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第四章 母の前での演奏会
発露する母の知らない顔
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薄暗い部屋の中に楽し気な男女の声が聞こえてくる。必死に灯りの中の二つの影と声を追う。どうやら、真奈美と巧らしい。らしいというのは、巧の声と真奈美の声が聞こえているからである。
「それで?母さんはなんていってたの?」
巧は緩やかに真奈美の乳房を味わいながら話す。
「ふふふ、それは姉さんは否定してたわ。あん、だめよ。そこは……」
巧の指が真奈美の白い肌の上をすべる。黒いスーツから真奈美という白い鍵盤が現れる。
「それから?きちんと答えてくれたら気持ちよくしてあげるよ」
巧が後ろから耳元で囁く。
「き、キスもしてほしい。」
真奈美が後ろで囁く、巧の目を見つめながら女の顔を浮かべる。白い乳丘の上を巧の指が走る。冷静になでたり、指先で刺激したりしている。
「淫らな楽器がおねだりしたね。やらしく唇でふくのかな?」
巧は楽しそうに目を細めながらいう。
巧はどこか妖精のようにささやく。顔だけみれば妖精なのだが、それは妖精とは相容れぬ悪魔だということを知っている。もし、妖精だとしても人々に悪さを施すほうなのだ。
「そうです。あっ!あっ!あっ!て、たくさんの声をあげます。」
真奈美は恥ずかし気にしかし、はっきりとした明瞭な声で宣言する。
「こらえしょうのない雌楽器は嫌われるんだよ?」
巧が忍び笑いを浮かべる。
「そうですわね。真奈美は雌楽器です。鳴くべき時に鳴く以外は静止していなければいけません。」
真奈美は主人の関心を買いたいと思って、美しく鳴く。鳴いたが、この主人の関心を
容易にかえるとは思わない。息をひそめて、次の行動をまつ。
「そうだね。だのにねに、勝手に声をあげるとか、だめじゃないか?」
巧が冷たく批判する。
「すいません。」
真奈美は自分が主人の関心をかえなかったことを悟りあやまる。
「ほら、母さんのことを答えて、そしたら、気持ちよくしてあげる。」
巧が次をうながして、真奈美に言う。
「姉さんは、拓也と姉さんの関係を否定してたわ。おもしろいぐらい。」
真奈美は巧の愛撫に陶酔の表情になる。
「うん。」
巧は小さくうなずく。
「あのときの、顔は巧様にもお見せしたぐらいですわ。あああ。」
真奈美の乳首の上をこりこりっと巧がいじったみたいである。
「それはいいね。」
にこにこと無邪気な子供みたいな笑みをうかべる。だが、正直安心感はない。むしろ、虫を解体するときのあの冷酷な笑みである。自分より弱い虫けらの生死など興味がないのである。
「はい。」
巧の肯定に真奈美は嬉しくなる。それは、自己への承認であり、真奈美への報酬だった。
「あの女の苦しそうな顔をみると私、ゾクゾクします。」
真奈美が背筋を震わせながら、そう言う。
「真奈美はバイなのかな?母さんに対してはとてもSっぽいね。」
真奈美は巧を通して共振しているのである。だから、真奈美の中にある嗜虐性や幼少期からの嫉妬心などは一層あおりをくって高ぶる。
「そんなことはありませんわ。私は巧様の忠実な雌楽器です。」
少しばかりむくれた声を出す。
「そうだね。それから?」
少年は先を続けさす。
「ええ、苦悶の表情をうかべて、姉は認めましたわ。」
真奈美は普段とはちがった悦楽を浮かべる。
「へえー、母さんがね。」
巧はなぜか真由美が見ているほうを流し見する。
「あんな牝豚、拓也にすら愛される資格がありません。ましてや、巧様に触られるなどもっての他です。」
真奈美が非難する。
「どうしてさ?」
巧は疑問を呈する。
「巧様のこの体は演奏者です。それは即ち、名器以外は弾いてはいけないということです。」
真奈美は逞しい巧の下半身に手をはわす。それは、真奈美がなんども奉仕したところだった。
「なるほど。例えば、真奈美とか?」
巧は嘲笑をこらえながら言う。
「ええ。」
真奈美はうなずく。ステップを軽く踏むように頷いた。
「その割には真奈美は男遊びが激しかったんだろう。」
巧が少しぎらついたまなざしで真奈美を見つめる。
「御戯れを……それはもう昔のことですわ。」
真奈美は何をいわれても受け入れるという慈愛のまなざしで巧をみる。
巧のベッドに真奈美は横たえられる。服が脱がされる音がする。真由美よりも瑞々しい裸身が表出する。真由美よりは乳房が小さいがそれでも張りと弾力は圧倒的に上なのが視覚からわかる。
「例えばどこをどうされると嬉しいのさ?」
真奈美の体をどう演奏しようかと新しい作曲に取り組むように少年は考える。いや、むしろ作曲というよりはアドリブに違いからジャズといえるかもしれない。クラシカルな作曲、つまり、女体への調教は真奈美はすでに巧によって施されている。
「例えば、乳バイオリンの先端をこのようにいじってください。」
そういうと乳首の先端部分をいじりはじめる。
「まったく、いやらしい乳バイオリンだね。」
乳バイオリンと言ったがあんな風に茶色で小汚くない。真奈美の乳首はピンク色で綺麗だし、若々しさを含んでいた。
「ああ、褒めていただき。ありがとうございます。」
身をよじるが、乳バイオリンの乳頭はまるでピンで止められた標本のように動かない。
巧が意図的にやっているのである。
「別に褒めてないよ。」
巧が無表情でつぶやく。自分の意志を理解されないのがたまらなくこの男は嫌なのである。その意味においては子供である。もっともその暴力の嵐のような幼児性は誰にでも発露されるわけではない。
「いえ。御ほめの言葉です。」
巧の中の幼児性を理解して真奈美はもう一歩リードした。それは、誰の中にでも眠っている承認の欲求であり、歪みながらこの男は褒めていないのに感謝を深くされるという矛盾する現象からしか肯定をよみとれないのだ
「そう?」
いぶかし気にそれでも慎ましやかにこの男はつぶやいた。元来、そういう少年である。日陰のまるで胞子をとばすシダのような少年だ。
「はい。」
満たされない甘えを知っていて牝は強くうなずく。
「他には?」
珍しく少年が気をよくする。
「いいのですか?」
「ご褒美だからね。」
少年がにやりと笑う。
「例えば、牝尻ドラムをこのように叩いてください。」
そういうと真奈美は両足をたて、四つん這いになると主人にその豊臀をみせる。
「こ・ん・な・か・ん・じ?」
ひゅんと軽くスナップの効いた巧の平手が真奈美の尻を打擲する。
「ああ!!!ひいっ!!」
パチン、パチンと音がなるたびに、真奈美が美声とよがり声をあげる。
ほの暗い淫部からは愛蜜が飛沫する。
もっとも、音が大きいように叩いてるだけで、実際はそれほど痛くない。そう少年は精神的に打擲しているだけであって、物理的にあるいは肉体的に追い込んでいるわけではない。
もし、物理的にあるいは肉体的に追い込むならそれは罰であり、褒美とはならないのである。
「感謝は?されたかったんでしょ?」
巧がぴりぴりと痛みが走る臀部を指先でなぞりあげながら問う。
もう一度かく、自分の意志を理解されないのがたまらなくこの男は嫌なのである。その意味においては彼は自由である。もっともその暴力の嵐のような自由性は誰にでも発露されるわけではない。
「ありがとうございます。」
真奈美は感謝の言葉を口にした。
巧の中の自由性を理解して真奈美はもう一歩踏み込んだ。それは、誰の中にでも眠っている甘えの欲求であり、歪みながらこの男は褒めていないのに、感謝を深くされるという矛盾する現象からしか自己の甘えを甘受できないのだ。
「声が小さい!」
バチン!
巧による先ほどよりも痛みのある一撃だった。
「ありがとうございます!!はあはあ。」
真奈美はその意味を理解して大きな声を張り上げる。
巧の心の襞を十分に理解しているこの牝はもう一歩踏み込んで叫んでいたのだ。
その声の高さが少年の心をうつ。
「他には?」
少年が唇を歓喜に震わせている。
「嬉しい!いいのですか?」
真奈美は濡れそぼる瞳でみつめる。
「サービスだからね。」
すぐに彼の唇は振動を辞めてしまう。それは、海が凪ぐようにである。まるで、自分の心理を悟られることをずっとおそれているようでもある。真奈美はそんな自分だけが知っている少年の何かに捕らわれていて魅せられていた。そして、体を入れ替える。四つん這いから、ベッドに身を預けると両足をM字に開いて見せた。
「例えば、このようにいらしい音を鳴らす牝弦をほじってください。」
淫唇が先ほどからぶるぶる震えている。それは快感を待ちわびる牝弦そのものだった。愛蜜という油はさされすぎていて、手入れをする必要はない。それでも、この牝は主人が手入れしてくれることを望む。
「これかな?」
リストの曲を弾きなれた彼の指がなめらかに淫部で動く。小刻みに動くそれは、まるで機械の様な正確さを誇っていた。それでいて、人間にしか出せないナノメートルの動きを彼は再現しているのである。
「あひっ……それです!!」
それは、巧による完璧な指使いであった。真奈美はひたすらに官能の喘ぎ声をあげつづけるしかない。
「いいの?」
巧は指使いを休めながらそう口にする。
「いい!!!」
真奈美は吠えるように叫ぶ。
「ほら、いつもの言葉は?」
「ありがとうございます!!」
真奈美はそういうとぶしゅぶしゅと愛液をより一層、女淫から発生させる。それは、彼女が彼を愛している証だし、彼が彼女を愛している証だと言わんばかりに出す。その匂いが部屋を充満していく。
「真奈美は牝楽器として愛されていて嬉しいのです。」
うっとりとした表情で答える真奈美。自己の中の性的欲求を満たされて満足しているのだろう。慈母の微笑みすら浮かべている。
丁寧に真奈美は愛されていた。
「ふふふ、真奈美はかわいいね。」
そう巧が言う。
なんということだ。巧はあの真奈美に愛の言葉を囁いている。
嬉しそうに妹は牝の顔を浮かべている。その事実が、母親で真由美の心をうつ。一体どうなっているのだろう。
「それで?母さんはなんていってたの?」
巧は緩やかに真奈美の乳房を味わいながら話す。
「ふふふ、それは姉さんは否定してたわ。あん、だめよ。そこは……」
巧の指が真奈美の白い肌の上をすべる。黒いスーツから真奈美という白い鍵盤が現れる。
「それから?きちんと答えてくれたら気持ちよくしてあげるよ」
巧が後ろから耳元で囁く。
「き、キスもしてほしい。」
真奈美が後ろで囁く、巧の目を見つめながら女の顔を浮かべる。白い乳丘の上を巧の指が走る。冷静になでたり、指先で刺激したりしている。
「淫らな楽器がおねだりしたね。やらしく唇でふくのかな?」
巧は楽しそうに目を細めながらいう。
巧はどこか妖精のようにささやく。顔だけみれば妖精なのだが、それは妖精とは相容れぬ悪魔だということを知っている。もし、妖精だとしても人々に悪さを施すほうなのだ。
「そうです。あっ!あっ!あっ!て、たくさんの声をあげます。」
真奈美は恥ずかし気にしかし、はっきりとした明瞭な声で宣言する。
「こらえしょうのない雌楽器は嫌われるんだよ?」
巧が忍び笑いを浮かべる。
「そうですわね。真奈美は雌楽器です。鳴くべき時に鳴く以外は静止していなければいけません。」
真奈美は主人の関心を買いたいと思って、美しく鳴く。鳴いたが、この主人の関心を
容易にかえるとは思わない。息をひそめて、次の行動をまつ。
「そうだね。だのにねに、勝手に声をあげるとか、だめじゃないか?」
巧が冷たく批判する。
「すいません。」
真奈美は自分が主人の関心をかえなかったことを悟りあやまる。
「ほら、母さんのことを答えて、そしたら、気持ちよくしてあげる。」
巧が次をうながして、真奈美に言う。
「姉さんは、拓也と姉さんの関係を否定してたわ。おもしろいぐらい。」
真奈美は巧の愛撫に陶酔の表情になる。
「うん。」
巧は小さくうなずく。
「あのときの、顔は巧様にもお見せしたぐらいですわ。あああ。」
真奈美の乳首の上をこりこりっと巧がいじったみたいである。
「それはいいね。」
にこにこと無邪気な子供みたいな笑みをうかべる。だが、正直安心感はない。むしろ、虫を解体するときのあの冷酷な笑みである。自分より弱い虫けらの生死など興味がないのである。
「はい。」
巧の肯定に真奈美は嬉しくなる。それは、自己への承認であり、真奈美への報酬だった。
「あの女の苦しそうな顔をみると私、ゾクゾクします。」
真奈美が背筋を震わせながら、そう言う。
「真奈美はバイなのかな?母さんに対してはとてもSっぽいね。」
真奈美は巧を通して共振しているのである。だから、真奈美の中にある嗜虐性や幼少期からの嫉妬心などは一層あおりをくって高ぶる。
「そんなことはありませんわ。私は巧様の忠実な雌楽器です。」
少しばかりむくれた声を出す。
「そうだね。それから?」
少年は先を続けさす。
「ええ、苦悶の表情をうかべて、姉は認めましたわ。」
真奈美は普段とはちがった悦楽を浮かべる。
「へえー、母さんがね。」
巧はなぜか真由美が見ているほうを流し見する。
「あんな牝豚、拓也にすら愛される資格がありません。ましてや、巧様に触られるなどもっての他です。」
真奈美が非難する。
「どうしてさ?」
巧は疑問を呈する。
「巧様のこの体は演奏者です。それは即ち、名器以外は弾いてはいけないということです。」
真奈美は逞しい巧の下半身に手をはわす。それは、真奈美がなんども奉仕したところだった。
「なるほど。例えば、真奈美とか?」
巧は嘲笑をこらえながら言う。
「ええ。」
真奈美はうなずく。ステップを軽く踏むように頷いた。
「その割には真奈美は男遊びが激しかったんだろう。」
巧が少しぎらついたまなざしで真奈美を見つめる。
「御戯れを……それはもう昔のことですわ。」
真奈美は何をいわれても受け入れるという慈愛のまなざしで巧をみる。
巧のベッドに真奈美は横たえられる。服が脱がされる音がする。真由美よりも瑞々しい裸身が表出する。真由美よりは乳房が小さいがそれでも張りと弾力は圧倒的に上なのが視覚からわかる。
「例えばどこをどうされると嬉しいのさ?」
真奈美の体をどう演奏しようかと新しい作曲に取り組むように少年は考える。いや、むしろ作曲というよりはアドリブに違いからジャズといえるかもしれない。クラシカルな作曲、つまり、女体への調教は真奈美はすでに巧によって施されている。
「例えば、乳バイオリンの先端をこのようにいじってください。」
そういうと乳首の先端部分をいじりはじめる。
「まったく、いやらしい乳バイオリンだね。」
乳バイオリンと言ったがあんな風に茶色で小汚くない。真奈美の乳首はピンク色で綺麗だし、若々しさを含んでいた。
「ああ、褒めていただき。ありがとうございます。」
身をよじるが、乳バイオリンの乳頭はまるでピンで止められた標本のように動かない。
巧が意図的にやっているのである。
「別に褒めてないよ。」
巧が無表情でつぶやく。自分の意志を理解されないのがたまらなくこの男は嫌なのである。その意味においては子供である。もっともその暴力の嵐のような幼児性は誰にでも発露されるわけではない。
「いえ。御ほめの言葉です。」
巧の中の幼児性を理解して真奈美はもう一歩リードした。それは、誰の中にでも眠っている承認の欲求であり、歪みながらこの男は褒めていないのに感謝を深くされるという矛盾する現象からしか肯定をよみとれないのだ
「そう?」
いぶかし気にそれでも慎ましやかにこの男はつぶやいた。元来、そういう少年である。日陰のまるで胞子をとばすシダのような少年だ。
「はい。」
満たされない甘えを知っていて牝は強くうなずく。
「他には?」
珍しく少年が気をよくする。
「いいのですか?」
「ご褒美だからね。」
少年がにやりと笑う。
「例えば、牝尻ドラムをこのように叩いてください。」
そういうと真奈美は両足をたて、四つん這いになると主人にその豊臀をみせる。
「こ・ん・な・か・ん・じ?」
ひゅんと軽くスナップの効いた巧の平手が真奈美の尻を打擲する。
「ああ!!!ひいっ!!」
パチン、パチンと音がなるたびに、真奈美が美声とよがり声をあげる。
ほの暗い淫部からは愛蜜が飛沫する。
もっとも、音が大きいように叩いてるだけで、実際はそれほど痛くない。そう少年は精神的に打擲しているだけであって、物理的にあるいは肉体的に追い込んでいるわけではない。
もし、物理的にあるいは肉体的に追い込むならそれは罰であり、褒美とはならないのである。
「感謝は?されたかったんでしょ?」
巧がぴりぴりと痛みが走る臀部を指先でなぞりあげながら問う。
もう一度かく、自分の意志を理解されないのがたまらなくこの男は嫌なのである。その意味においては彼は自由である。もっともその暴力の嵐のような自由性は誰にでも発露されるわけではない。
「ありがとうございます。」
真奈美は感謝の言葉を口にした。
巧の中の自由性を理解して真奈美はもう一歩踏み込んだ。それは、誰の中にでも眠っている甘えの欲求であり、歪みながらこの男は褒めていないのに、感謝を深くされるという矛盾する現象からしか自己の甘えを甘受できないのだ。
「声が小さい!」
バチン!
巧による先ほどよりも痛みのある一撃だった。
「ありがとうございます!!はあはあ。」
真奈美はその意味を理解して大きな声を張り上げる。
巧の心の襞を十分に理解しているこの牝はもう一歩踏み込んで叫んでいたのだ。
その声の高さが少年の心をうつ。
「他には?」
少年が唇を歓喜に震わせている。
「嬉しい!いいのですか?」
真奈美は濡れそぼる瞳でみつめる。
「サービスだからね。」
すぐに彼の唇は振動を辞めてしまう。それは、海が凪ぐようにである。まるで、自分の心理を悟られることをずっとおそれているようでもある。真奈美はそんな自分だけが知っている少年の何かに捕らわれていて魅せられていた。そして、体を入れ替える。四つん這いから、ベッドに身を預けると両足をM字に開いて見せた。
「例えば、このようにいらしい音を鳴らす牝弦をほじってください。」
淫唇が先ほどからぶるぶる震えている。それは快感を待ちわびる牝弦そのものだった。愛蜜という油はさされすぎていて、手入れをする必要はない。それでも、この牝は主人が手入れしてくれることを望む。
「これかな?」
リストの曲を弾きなれた彼の指がなめらかに淫部で動く。小刻みに動くそれは、まるで機械の様な正確さを誇っていた。それでいて、人間にしか出せないナノメートルの動きを彼は再現しているのである。
「あひっ……それです!!」
それは、巧による完璧な指使いであった。真奈美はひたすらに官能の喘ぎ声をあげつづけるしかない。
「いいの?」
巧は指使いを休めながらそう口にする。
「いい!!!」
真奈美は吠えるように叫ぶ。
「ほら、いつもの言葉は?」
「ありがとうございます!!」
真奈美はそういうとぶしゅぶしゅと愛液をより一層、女淫から発生させる。それは、彼女が彼を愛している証だし、彼が彼女を愛している証だと言わんばかりに出す。その匂いが部屋を充満していく。
「真奈美は牝楽器として愛されていて嬉しいのです。」
うっとりとした表情で答える真奈美。自己の中の性的欲求を満たされて満足しているのだろう。慈母の微笑みすら浮かべている。
丁寧に真奈美は愛されていた。
「ふふふ、真奈美はかわいいね。」
そう巧が言う。
なんということだ。巧はあの真奈美に愛の言葉を囁いている。
嬉しそうに妹は牝の顔を浮かべている。その事実が、母親で真由美の心をうつ。一体どうなっているのだろう。
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僕の作ったエロゲーなどのHPです。小説やCG集があります。
URL:http://enya-net.sakura.ne.jp/です。
よろしかったら、着てください。m(__)m
受賞賞歴:
第三回ソフトアイデアコンテスト特別賞
東京ビデオフェスティバル・ビデオケーション賞
CG-ARTS協会、協会賞受賞
艶屋という同人サークルをやってます。
twitter:https://twitter.com/enya_help

URL:http://enya-net.sakura.ne.jp/です。
よろしかったら、着てください。m(__)m
受賞賞歴:
第三回ソフトアイデアコンテスト特別賞
東京ビデオフェスティバル・ビデオケーション賞
CG-ARTS協会、協会賞受賞
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