不幸にしたら、私が全身全霊で、力の限り、キミのことを殴らせてもらおう！」

「分かりました。女性達を不幸にしないことをここに、誓います」

俺が、そう言ったら、リカやユウやティスが、顔を赤くして照れていた。

小声で、リカ達が、

「今のことを他の皆に言ったら、羨ましいって、悔しがるだろうなー」

と言っていたとか、言わなかったとか。そんなこんなで、辺境伯とのお話は、もう少しで、終わりそうである。