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対立
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暗闇に取り残された2人は恐怖を押さえ込みながら脱出を試みる。
館石
「馬鹿な、アイツ…何処に行った!!」
探偵
「くそっ! どんな仕掛けだ」
館石
「まさか…」
神か悪魔の超常現象を理解できるはずもない2人には、悪魔に与えられた僅かな酸素を消費するだけだ…
探偵
「おい! なんか変だぞ…俺はさっきお前と反対に進んだのにお前の前に来た…」
館石
「やっぱり…俺も…さっきそう思ってお前と反対に進んだんだ…なのにお前の目の前に居る…」
探偵
「それに…なんか息苦しいけど…」
余りに不自然な出来事の連続…
2人は桜の言う神様の存在を認めだしていた。
探偵
「どう言う事だ! まさかアイツが本当に神様だと…」
館石
「これで…終わり…こんな風に…終るなんて」
探偵
「このままじゃぁ、本当に死ぬぞ!」
絶体絶命そんな状況は馴れていたはずだった館石だが、今の状況に比べたら過去の事はアトラクション見たいな物だなぁ…と考える、そんな有り得ないくらい冷静な自分に驚いていた。
館石
「全く…ふざけた神様だ…」
探偵
「神だぁ、どう考えても悪魔だろぉ!!」
館石
「悪魔…そうだな……」
もう助からないと確信を持ってしまった館石は死を受け入れたのか動かなくなった…
〝諦めるなぁー!!〟
探偵が叫んだ。
「俺達はいつも…乗り越えて来ただろ…」
探偵の言葉はもはや館石に向けた物ではなく弱った自分に向けられていた…
「きっと…助かる…」
最後まで諦めずにいた探偵も遂に動かなくなった…暗闇は、2人が動かなくなるのを待っていたように消滅する…そして、そこには館石が乗って来たセダンが1台あるだけで深夜の風の音が悲鳴のように響いていた。
ニジTV
第一会議室
神様
「悪魔は浮遊する意識…それは、もともとワシの意識じゃ…意識に触れればワシの身体に取り込める」
亮介
「えっ、それだけ? じゃぁ何も怖がること無いですね」
神様
「じゃが、悪魔は異次元の中に居る」
幸之助
「なるほど…悪魔は自分の作った異次元に逃げ込んで表では桜を操ってるのか…」
ユミカ
「神様と悪魔をどうにかして会わせれば…」
美麗
「でも、異次元は神様でも何処にあるか分からない…」
神様
「今、お前達の携帯にもワシの番号を登録した。 もし悪魔がお前達の誰かを異次元に呼び込んだら気付かれぬように電話してくれ」
亮介
「そうすれば、さっき見たいに神様が現れて悪魔を取り込めると…」
神様
「そうじゃ」
幸之助
「簡単そうで…難しいか」
美麗
「悪魔も、あたし達が神様を呼ぶ事は分かってるんじゃない…」
神様
「いや、悪魔は異次元に逃げ込んでおるから、ワシとお前達の繋がりには気付いて無い…まぁ、亮介は別じゃがな」
幸之助
「僕達に接触してくる可能性があるんですね…」
神様
「そうじゃ…」
美麗
「悪魔は何であたし達に…」
神様
「世界に影響力のある亮介を取り込みたいからじゃ、亮介はワシと繋がっとるから警戒して迂闊に手が出せん… そこで、仲間を取り込むつもりじゃ」
美麗
「あたし達を人類滅亡の道具にするきね…」
神様
「そうじゃ、洗脳して利用するつもりじゃ… とにかく警戒して、そして異次元に拐われたら直ぐワシに電話するのじゃ!」
襲われる可能性が高いと意識して行動するように言い残して神様は消えた。
亮介達は個々に細かく連絡を取る事にして会議室を後にした。
郊外の閑静な住宅街に帰りついた幸之助が車を出ようとすると携帯が鳴った、画面を見ると相手は神様だ。
幸之助は神様との会話で神妙な顔をすると丁寧に電話を切った。
館石
「馬鹿な、アイツ…何処に行った!!」
探偵
「くそっ! どんな仕掛けだ」
館石
「まさか…」
神か悪魔の超常現象を理解できるはずもない2人には、悪魔に与えられた僅かな酸素を消費するだけだ…
探偵
「おい! なんか変だぞ…俺はさっきお前と反対に進んだのにお前の前に来た…」
館石
「やっぱり…俺も…さっきそう思ってお前と反対に進んだんだ…なのにお前の目の前に居る…」
探偵
「それに…なんか息苦しいけど…」
余りに不自然な出来事の連続…
2人は桜の言う神様の存在を認めだしていた。
探偵
「どう言う事だ! まさかアイツが本当に神様だと…」
館石
「これで…終わり…こんな風に…終るなんて」
探偵
「このままじゃぁ、本当に死ぬぞ!」
絶体絶命そんな状況は馴れていたはずだった館石だが、今の状況に比べたら過去の事はアトラクション見たいな物だなぁ…と考える、そんな有り得ないくらい冷静な自分に驚いていた。
館石
「全く…ふざけた神様だ…」
探偵
「神だぁ、どう考えても悪魔だろぉ!!」
館石
「悪魔…そうだな……」
もう助からないと確信を持ってしまった館石は死を受け入れたのか動かなくなった…
〝諦めるなぁー!!〟
探偵が叫んだ。
「俺達はいつも…乗り越えて来ただろ…」
探偵の言葉はもはや館石に向けた物ではなく弱った自分に向けられていた…
「きっと…助かる…」
最後まで諦めずにいた探偵も遂に動かなくなった…暗闇は、2人が動かなくなるのを待っていたように消滅する…そして、そこには館石が乗って来たセダンが1台あるだけで深夜の風の音が悲鳴のように響いていた。
ニジTV
第一会議室
神様
「悪魔は浮遊する意識…それは、もともとワシの意識じゃ…意識に触れればワシの身体に取り込める」
亮介
「えっ、それだけ? じゃぁ何も怖がること無いですね」
神様
「じゃが、悪魔は異次元の中に居る」
幸之助
「なるほど…悪魔は自分の作った異次元に逃げ込んで表では桜を操ってるのか…」
ユミカ
「神様と悪魔をどうにかして会わせれば…」
美麗
「でも、異次元は神様でも何処にあるか分からない…」
神様
「今、お前達の携帯にもワシの番号を登録した。 もし悪魔がお前達の誰かを異次元に呼び込んだら気付かれぬように電話してくれ」
亮介
「そうすれば、さっき見たいに神様が現れて悪魔を取り込めると…」
神様
「そうじゃ」
幸之助
「簡単そうで…難しいか」
美麗
「悪魔も、あたし達が神様を呼ぶ事は分かってるんじゃない…」
神様
「いや、悪魔は異次元に逃げ込んでおるから、ワシとお前達の繋がりには気付いて無い…まぁ、亮介は別じゃがな」
幸之助
「僕達に接触してくる可能性があるんですね…」
神様
「そうじゃ…」
美麗
「悪魔は何であたし達に…」
神様
「世界に影響力のある亮介を取り込みたいからじゃ、亮介はワシと繋がっとるから警戒して迂闊に手が出せん… そこで、仲間を取り込むつもりじゃ」
美麗
「あたし達を人類滅亡の道具にするきね…」
神様
「そうじゃ、洗脳して利用するつもりじゃ… とにかく警戒して、そして異次元に拐われたら直ぐワシに電話するのじゃ!」
襲われる可能性が高いと意識して行動するように言い残して神様は消えた。
亮介達は個々に細かく連絡を取る事にして会議室を後にした。
郊外の閑静な住宅街に帰りついた幸之助が車を出ようとすると携帯が鳴った、画面を見ると相手は神様だ。
幸之助は神様との会話で神妙な顔をすると丁寧に電話を切った。
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