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第1部 勇者と狼の王女
第7話 マリーの願い
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①
色とりどりのバラが咲き乱れる喫茶店ローズマイルの店外席で、私は今日もメーシェに相談をしていた。
「メーシェ…だんだんと疲れてきてしまったわ…。結婚生活ってこんなに気疲れするものなのね…」
「といいますと?」
メーシェはもうとっくに城に帰っていてもおかしくないというのに、私が連日呼び出すものだから、宿屋暮らしを続けさせてしまっている。
夫のゲッツァは、もう城に帰ったらしい。申し訳ないことをさせてしまっていると思う。
そんな私に、メーシェは全く嫌な顔一つせず、今日も変わらず露出は1㎜もないクラシカルなメイド服に身を包んで、私とテーブルを挟んで向き合ってくれている。
「旦那様を甘やかそうと、旦那様より先に先にと家事をやって…でも、旦那様も負けじと先へ先へと家事をやろうとされるの。だんだんと始める時間が早くなっていって…。それに、私が何かをすると、代わりに何かをしてくださるの。この前は、りんごのタルトを作ってくださったのだけれど…最初は美味しいと感動していたのよ…」
「はい」
「それから、2日に1回りんごのタルトが出てくるようになってしまったわ…。さすがに、飽きてきたのだけれど、旦那様が私が喜ぶと思って作ってくださっている以上、嫌な顔なんてできないし…もういらないとも口が裂けても言えないわ…」
「勇者様も…ちょっと考えが浅いというか…。なんでしょう。そもそも、なんで勝負事のようになってしまっているのでしょうか?」
「きっと、旦那様も私を甘やかそうとしているんだわ。そして、今はお互いがいかに甘やすかの勝負になってしまっている気がするの…でも、なんだか…ここまできては負けられないわ…!」
「姫様…箱入りすぎて…こじらせましたね…」
「なんで可哀そうな子を見る目をするの?」
メーシェの目の端には涙が一粒。メーシェは、いまにもこぼれそうな雫をそっと自分の人差し指でぬぐい取ると、ひとつため息をついてから。
「明日は、勇者様の植物研究所もお休みのはずです。家でしっかりと話し合ってください」
「なんて切り出せばいいの?どうやって話を進めればいいの??」
「お互いのやってもらいたいことを伝え合えばいいんじゃないですか?」
「だから、どうやってそこに話をもっていくの!?」
「たぶん、勇者様から話を切り出されると思いますよ」
「え!?何か知っているの!?メーシェ…」
「…わたくしから言えることは…夫婦そろって、うちの忍びの者をいじめないであげてください…ということだけです…」
メーシェは深く疲れたように顔をふせた…。
私は、夜中に呼び出した忍びの者が頭に浮かんだが、勇者様も使ったということだろうか?
そして、次の日――。
私がリビングでお皿を洗っていると、後ろから旦那様が声をかけてくれた。
「マリー。ちょっと、一回しっかり話し合おうと思うんだけど…いいかな?」
魔王すら倒した勇者様が、緊張を紛らわすように首に片手を当てて、足も所在なさげにもじもじと動かされて、視線も定まっていない。
「は、はい…!」
旦那様の緊張が自分にも伝わってきて、昨日のメーシェとの話もあったから、ある程度覚悟をしていたけれど…なんだか死刑宣告でも受けるかのような緊張が体に走った。
どうしよう…君とはもうやっていけないと言われたら…。
そんなことは言われないと思ってはいても、なんだか不安になって瞳が潤んでしまう。
「ま、まりー!そんな深刻な話ではないから!!」
旦那様が慌てて取り繕ってくださる。
「はい…」
私と旦那様は、ソファにお互い隣同士になって座った。旦那様は私の膝の上の手を握りながら言った。
「マリー。このところ無理をしていないか?いや、僕もごめん。正直、無理をしていたんだ。僕は、昔仲間に言われたことをうまくわかっていなかったみたいで、ともかく、この関係を長続きさせるためには、マリーを甘やかし続けないといけない…って思い込んでしまったんだ。
でも、マリーも僕を甘やかそうとしていることに気づいて…だんだん勝負みたいになってしまって…ごめん。
変なことをさせてしまった…」
そう言うと、旦那様はとても哀しい目をされて、私の瞳をじっと見つめていた。
「ごめんなさい…私も…私は、旦那様に帰れない故郷を思い出す暇もないくらい…充実した毎日を送って欲しかったんです…それで、私も旦那様をとことん甘やかそうと決意したんですが…なんだか、色々、間違ってしまったみたいです…」
私の狼の耳がぺたんと頭にくっつくくらいふせているのがわかる。尻尾も旦那様に手を握られているのに、ソファの形に沿って力なく垂れ置かれている。
「僕は、マリーとこうやって手を握ったり、身体に触れたり、キスしたり、一緒に美味しいご飯を食べたり、そして、なにより一緒に笑いながら生活したいんだ」
「それは私も同じです」
「マリー、今何かしてもらいたいことはあるかい?」
「私は…旦那様に自分に次ぐ戦士だと言われてとても嬉しかったです。お陰で、今、私は戦士としての誇りを手に入れられたと思えます。でも、私は、森林から出たことがありませんでしたから…」
私は、そこまで一気に話すと、一呼吸おいて。
「とてもわがままだと思うのですが…外の世界を見たいです。旦那様と一緒に冒険がしたいです」
最後の方は、かすれるような声で言った。
この想いは、ずっとあったのだろうか?今まではっきりと自覚したことは無かった。
今、冒険がしたいという言葉が自分の口から出た事が、自分でも驚いている。
そうか、私は旦那様と冒険がしたかったのか。
勇者が魔王を倒す伝説の冒険譚を聞きながら、いつか勇者と戦ってみたいとは思っていたが…。
いつの間にか、その旅路自体にも憧れを抱いていたのか…。
「いきなり遠出は無理だろうけど…そうだね。新婚旅行もまだしてないし…まずは冒険のイロハを覚えるためにも、冒険者登録をして…周辺の依頼から始めてみようか?」
私の突拍子もないことを真剣に捉えてくださった。嬉しいが…なんだか申し訳ない。
「あの、旦那様…旦那様のしてもらいたいことは何でしょうか?」
「え?さっき言ったことだけど」
「それは、私も望んでいることですから…もっと、旦那様だけのしてもらいたいことってないんでしょうか?」
「うーん、そうだなぁ…でも、僕もマリーと色々なところに行きたいと思っているよ」
うーん、どうも気を使われてしまっているように思える。
もっと、正直に言って欲しいのだけど…と思ったところで、はっと我に返る。
もしかして…。
旦那様は、強制的にこの世界に転移させられて魔王を倒させられたというのに、途中いくらかヤサぐれたと聞いたこともあるけど、今、こうして穏やかにこの世界で生活されている。
もしかして、旦那様は自分の望みを考えるのが苦手なのだろうか…?
欲がもともと薄いというか…そういえば、この町のトイレやお風呂の普及に私財をたくさん投入したと聞いた…。
旦那様って…。
もし、そうならば、先ほど旦那様がおっしゃったことは、全力で叶えて差し上げなければ…。
私は、旦那様の手を指を絡ませて握りなおした。
恥ずかしいけど…。言うしかない。忍びの者とメーシェから言われたあれを…。
②
僕がマリーにしてもらいたいことはないか?と尋ねられた時、既に言ったつもりだったので、正直困った。
マリーがそばにいて、マリーの身体に触れられる…それだけで幸せだ。
今だって、マリーからふわっと匂う、甘い優しい匂いが鼻をくすぐるたびに、十分すぎる幸福感を得ている。
マリーが僕が上から被せるように握っていた手を、指を絡ませるようにして握り直してくれた。
指と指の絡んだ密着感から、マリーの体温としっとりとしてきめ細やかな肌の感触が伝わってくる。
僕には、十分だ…あとは、何を望むのか。
困っていると、マリーが僕の耳元にその小さな可愛い口を近づけて、甘く囁いた。
その内容をここで言うわけにはいかないが…。
「ま、まりー!?」
僕の心を激しく揺さぶるには十分だった。
マリーの囁いたときの吐息が、僕の耳をくすぐって、思わず耳を手で覆って顔を真っ赤にしてしまう。
「旦那様…私決めました。もう恥ずかしがりません。あ、でも、やっぱり恥ずかしくてうまくいかないかもしれませんけど…冒険して…色々なところへ行って…そして…冒険の合間や…帰った時は…」
自分でもごくりと生唾を飲み込む音が聞こえる。
耳からぐわん、ぐわん、と血流の激しい音が聞こえる気がする。
「旦那様…責任…ちゃんととってくださいね?」
マリーの上気した顔に、潤んだ美しい青い瞳が僕の目をまっすぐ見つめている。
「もちろんだ…」
よく見るとマリーの力なく垂れ置かれていた狼の尻尾が、わさわさと左右に揺れ、頭にぺたんと伏せていた狼の耳もぴんと立っていた。
それを見て、僕の本当にしてあげたいことが分かった気がした。
僕のしてあげたいことは…マリーを守る。どんな時でも。
そうか。そういうことで良かったんだ。
「明日、マリーの装備を見繕いに行こう」
そう言って、僕はマリーの唇に自分のものを重ねた。
色とりどりのバラが咲き乱れる喫茶店ローズマイルの店外席で、私は今日もメーシェに相談をしていた。
「メーシェ…だんだんと疲れてきてしまったわ…。結婚生活ってこんなに気疲れするものなのね…」
「といいますと?」
メーシェはもうとっくに城に帰っていてもおかしくないというのに、私が連日呼び出すものだから、宿屋暮らしを続けさせてしまっている。
夫のゲッツァは、もう城に帰ったらしい。申し訳ないことをさせてしまっていると思う。
そんな私に、メーシェは全く嫌な顔一つせず、今日も変わらず露出は1㎜もないクラシカルなメイド服に身を包んで、私とテーブルを挟んで向き合ってくれている。
「旦那様を甘やかそうと、旦那様より先に先にと家事をやって…でも、旦那様も負けじと先へ先へと家事をやろうとされるの。だんだんと始める時間が早くなっていって…。それに、私が何かをすると、代わりに何かをしてくださるの。この前は、りんごのタルトを作ってくださったのだけれど…最初は美味しいと感動していたのよ…」
「はい」
「それから、2日に1回りんごのタルトが出てくるようになってしまったわ…。さすがに、飽きてきたのだけれど、旦那様が私が喜ぶと思って作ってくださっている以上、嫌な顔なんてできないし…もういらないとも口が裂けても言えないわ…」
「勇者様も…ちょっと考えが浅いというか…。なんでしょう。そもそも、なんで勝負事のようになってしまっているのでしょうか?」
「きっと、旦那様も私を甘やかそうとしているんだわ。そして、今はお互いがいかに甘やすかの勝負になってしまっている気がするの…でも、なんだか…ここまできては負けられないわ…!」
「姫様…箱入りすぎて…こじらせましたね…」
「なんで可哀そうな子を見る目をするの?」
メーシェの目の端には涙が一粒。メーシェは、いまにもこぼれそうな雫をそっと自分の人差し指でぬぐい取ると、ひとつため息をついてから。
「明日は、勇者様の植物研究所もお休みのはずです。家でしっかりと話し合ってください」
「なんて切り出せばいいの?どうやって話を進めればいいの??」
「お互いのやってもらいたいことを伝え合えばいいんじゃないですか?」
「だから、どうやってそこに話をもっていくの!?」
「たぶん、勇者様から話を切り出されると思いますよ」
「え!?何か知っているの!?メーシェ…」
「…わたくしから言えることは…夫婦そろって、うちの忍びの者をいじめないであげてください…ということだけです…」
メーシェは深く疲れたように顔をふせた…。
私は、夜中に呼び出した忍びの者が頭に浮かんだが、勇者様も使ったということだろうか?
そして、次の日――。
私がリビングでお皿を洗っていると、後ろから旦那様が声をかけてくれた。
「マリー。ちょっと、一回しっかり話し合おうと思うんだけど…いいかな?」
魔王すら倒した勇者様が、緊張を紛らわすように首に片手を当てて、足も所在なさげにもじもじと動かされて、視線も定まっていない。
「は、はい…!」
旦那様の緊張が自分にも伝わってきて、昨日のメーシェとの話もあったから、ある程度覚悟をしていたけれど…なんだか死刑宣告でも受けるかのような緊張が体に走った。
どうしよう…君とはもうやっていけないと言われたら…。
そんなことは言われないと思ってはいても、なんだか不安になって瞳が潤んでしまう。
「ま、まりー!そんな深刻な話ではないから!!」
旦那様が慌てて取り繕ってくださる。
「はい…」
私と旦那様は、ソファにお互い隣同士になって座った。旦那様は私の膝の上の手を握りながら言った。
「マリー。このところ無理をしていないか?いや、僕もごめん。正直、無理をしていたんだ。僕は、昔仲間に言われたことをうまくわかっていなかったみたいで、ともかく、この関係を長続きさせるためには、マリーを甘やかし続けないといけない…って思い込んでしまったんだ。
でも、マリーも僕を甘やかそうとしていることに気づいて…だんだん勝負みたいになってしまって…ごめん。
変なことをさせてしまった…」
そう言うと、旦那様はとても哀しい目をされて、私の瞳をじっと見つめていた。
「ごめんなさい…私も…私は、旦那様に帰れない故郷を思い出す暇もないくらい…充実した毎日を送って欲しかったんです…それで、私も旦那様をとことん甘やかそうと決意したんですが…なんだか、色々、間違ってしまったみたいです…」
私の狼の耳がぺたんと頭にくっつくくらいふせているのがわかる。尻尾も旦那様に手を握られているのに、ソファの形に沿って力なく垂れ置かれている。
「僕は、マリーとこうやって手を握ったり、身体に触れたり、キスしたり、一緒に美味しいご飯を食べたり、そして、なにより一緒に笑いながら生活したいんだ」
「それは私も同じです」
「マリー、今何かしてもらいたいことはあるかい?」
「私は…旦那様に自分に次ぐ戦士だと言われてとても嬉しかったです。お陰で、今、私は戦士としての誇りを手に入れられたと思えます。でも、私は、森林から出たことがありませんでしたから…」
私は、そこまで一気に話すと、一呼吸おいて。
「とてもわがままだと思うのですが…外の世界を見たいです。旦那様と一緒に冒険がしたいです」
最後の方は、かすれるような声で言った。
この想いは、ずっとあったのだろうか?今まではっきりと自覚したことは無かった。
今、冒険がしたいという言葉が自分の口から出た事が、自分でも驚いている。
そうか、私は旦那様と冒険がしたかったのか。
勇者が魔王を倒す伝説の冒険譚を聞きながら、いつか勇者と戦ってみたいとは思っていたが…。
いつの間にか、その旅路自体にも憧れを抱いていたのか…。
「いきなり遠出は無理だろうけど…そうだね。新婚旅行もまだしてないし…まずは冒険のイロハを覚えるためにも、冒険者登録をして…周辺の依頼から始めてみようか?」
私の突拍子もないことを真剣に捉えてくださった。嬉しいが…なんだか申し訳ない。
「あの、旦那様…旦那様のしてもらいたいことは何でしょうか?」
「え?さっき言ったことだけど」
「それは、私も望んでいることですから…もっと、旦那様だけのしてもらいたいことってないんでしょうか?」
「うーん、そうだなぁ…でも、僕もマリーと色々なところに行きたいと思っているよ」
うーん、どうも気を使われてしまっているように思える。
もっと、正直に言って欲しいのだけど…と思ったところで、はっと我に返る。
もしかして…。
旦那様は、強制的にこの世界に転移させられて魔王を倒させられたというのに、途中いくらかヤサぐれたと聞いたこともあるけど、今、こうして穏やかにこの世界で生活されている。
もしかして、旦那様は自分の望みを考えるのが苦手なのだろうか…?
欲がもともと薄いというか…そういえば、この町のトイレやお風呂の普及に私財をたくさん投入したと聞いた…。
旦那様って…。
もし、そうならば、先ほど旦那様がおっしゃったことは、全力で叶えて差し上げなければ…。
私は、旦那様の手を指を絡ませて握りなおした。
恥ずかしいけど…。言うしかない。忍びの者とメーシェから言われたあれを…。
②
僕がマリーにしてもらいたいことはないか?と尋ねられた時、既に言ったつもりだったので、正直困った。
マリーがそばにいて、マリーの身体に触れられる…それだけで幸せだ。
今だって、マリーからふわっと匂う、甘い優しい匂いが鼻をくすぐるたびに、十分すぎる幸福感を得ている。
マリーが僕が上から被せるように握っていた手を、指を絡ませるようにして握り直してくれた。
指と指の絡んだ密着感から、マリーの体温としっとりとしてきめ細やかな肌の感触が伝わってくる。
僕には、十分だ…あとは、何を望むのか。
困っていると、マリーが僕の耳元にその小さな可愛い口を近づけて、甘く囁いた。
その内容をここで言うわけにはいかないが…。
「ま、まりー!?」
僕の心を激しく揺さぶるには十分だった。
マリーの囁いたときの吐息が、僕の耳をくすぐって、思わず耳を手で覆って顔を真っ赤にしてしまう。
「旦那様…私決めました。もう恥ずかしがりません。あ、でも、やっぱり恥ずかしくてうまくいかないかもしれませんけど…冒険して…色々なところへ行って…そして…冒険の合間や…帰った時は…」
自分でもごくりと生唾を飲み込む音が聞こえる。
耳からぐわん、ぐわん、と血流の激しい音が聞こえる気がする。
「旦那様…責任…ちゃんととってくださいね?」
マリーの上気した顔に、潤んだ美しい青い瞳が僕の目をまっすぐ見つめている。
「もちろんだ…」
よく見るとマリーの力なく垂れ置かれていた狼の尻尾が、わさわさと左右に揺れ、頭にぺたんと伏せていた狼の耳もぴんと立っていた。
それを見て、僕の本当にしてあげたいことが分かった気がした。
僕のしてあげたいことは…マリーを守る。どんな時でも。
そうか。そういうことで良かったんだ。
「明日、マリーの装備を見繕いに行こう」
そう言って、僕はマリーの唇に自分のものを重ねた。
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