幼妻と中年

Arara

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善良な男と強かな女2

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 ちょうどフィルタリングを設定した時だった。
 電話が鳴る。
 出るとプツンと切れた。
 最近、頻繁にかかってくる無言電話だ。
 嫌がらせか、いたずら電話に間違いないだろう。
 心配するといけないので、隼人さんにはまだ言ってない。
 履歴には知らない番号が表示されていた。




「隼人さん、今夜は私にさせて欲しいの。私も隼人さんを気持ちよくしたいから」

 隼人さんを説得して体をお風呂で綺麗に洗ってきてもらった。
 まずはうつぶせに寝てもらって、全身マッサージ。
 マッサージって揉めばいいんだよね?

 巷ではメンズエステなるお店が流行っているらしい。
 若くて可愛い女の子がエッチな服を着てマッサージをしてくれるとかで、お店によって抜きアリと抜きナシがあるみたいだけど、とにかく男性には嬉しいサービスのようでウケてるんだとか。
 ある投稿には、周囲のマッサージで焦らされてからのフィニッシュは最高に気持ちいいと書いてあった。

 エッチな服は持ってないから裸にエプロン、隼人さんの方からは触っちゃダメと言ってある。
 できるだけ焦らさないといけないから。
 焦らされれば焦らされるほど、欲しくなってくるのは自身で経験済み。

 欲望が最高潮に達した時に挿入したらあまりの気持ちよさに、そのまま出しちゃえってなるかも知れないし、ま、そうならないにしても、床上手な妻はアピールできるんじゃないかな!


 意気込んでお店の女の子のようにしたいと思ったけど、上手くいってないみたい。
 くすぐったいって笑われてしまった。
 マッサージなんて揉めばいいとしか思ってなかったから、全然やり方とか勉強してなかった。
 思ったよりずっと重労働で、体力を持ってかれる。

 これからがメインイベントなのに、ガンバレ私!
 


 あまりのショックで頭が考えることを放棄してる。
 
「ごめん、髪に、」

「うん、大丈夫」

 こんなこと、別に大したことない。
 射精を慌てて止めようとして精液を頭から被ったってだけ。
 
 それより、シックスナインでの愛撫に夢中になってる間に、千載一遇のチャンスを逃してしまった自分の不甲斐なさに腹を立てていた。

 男をイチコロにするという玉吸いは失敗したし、特別な快感が得られるアナル責めも計画通りに実行出来なかった。
 
「シャワーで流してくるね」

 頭についた精液を洗い流しながら、反省会をする。
 あのちょっと前に騎乗位に切り替えて、締め上げればよかったのよ。
 そしたら絶対に中に漏らしてた!
 あ~ん、悔し過ぎる~っ。


 
 
 
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