幼妻と中年

Arara

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幼妻の苦悩

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 失敗しちゃった。
 初めて口にした精液は、どう形容していいかわからないけど、とにかく酷い代物だった。
 隼人さんのものなら全然飲める!ってたかを括っていたけど、吐きそうになるのを我慢するのが精一杯で、全然駄目だった。
 掃除機をかけながら先程の行為の反省会をする。

 隼人さんは、私がいくら愛していると言っても信じてくれないから、行動で愛情を証明したかった。
 っていうか、本音は動画で学んだ口唇奉仕テクを駆使して、隼人さんをめろめろにしたかった。
 動画だと簡単そうに見えたんだけどなア~。

 どうすればずっと隼人さんの妻でいられるんだろう。
 隼人さんにしてみれば、知ってる子がホームレス状態なのを知らんぷり出来なくて、数日だけ泊めてやるつもりだったのにこんな事になって、きっと後悔してる。
 巷では神待ちの女の子が溢れてて、私の事が周りに知られたら、貧困女子を喰いものにするロリコン男認定は必至、悪くすれば犯罪者扱いされる可能性もある。
 
 恩を仇で返すような真似をしてしまったけど、絶対に叶うはずのない恋が目の前に転がって来たら手段なんて選んでられなかった。

 とにかく、隼人さんに本当に愛してもらえるように頑張らないと。
 私が成人した暁には離婚、なんて事になりかねない。
 
 隼人さんは信じてくれないけど、私はバイト先の食堂で三年前に会った時から隼人さんが好きだった。
 タバコを吸う仕草や雰囲気が亡くなった父に似てて、目で追うようになったのがきっかけだけど、隼人さんは優しくて頼りになって、人柄もとても素敵な人だった。
 だから、奥さんがいないのがすごく不思議だった。
 マスターに聞くと、病気をしていて婚期を逃してしまったらしい。
 奥さんがいないと聞いてすごく嬉しかったけど、だからと言って、二十以上歳の離れた子供も同然の自分が奥さんになれるとは思わなかったし、相応しいとも思えなかった。

 えーっと、四十代男性、妻に望むこと、入力して検索。
 んー、ちょっと違うなア。
 新婚生活、男の本音、四十代男性と十代女子との恋愛、キーワードを入力して検索しまくった。
 
 


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