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(26)このまま……いい?*
初体験
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「ねぇ尽くん。赤ちゃんが生まれたら、お風呂にも入れてあげてくれる?」
「ああ。いつも風呂場で天莉を綺麗にしてやってるみたいに、赤ん坊も俺がピカピカにしてやろう」
ククッと笑った尽に、天莉が「尽くんの……バカ……」と耳まで真っ赤にして尽の首筋にギュウッとしがみ付いた。
「私たち、まだ子供も出来てないのに夢物語みたいなこと、いっぱい話しちゃったね。けど……そんな日が一日も早く来るといいなって……思うの」
尽は自分の耳元、囁くように希望を述べてきた天莉の温もりを腕の中に感じながら、「そうだな」とうなずいた。
***
ベッドに天莉を下ろすなり、尽は愛しい妻の身体中にキスの雨を降らせた。
おでこ、鼻先、両頬、唇、あご、両肩、鎖骨、それから――。
唇には特に念入りに口付けをしたのは言うまでもないのだけれど、先ほど脱衣所で羽織らせたバスローブの前をはだけさせながら、ふわふわの乳房の先、期待に震えてツンと立ち上がった乳首も丹念に優しくねぶった。
「あ、……尽く……、んっ」
天莉は尽と出会ったばかりの頃、セックスが好きではないみたいだった。
横野博視のせいで、男に触れられている間、声を出すことはいけないことだと刷り込まれていたようだし、性行為で気持ちいいと思ったこともないみたいで、何なら挿入は『痛い』ことだと認識している嫌いさえあった。
それが、今ではほんの少し肌に触れるだけで、可愛らしく啼いて、無意識に尽を求めるみたいに腰を揺らせる。
瞳を熱に潤ませて「尽くん……」と声音に切なさをにじませる。
トロトロと止めどなく愛液を溢れさせる蜜口は、ひくひくといやらしく蠢いて、ほんの少し角度を変えただけで、尽の欲望をいとも容易く膣内へ迎え入れようとしてくるのだ。
「天莉、もぉ挿入て……いい?」
スリスリと焦らすように天莉のぷっくりと膨らんだ小さな陰核を、彼女自身の愛蜜と尽の先走りに濡れた昂りで擦りながら問い掛けたら、天莉が「んっ」と喘ぎまじりに短く答えて、熱に浮かされた表情でうなずいた。
それは明らかにゴーサインだったのだけれど。
「ね、お願い、ちゃんと言葉にして……俺を求めて? 天莉」
尽はどうしても……。天莉からハッキリと乞われて彼女の中を侵食したいと思ってしまったのだ。
天莉は尽の言葉に、一瞬戸惑うみたいに瞳を揺らしたのだけれど――。
「……お願い、じ、んくんっ。……私の膣内を、……アナタので……いっぱいに、して……?」
まるで顔を見られたくないみたいにギュゥッと尽にしがみ付くなり、尽の耳元……ハッキリと情欲をにじませた声でそう告げる。
尽は、天莉が言い終わるか終わらないかの内に、ぶわりと膨らんだ劣情のまま、天莉を一気に最奥まで貫いた。
「っ、ひゃ、ぁっ……ん!」
途端、驚いたように小さく悲鳴を上げて、尽に縋りついていた天莉の腕に一層力がこもって。
二人の間で押しつぶされた天莉の柔らかな乳房の感触が、尽をこれ以上ないくらいの充足感で満たしていく。
それは天莉も同様らしく――。
「あんっ、……じんく、んっ、大好、きっ。愛、してるっ……」
天莉が感じてくれているのは、自分を痛いくらいにキュウキュウと締め付けてくる肉ひだの感触で分かる尽だ。
「俺も……愛して、るよっ、天莉……」
初めて女性の膣内に避妊具なしで挿入したけれど、ここまで相手の熱や感触をダイレクトに感じられるとは思っていなかった尽だ。
しかも相手は初めて心の底から愛しいと思えた女性。
尽はすぐにでも吐精しそうになるのをグッと下腹部に力を入れて抑えると、天莉を抱く腕に力を込めた。
「天莉……ごめん。情けない、けど……そんなに長く持ちそうに、ないっ」
――ゴムなしでするのは初めてだから。
そう小声で付け加えたら、天莉がハッとしたように腕を緩めて尽を見詰めた。
「……尽く、……それ、本……当?」
「ああ、ホント、……だっ」
尽がそう答えると同時、天莉の中がキュウッと尽の屹立を締め付けてきた。
「……天、莉っ、そ、んなに締め付けたら……」
「んっ、……達っ、て? 尽、くんっ……、私も、もぅ……っ」
天莉の言葉と同時、尽は腰を一際激しく天莉の身体へ打ち付けるようにして密着させると、生まれて初めて……女性の膣内に欲望を吐き出した。
「ああ。いつも風呂場で天莉を綺麗にしてやってるみたいに、赤ん坊も俺がピカピカにしてやろう」
ククッと笑った尽に、天莉が「尽くんの……バカ……」と耳まで真っ赤にして尽の首筋にギュウッとしがみ付いた。
「私たち、まだ子供も出来てないのに夢物語みたいなこと、いっぱい話しちゃったね。けど……そんな日が一日も早く来るといいなって……思うの」
尽は自分の耳元、囁くように希望を述べてきた天莉の温もりを腕の中に感じながら、「そうだな」とうなずいた。
***
ベッドに天莉を下ろすなり、尽は愛しい妻の身体中にキスの雨を降らせた。
おでこ、鼻先、両頬、唇、あご、両肩、鎖骨、それから――。
唇には特に念入りに口付けをしたのは言うまでもないのだけれど、先ほど脱衣所で羽織らせたバスローブの前をはだけさせながら、ふわふわの乳房の先、期待に震えてツンと立ち上がった乳首も丹念に優しくねぶった。
「あ、……尽く……、んっ」
天莉は尽と出会ったばかりの頃、セックスが好きではないみたいだった。
横野博視のせいで、男に触れられている間、声を出すことはいけないことだと刷り込まれていたようだし、性行為で気持ちいいと思ったこともないみたいで、何なら挿入は『痛い』ことだと認識している嫌いさえあった。
それが、今ではほんの少し肌に触れるだけで、可愛らしく啼いて、無意識に尽を求めるみたいに腰を揺らせる。
瞳を熱に潤ませて「尽くん……」と声音に切なさをにじませる。
トロトロと止めどなく愛液を溢れさせる蜜口は、ひくひくといやらしく蠢いて、ほんの少し角度を変えただけで、尽の欲望をいとも容易く膣内へ迎え入れようとしてくるのだ。
「天莉、もぉ挿入て……いい?」
スリスリと焦らすように天莉のぷっくりと膨らんだ小さな陰核を、彼女自身の愛蜜と尽の先走りに濡れた昂りで擦りながら問い掛けたら、天莉が「んっ」と喘ぎまじりに短く答えて、熱に浮かされた表情でうなずいた。
それは明らかにゴーサインだったのだけれど。
「ね、お願い、ちゃんと言葉にして……俺を求めて? 天莉」
尽はどうしても……。天莉からハッキリと乞われて彼女の中を侵食したいと思ってしまったのだ。
天莉は尽の言葉に、一瞬戸惑うみたいに瞳を揺らしたのだけれど――。
「……お願い、じ、んくんっ。……私の膣内を、……アナタので……いっぱいに、して……?」
まるで顔を見られたくないみたいにギュゥッと尽にしがみ付くなり、尽の耳元……ハッキリと情欲をにじませた声でそう告げる。
尽は、天莉が言い終わるか終わらないかの内に、ぶわりと膨らんだ劣情のまま、天莉を一気に最奥まで貫いた。
「っ、ひゃ、ぁっ……ん!」
途端、驚いたように小さく悲鳴を上げて、尽に縋りついていた天莉の腕に一層力がこもって。
二人の間で押しつぶされた天莉の柔らかな乳房の感触が、尽をこれ以上ないくらいの充足感で満たしていく。
それは天莉も同様らしく――。
「あんっ、……じんく、んっ、大好、きっ。愛、してるっ……」
天莉が感じてくれているのは、自分を痛いくらいにキュウキュウと締め付けてくる肉ひだの感触で分かる尽だ。
「俺も……愛して、るよっ、天莉……」
初めて女性の膣内に避妊具なしで挿入したけれど、ここまで相手の熱や感触をダイレクトに感じられるとは思っていなかった尽だ。
しかも相手は初めて心の底から愛しいと思えた女性。
尽はすぐにでも吐精しそうになるのをグッと下腹部に力を入れて抑えると、天莉を抱く腕に力を込めた。
「天莉……ごめん。情けない、けど……そんなに長く持ちそうに、ないっ」
――ゴムなしでするのは初めてだから。
そう小声で付け加えたら、天莉がハッとしたように腕を緩めて尽を見詰めた。
「……尽く、……それ、本……当?」
「ああ、ホント、……だっ」
尽がそう答えると同時、天莉の中がキュウッと尽の屹立を締め付けてきた。
「……天、莉っ、そ、んなに締め付けたら……」
「んっ、……達っ、て? 尽、くんっ……、私も、もぅ……っ」
天莉の言葉と同時、尽は腰を一際激しく天莉の身体へ打ち付けるようにして密着させると、生まれて初めて……女性の膣内に欲望を吐き出した。
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