幼妻と中年

善良な男と強かな女4

　ああ、ヤバい。
　自分のモノがどんどん小さくなっていくがわかる。
　多分、美咲は俗に言う玉吸いをしてくれようとしてるんだろうけど、俺の意志とは裏腹に不安と緊張でどんどん縮こまっていく。
　美咲が一生懸命やってくれているのに。ガンバレ、俺！

　俺が頑張る前に、美咲が窮状を察して玉吸いは諦めてくれた。
　助かった。

　美咲は体位を変えて、俺にお尻を向けてまたがる。

「見ちゃダメだからね」

　見ちゃダメとわざわざ言うってことは、見ろってことかな？
　今俺は目隠しをされている。
　お触りは禁止だが、両手は自由だった。

　目隠しを少しずり下げてチラ見した瞬間、自分のモノが反応したのを感じる。
　それに気をよくしたのか、美咲もノリノリでただ咥えるだけじゃなく、側面に舌を這わせたり、しごいたり、音を立てて吸ったり、バリエーションを変えて刺激してくる。
　その攻撃に体積はどんどん膨れ上がっていき、それと同時に気持ちよさも増し、自然に声も漏れた。
　しかし、イキそうになるとその攻撃は止んでしまう。

「まだ、イっちゃダメですよ。もっと悦よくしてあげますからね。我慢して」

　ほんの数か月前までは未経験だったのに、こんな生意気なことを言うなんて。

　俺は両手で美咲の腰を持ちぐっと自分に引き寄せ、割れ目に舌を這わせる。

「あん、もう、邪魔しちゃだめ」

　口では抗議の声を上げるが、クリトリスは硬く勃ち上がっていたし、そこはぐっしょり濡れていて、ちゅっと吸い上げれば気持ちがよかったのかもっと刺激が欲しいと押し付けてくる。
　美咲が高まってくると、自分も興奮してしまいヒクヒクし出した。
　
「あん、ダメ、ダメ、イっちゃダメ！」

　美咲は慌てて口からペニスを出し、手で根元をぎゅっと押さえて射精を止めようとしたが、一歩遅かった。
　ビュっと飛び出した精液は美咲の頭に見事に着地する。

　頭に精液を乗せた姿に思わず吹き出しそうになったけど、ショックを受けて呆然としている美咲を見て我慢する。

　髪にかけてしまった事を謝ると、大丈夫だからと言って美咲は風呂場へと行った。

　くっくっくっ、はははははは。
　風呂場にいる美咲には一応聞こえないように、声を必死にひそめてヒーヒーと腹を抱えて笑う。
　
　気持ちよくさせたいからって、おっさんの玉に吸い付くか？！
　ケツの穴に指を突っ込もうとか、絶対に考えないだろ！

　ああ苦しい。
　こんなに愉快で大胆な女の子は初めてだ。
　そのくせ無垢で一途で、こんな女の子はどこを探してもいないだろう。

　決めた。
　美咲は手離さない。
　もう、善人ぶるのはやめだ。