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サンダーランド王国編
辺境伯がまた来た
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次期当主が決まってから半年が経過した。
ボクの生活形態はすっかり変わった。
トラジェット家の屋敷には十日に一日程しかいないようになった。つまり、あの別邸には殆どいないんだ。地味な嫌がらせが続いているので退却したんだ。
今はウエストブリッジの街で一軒家を借りて生活している。毎日は贅沢できないけど。別邸の暮らしよりは充実していると思う。
商会に顔を出したり、街の外で訓練したり、家庭教師を雇って勉強したり、色々やっているんだ。
なんでも自由にできるわけじゃない。でも、ホントにストレスフリーな生活を送れている。これ大事だよ。
ストレスが無かったのが良かったのか、屋敷の食事より栄養事情が良くなかったのか、ボクの体質だったのか、色々不明だけど。
身長が十センチ伸びた。
体重は推定三キロ増えた。
顔も少しは大人に近づいた・・・かと思う。・・気のせいかな。でも別邸の時よりはマシな顔になったと思うよ。
身長は伸びたんだけど・・クレアにはまだ追いつけない。年齢は六年も違うから仕方ないと思おう。その内追い越してやるんだ。でも、クレアは女性にしては身長が高いからな。・・当分追いつかないかぁ。
今日は屋敷の別邸に戻って来た。この小屋には既に荷物は置いていない。嫌がらせの一環に器物損壊の被害があるからだ。貴重なモノはもともと無い。問題はないけど良い気分じゃない。
既に、この屋敷でボクの私物は無いのだ。クレアも同じ。別邸で生活する必要がなくなったんだ。ここに泊まるときは別邸の脇でキャンプしている。遠巻きに使用人達は見ているようだ。だけど使用人は何も言ってこない。
ボク達もキャンプの訓練と閑雅ているから全く問題なし。
ここまでして屋敷に滞在する必要はないんだけど。トラジェット家の一族である以上、屋敷を一定期間空ける事はできないんだ。
それに稀だけど指令書がが置いているときがある。だから戻らないといけないんだよね。子供対して指令書ってなんだよ、とちょっとは思ったけど。ま、そんな当主だ。
今日は珍しく、その指令書があった。しかも扉の前に。なんじゃこりゃ、と心の中で毒づきながら書いてある内容を見る。
「レイ様?どうしたの?」
「う~ん。珍しく指令書が貼ってあったじゃない?その内容がさぁ・・本邸に来いだって。・・しかも、今日じゃん。・・・刻限は・・5針(12時頃)だよ。それって・・」
「あと少しで5針ね。用件は書いてないの?」
クレアはボクの後ろから覗き込んでいる。何気にボクの体に腕を絡めている。・・人の目があるんだけど。・・・慣れるしかないの?これ。
あれ以降、クレアとボクの関係も変わった。坊ちゃん呼びはなくなったのだ。口調も随分と砕けたかな。今が一番心地よいと思う。
それにしても記載内容は何の目的があるのだろうか?
「詳しくはなんにも。珍しく応接間にこいってだけ。応接間だから当主はいると思うけどね」
あの日以来ボクは父とは呼んでいない。当主と呼んでいる。絶対に向こうもそれを望んでいる。相当ボクが嫌いのようだ。
今日はなんの嫌味を聞く事になるのだろう。無理難題は慣れっこだ。あちらの目的がはっきりしない以上話を聞きにいくしかない。ボクと顔を合わせたくないための指令書だとおもってたんだけどな。
「とりあえず行こうか。いつも通りクレアは一緒にきてよ」
「勿論。来るなと言われてもついていく」
クレアは妖しく微笑む。
ぞわり・・とする。何かあったら許さない意思を感じる。
・・そうだね。遠慮をする必要は無いか。むこうが無理難題を言うなら考えよう。
本邸に入る。
最近よく浴びせられる遠慮のない視線が向けられる。使用人達は幼い頃のボクを知らない。あのお披露目以降に総入れ替わりしたみたいだ。前の使用人達はどこにいったのかボクは知らされていない。
唯一アラベラは生家に戻っているのは知っている。本人が挨拶に来てくれたからだけど。クリフォード、エイブラム爺は屋敷にいると思う。もう会ってないな。だから、その方面のボクの勉強は止まったままだ。
応接間のドアをノックする。
いつもの尊大な声を確認する。ドアが開くまで待つ。内から開かない限り入ってくるなと言われているからだ。酷い時は日が暮れるんじゃないかと思うくらい待たされる。
今日もそうかと思っていた。なんと、すんなりと開いた。開けた人も珍しい人物だ。
新しく執事となったウィンストンだ。相変わらず目の下のクマが酷い。どんどん人相が悪くなってるぞ。
ウィンストンはクレアをちらりと見る。軽く舌打ちの音が聞えたけど聞かなかった事にする。ボクに入室するよう促してくる。これまた珍しい。最低限一言は文句を言わないと気が済まないはずなのにさ。
気にしても仕方ない。応接間の中に向かって大きな声で挨拶する。声が小さいと何度でもやり直させるからだ。
「ご当主様!フェリックス入室します。応接間まで来るよう指令書にありました。それに従い参りました」
跪いて挨拶する。これをしないと不機嫌になる。ネチネチを嫌味から始まるから本題に入るまで相当な時間がかかる。本当に面倒くさい。余計な時間をかけないための打算でもあるけど。
「はっ・・入れ!」
ん?当主の声の様子がおかしい。ちらりとウィンストンを見る。ボクの態度に焦っているようだ。何かを言いたそうな表情ではあるのだけど。どうした?二人とも焦っているの?
う~ん、なんでだ?この挨拶をやらないと君達不機嫌になるじゃん。ホント勝手だな。
しかしよく分からない。罠は無いと思うけど入室しないと埒が明かないか。
クレアに合図して二人で応接間に入る事にする。目線を下に向けたまま進むんだ。意味なくでかいテーブルの近くまで進む。その間は目線を上げてはいけないのだ。そして再度跪く。応答があるまでこのまま待機だ。
これが当主がしつこく言ってくるボク専用のルールらしい。
「これは驚きましたなぁ。嫡子でないご子息はトラジェット家では使用人以下の扱いをされるのですか?サンダーランド王国での風習ではありませんな。どの国の風習ですかのう」
しばらく間が開いた後に声がかかる。
ん?
この声は・・どこかで聞いたぞ。大人の男だけど高い声。・・・確か、フレーザー侯爵と一緒にいた人だ。・・チェスターとか呼ばれていたか。何故この人の声がする?別人か?
「い、いえ。そのような。本日は閣下の訪問ですので・・その・・歓迎をあらわすように申しつけておりました」
まだ目線は上げていない。跪いたままだ。何が起こっているのかは分からない。だけど、当主が困っている事は分かる。どうなっている?
・・・分からない。
「一先ず黙れ。歓迎か余興かはどうでもよい。冗談でも自分の子息にやらせる芝居ではないぞ」
「はっ!申し訳ございません」
間が開く。・・・困ったな。
「当主が何も言わぬようだから困っているように見えるぞ。仕方ない。・・フェリックス殿。まずは立ち上がり面をあげられよ」
渋い声の人が最後にボクに声をかけてくる。・・・この声は・・・フレーザー侯爵だと記憶している。なかなか忘れる事ができない声だ。
何故この二人がこの屋敷に?・・・半年前に仕合いという名目で剣を交えたのが不味かったのだろうか?判断に困る・・・。どうしたら・・・。困ったぞ。
「我が主であるフレーザー侯爵の言葉ぞ。お主の父親の許可を待つ必要はない。安心してこちらを見られよ」
「・・はい。では従者も失礼して立ち上がらせていただきます」
侯爵側が良いというなら当主からのお咎めは無いのだろうと判断するしかない。言われるままに立ち上がる。
ばかでかいテーブルの正面に座っていたのは・・・あの時に会ったフレーザー侯爵だった。
その隣には窮屈そうに椅子に座っているチェスターさんがいる。本当に窮屈そうだ。・・体太いからなぁ。
当主は下座にあたる場所に座っている。ボクに背中を向けているので表情は伺えない。立ち上がる時にはボクを見ている雰囲気を感じたけど。今は見ていない。
応接間にいる人物は理解できた。
・・状況の理解ができていない。
これから一体何が始まるんだ?
ボクの生活形態はすっかり変わった。
トラジェット家の屋敷には十日に一日程しかいないようになった。つまり、あの別邸には殆どいないんだ。地味な嫌がらせが続いているので退却したんだ。
今はウエストブリッジの街で一軒家を借りて生活している。毎日は贅沢できないけど。別邸の暮らしよりは充実していると思う。
商会に顔を出したり、街の外で訓練したり、家庭教師を雇って勉強したり、色々やっているんだ。
なんでも自由にできるわけじゃない。でも、ホントにストレスフリーな生活を送れている。これ大事だよ。
ストレスが無かったのが良かったのか、屋敷の食事より栄養事情が良くなかったのか、ボクの体質だったのか、色々不明だけど。
身長が十センチ伸びた。
体重は推定三キロ増えた。
顔も少しは大人に近づいた・・・かと思う。・・気のせいかな。でも別邸の時よりはマシな顔になったと思うよ。
身長は伸びたんだけど・・クレアにはまだ追いつけない。年齢は六年も違うから仕方ないと思おう。その内追い越してやるんだ。でも、クレアは女性にしては身長が高いからな。・・当分追いつかないかぁ。
今日は屋敷の別邸に戻って来た。この小屋には既に荷物は置いていない。嫌がらせの一環に器物損壊の被害があるからだ。貴重なモノはもともと無い。問題はないけど良い気分じゃない。
既に、この屋敷でボクの私物は無いのだ。クレアも同じ。別邸で生活する必要がなくなったんだ。ここに泊まるときは別邸の脇でキャンプしている。遠巻きに使用人達は見ているようだ。だけど使用人は何も言ってこない。
ボク達もキャンプの訓練と閑雅ているから全く問題なし。
ここまでして屋敷に滞在する必要はないんだけど。トラジェット家の一族である以上、屋敷を一定期間空ける事はできないんだ。
それに稀だけど指令書がが置いているときがある。だから戻らないといけないんだよね。子供対して指令書ってなんだよ、とちょっとは思ったけど。ま、そんな当主だ。
今日は珍しく、その指令書があった。しかも扉の前に。なんじゃこりゃ、と心の中で毒づきながら書いてある内容を見る。
「レイ様?どうしたの?」
「う~ん。珍しく指令書が貼ってあったじゃない?その内容がさぁ・・本邸に来いだって。・・しかも、今日じゃん。・・・刻限は・・5針(12時頃)だよ。それって・・」
「あと少しで5針ね。用件は書いてないの?」
クレアはボクの後ろから覗き込んでいる。何気にボクの体に腕を絡めている。・・人の目があるんだけど。・・・慣れるしかないの?これ。
あれ以降、クレアとボクの関係も変わった。坊ちゃん呼びはなくなったのだ。口調も随分と砕けたかな。今が一番心地よいと思う。
それにしても記載内容は何の目的があるのだろうか?
「詳しくはなんにも。珍しく応接間にこいってだけ。応接間だから当主はいると思うけどね」
あの日以来ボクは父とは呼んでいない。当主と呼んでいる。絶対に向こうもそれを望んでいる。相当ボクが嫌いのようだ。
今日はなんの嫌味を聞く事になるのだろう。無理難題は慣れっこだ。あちらの目的がはっきりしない以上話を聞きにいくしかない。ボクと顔を合わせたくないための指令書だとおもってたんだけどな。
「とりあえず行こうか。いつも通りクレアは一緒にきてよ」
「勿論。来るなと言われてもついていく」
クレアは妖しく微笑む。
ぞわり・・とする。何かあったら許さない意思を感じる。
・・そうだね。遠慮をする必要は無いか。むこうが無理難題を言うなら考えよう。
本邸に入る。
最近よく浴びせられる遠慮のない視線が向けられる。使用人達は幼い頃のボクを知らない。あのお披露目以降に総入れ替わりしたみたいだ。前の使用人達はどこにいったのかボクは知らされていない。
唯一アラベラは生家に戻っているのは知っている。本人が挨拶に来てくれたからだけど。クリフォード、エイブラム爺は屋敷にいると思う。もう会ってないな。だから、その方面のボクの勉強は止まったままだ。
応接間のドアをノックする。
いつもの尊大な声を確認する。ドアが開くまで待つ。内から開かない限り入ってくるなと言われているからだ。酷い時は日が暮れるんじゃないかと思うくらい待たされる。
今日もそうかと思っていた。なんと、すんなりと開いた。開けた人も珍しい人物だ。
新しく執事となったウィンストンだ。相変わらず目の下のクマが酷い。どんどん人相が悪くなってるぞ。
ウィンストンはクレアをちらりと見る。軽く舌打ちの音が聞えたけど聞かなかった事にする。ボクに入室するよう促してくる。これまた珍しい。最低限一言は文句を言わないと気が済まないはずなのにさ。
気にしても仕方ない。応接間の中に向かって大きな声で挨拶する。声が小さいと何度でもやり直させるからだ。
「ご当主様!フェリックス入室します。応接間まで来るよう指令書にありました。それに従い参りました」
跪いて挨拶する。これをしないと不機嫌になる。ネチネチを嫌味から始まるから本題に入るまで相当な時間がかかる。本当に面倒くさい。余計な時間をかけないための打算でもあるけど。
「はっ・・入れ!」
ん?当主の声の様子がおかしい。ちらりとウィンストンを見る。ボクの態度に焦っているようだ。何かを言いたそうな表情ではあるのだけど。どうした?二人とも焦っているの?
う~ん、なんでだ?この挨拶をやらないと君達不機嫌になるじゃん。ホント勝手だな。
しかしよく分からない。罠は無いと思うけど入室しないと埒が明かないか。
クレアに合図して二人で応接間に入る事にする。目線を下に向けたまま進むんだ。意味なくでかいテーブルの近くまで進む。その間は目線を上げてはいけないのだ。そして再度跪く。応答があるまでこのまま待機だ。
これが当主がしつこく言ってくるボク専用のルールらしい。
「これは驚きましたなぁ。嫡子でないご子息はトラジェット家では使用人以下の扱いをされるのですか?サンダーランド王国での風習ではありませんな。どの国の風習ですかのう」
しばらく間が開いた後に声がかかる。
ん?
この声は・・どこかで聞いたぞ。大人の男だけど高い声。・・・確か、フレーザー侯爵と一緒にいた人だ。・・チェスターとか呼ばれていたか。何故この人の声がする?別人か?
「い、いえ。そのような。本日は閣下の訪問ですので・・その・・歓迎をあらわすように申しつけておりました」
まだ目線は上げていない。跪いたままだ。何が起こっているのかは分からない。だけど、当主が困っている事は分かる。どうなっている?
・・・分からない。
「一先ず黙れ。歓迎か余興かはどうでもよい。冗談でも自分の子息にやらせる芝居ではないぞ」
「はっ!申し訳ございません」
間が開く。・・・困ったな。
「当主が何も言わぬようだから困っているように見えるぞ。仕方ない。・・フェリックス殿。まずは立ち上がり面をあげられよ」
渋い声の人が最後にボクに声をかけてくる。・・・この声は・・・フレーザー侯爵だと記憶している。なかなか忘れる事ができない声だ。
何故この二人がこの屋敷に?・・・半年前に仕合いという名目で剣を交えたのが不味かったのだろうか?判断に困る・・・。どうしたら・・・。困ったぞ。
「我が主であるフレーザー侯爵の言葉ぞ。お主の父親の許可を待つ必要はない。安心してこちらを見られよ」
「・・はい。では従者も失礼して立ち上がらせていただきます」
侯爵側が良いというなら当主からのお咎めは無いのだろうと判断するしかない。言われるままに立ち上がる。
ばかでかいテーブルの正面に座っていたのは・・・あの時に会ったフレーザー侯爵だった。
その隣には窮屈そうに椅子に座っているチェスターさんがいる。本当に窮屈そうだ。・・体太いからなぁ。
当主は下座にあたる場所に座っている。ボクに背中を向けているので表情は伺えない。立ち上がる時にはボクを見ている雰囲気を感じたけど。今は見ていない。
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