32 / 105
5.尋問の夜*
まだ、なんですか?
しおりを挟む
「……本当に意地悪なのは、僕をこんな風にしてしまう日織さんの方でしょう?」
言いながら、再度日織の手を目の前の鏡にひとまとめにして縫い留めると、ブラのホックを片手で外す。
日織とこういう行為に及べるようになるまで、修太郎は女性の身体に触れたことがなかった。
それを思うと、片手で難なく女性用下着の留め具が外せるようになる程、自分が女性の扱いに熟れてくるなんて思いもしなかった修太郎だ。
それだけ目の前のこの美しい肢体を、己の思うさまに貪ってきたということなんだと、頭の片隅でふと思う。
「ど、うして……私が、意地悪……な、んですか?」
鏡越し、涙目の日織が途切れ途切れに絞り出すような声音で問いかけて来る。
鏡には日織の、決して大きくはないけれど形の良い胸が、所在なく掛かったブラの布越しに映し出されていて、修太郎は一瞬我を忘れて彼女の身体に見入った。
日織の髪や瞳同様色素の薄い彼女の乳房は、愛らしい色付きも淡いピンクに近いことを修太郎は嫌と言うほど知っている。
ほんの少し刺激を与えただけで、肌全体がほんのりと朱に染まって、もともと薄い先端との色の境目が曖昧になってしまうことも。
そのくせピン……と愛らしく勃ち上がった小さな果実が、「食べて?」と言わんばかりに存在を主張してくることも。
それを思い出した修太郎は、当然の権利のようにその膨らみに手を伸ばすと、ふんわりと柔らかな感触を味わうように、日織の胸をゆるゆると手のひら全体で下から包み込んで揉みしだく。
「や、しゅうた、ろぉさっ……、私、まだっ」
「まだ、……何ですか?」
まだ納得しておられない?
まだ先程の質問への答えをもらっていない?
その先に続いたであろういくつかの候補が脳裏に浮かんだけれど、どれも手を止めてまで聞かねばならないことのようには思えなかった。
「僕はね、日織。まだお若い貴女が、いつ同年代の男に心変わりしてしまうんじゃないかと気が気じゃないんです」
言って、1番敏感な先端を避けるように、胸を包み込んだまま淡い乳輪の際を人差し指の腹で円を描くようにゆっくりとなぞる。
最初のうちこそ肩に紐を残したままの下着が邪魔に思えたけれど、鏡越し、日織が動くたび時折チラリと胸の全貌が見えるのがやけに艶かしくて、視覚的には逆にそそられることに気が付いた。
言いながら、再度日織の手を目の前の鏡にひとまとめにして縫い留めると、ブラのホックを片手で外す。
日織とこういう行為に及べるようになるまで、修太郎は女性の身体に触れたことがなかった。
それを思うと、片手で難なく女性用下着の留め具が外せるようになる程、自分が女性の扱いに熟れてくるなんて思いもしなかった修太郎だ。
それだけ目の前のこの美しい肢体を、己の思うさまに貪ってきたということなんだと、頭の片隅でふと思う。
「ど、うして……私が、意地悪……な、んですか?」
鏡越し、涙目の日織が途切れ途切れに絞り出すような声音で問いかけて来る。
鏡には日織の、決して大きくはないけれど形の良い胸が、所在なく掛かったブラの布越しに映し出されていて、修太郎は一瞬我を忘れて彼女の身体に見入った。
日織の髪や瞳同様色素の薄い彼女の乳房は、愛らしい色付きも淡いピンクに近いことを修太郎は嫌と言うほど知っている。
ほんの少し刺激を与えただけで、肌全体がほんのりと朱に染まって、もともと薄い先端との色の境目が曖昧になってしまうことも。
そのくせピン……と愛らしく勃ち上がった小さな果実が、「食べて?」と言わんばかりに存在を主張してくることも。
それを思い出した修太郎は、当然の権利のようにその膨らみに手を伸ばすと、ふんわりと柔らかな感触を味わうように、日織の胸をゆるゆると手のひら全体で下から包み込んで揉みしだく。
「や、しゅうた、ろぉさっ……、私、まだっ」
「まだ、……何ですか?」
まだ納得しておられない?
まだ先程の質問への答えをもらっていない?
その先に続いたであろういくつかの候補が脳裏に浮かんだけれど、どれも手を止めてまで聞かねばならないことのようには思えなかった。
「僕はね、日織。まだお若い貴女が、いつ同年代の男に心変わりしてしまうんじゃないかと気が気じゃないんです」
言って、1番敏感な先端を避けるように、胸を包み込んだまま淡い乳輪の際を人差し指の腹で円を描くようにゆっくりとなぞる。
最初のうちこそ肩に紐を残したままの下着が邪魔に思えたけれど、鏡越し、日織が動くたび時折チラリと胸の全貌が見えるのがやけに艶かしくて、視覚的には逆にそそられることに気が付いた。
0
お気に入りに追加
30
あなたにおすすめの小説
イケメン彼氏は年上消防士!鍛え上げられた体は、夜の体力まで別物!?
すずなり。
恋愛
私が働く食堂にやってくる消防士さんたち。
翔馬「俺、チャーハン。」
宏斗「俺もー。」
航平「俺、から揚げつけてー。」
優弥「俺はスープ付き。」
みんなガタイがよく、男前。
ひなた「はーいっ。ちょっと待ってくださいねーっ。」
慌ただしい昼時を過ぎると、私の仕事は終わる。
終わった後、私は行かなきゃいけないところがある。
ひなた「すみませーん、子供のお迎えにきましたー。」
保育園に迎えに行かなきゃいけない子、『太陽』。
私は子供と一緒に・・・暮らしてる。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
翔馬「おいおい嘘だろ?」
宏斗「子供・・・いたんだ・・。」
航平「いくつん時の子だよ・・・・。」
優弥「マジか・・・。」
消防署で開かれたお祭りに連れて行った太陽。
太陽の存在を知った一人の消防士さんが・・・私に言った。
「俺は太陽がいてもいい。・・・太陽の『パパ』になる。」
「俺はひなたが好きだ。・・・絶対振り向かせるから覚悟しとけよ?」
※お話に出てくる内容は、全て想像の世界です。現実世界とは何ら関係ありません。
※感想やコメントは受け付けることができません。
メンタルが薄氷なもので・・・すみません。
言葉も足りませんが読んでいただけたら幸いです。
楽しんでいただけたら嬉しく思います。
鬼上司は間抜けな私がお好きです
碧井夢夏
恋愛
れいわ紡績に就職した新入社員、花森沙穂(はなもりさほ)は社内でも評判の鬼上司、東御八雲(とうみやくも)のサポートに配属させられる。
ドジな花森は何度も東御の前で失敗ばかり。ところが、人造人間と噂されていた東御が初めて楽しそうにしたのは花森がやらかした時で・・。
孤高の人、東御八雲はなんと間抜けフェチだった?!
その上、育ちが特殊らしい雰囲気で・・。
ハイスペック超人と口だけの間抜け女子による上司と部下のラブコメ。
久しぶりにコメディ×溺愛を書きたくなりましたので、ゆるーく連載します。
会話劇ベースに、コミカル、ときどき、たっぷりと甘く深い愛のお話。
「めちゃコミック恋愛漫画原作賞」優秀作品に選んでいただきました。
※大人ラブです。R15相当。
表紙画像はMidjourneyで生成しました。
若妻シリーズ
笹椰かな
恋愛
とある事情により中年男性・飛龍(ひりゅう)の妻となった18歳の愛実(めぐみ)。
気の進まない結婚だったが、優しく接してくれる夫に愛実の気持ちは傾いていく。これはそんな二人の夜(または昼)の営みの話。
乳首責め/クリ責め/潮吹き
※表紙の作成/かんたん表紙メーカー様
※使用画像/SplitShire様
エリート警察官の溺愛は甘く切ない
日下奈緒
恋愛
親が警察官の紗良は、30歳にもなって独身なんてと親に責められる。
両親の勧めで、警察官とお見合いする事になったのだが、それは跡継ぎを産んで欲しいという、政略結婚で⁉
ただいま冷徹上司を調・教・中!
伊吹美香
恋愛
同期から男を寝取られ棄てられた崖っぷちOL
久瀬千尋(くぜちひろ)28歳
×
容姿端麗で仕事もでき一目置かれる恋愛下手課長
平嶋凱莉(ひらしまかいり)35歳
二人はひょんなことから(仮)恋人になることに。
今まで知らなかった素顔を知るたびに、二人の関係は近くなる。
意地と恥から始まった(仮)恋人は(本)恋人になれるのか?
先生!放課後の隣の教室から女子の喘ぎ声が聴こえました…
ヘロディア
恋愛
居残りを余儀なくされた高校生の主人公。
しかし、隣の部屋からかすかに女子の喘ぎ声が聴こえてくるのであった。
気になって覗いてみた主人公は、衝撃的な光景を目の当たりにする…
ミックスド★バス~湯けむりマッサージは至福のとき
taki
恋愛
【R18】恋人同士となった入浴剤開発者の温子と営業部の水川。
温子の疲れを癒そうと、水川が温泉旅行を提案。温泉地での水川からのマッサージに、温子は身も心も蕩けて……❤︎
ミックスド★バスの第4弾です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる