異世界 無限転生！

2章

4種類の魔物の討伐(4/4)

「さて、最後のゴブリン上位種討伐なんだが、ティス、この討伐は、ギルドマスターの思惑が見え隠れしていると思わないか？」

「思惑ですか、ライ様？」

「ああ、なんで、他の3種と違って、ゴブリンだけ、上位種なんだ？」

「確かに、言われてみれば、そうですね」

「これは、Dランクのランクアップの為の依頼だ、なのに、ゴブリン上位種って、ギルドは、言っている。Dランクアップくらいなら、ゴブリン中位種くらいのゴブリンメイジ、ゴブリンソルジャー、ゴブリンアーチャーくらいだと俺は、思うんだがどうだ？」

「その通りですね。ライ様」

「だから、ギルドマスター的には、俺達には、早くランクアップしてもらいたいから、俺達に、ゴブリン上位種を討伐して欲しいんだと思う。だから、これから、討伐しに行く所には、ゴブリン上位種のゴブリンジェネラルやゴブリンキングが、居ると思う」

「ライ様、ゴブリンキングがいると言うことは、ゴブリンの集落があるということですね」

「多分、そうだろうな。マップで確認したら、何個か集落があるんだよな」

「そうなんですか？」

「ああ、これは、もう、ギルドマスターに上手い具合に使われたかな」

「確かに、そうですね。多分ですが、ギルドで、私達が、絡まれて、ライ様が、殺気を放った所を見ていたのでしょうね」

「だろうな、ある程度は、俺達の実力を把握したのかもな。だけど、これは、討伐が終わったら、ギルドマスターとOHANASIをしないといけないな」

「そうですね。ケジメは、つけないといけないですね。それじゃ、そろそろ、ライ様、行きましょうか」

「そうだな、行くか」

そう言って、俺達は、ゴブリン上位種討伐に向かった。

俺は、マップで、見て、案の定、集落が出来ていた。

「さて、ティス、どうする？」

「そうですね。ここから、魔法を叩き込みますか」

「まぁそれも、いいんだが」

「マップで、ゴブリン以外が、居たのですか？」

「いや、この集落には、いないな」

「それなら、魔法でいいんじゃないですか」

「そうするか」

そう言って、俺達は、雷魔法を放った。

ゴブリンの集落は、すぐに、壊滅した。

ゴブリンは、100体ほどいたのだが、ただのゴブリンだったので、討伐依頼は、この集落では、達成できなかったので、今度は、マップで、きちんと上位種を確認してから、集落を見つけた。

「先ほどは、意味のない討伐をしてしまいましたね」

「言わないで、ティス、俺、へこむから」

「今度は、きちんと、確認したのですから、大丈夫です」

「どれどれ、きちんと今度は上位種がいるな」

「また、魔法を叩き込んで、終わりだ」

そう言って、俺達は、また、雷魔法を放った。

今度は、上位種10体を含むゴブリンの集落を壊滅した。先ほどの集落と今の集落のアイテムドロップは、アイテムボックスのなかにすでに、入っていた。

「一応をこれで、ランクアップの討伐は、終わったんだが、このまま、帰ってもいいものか？」

「そうですね。どうしましょうか？」

「そうだな、ついでだし、ゴブリンの集落を潰せる所は、潰して、帰るか」

「そうしましょうか」

そう言って、俺達は、あと、3個ほど集落を潰してから、ゴルの街に帰るのだった。