102 / 120
*梅雨の長雨―恋慕―
いれていい?
しおりを挟む
「菜乃香、そろそろキミのココに挿入ていい?」
たっくんに潤んだ瞳で見上げられて、ぐしょぐしょに濡れた下着越し、秘所にそっと触れられた私は、ビクッと身体を跳ねさせながらコクコクとうなずいた。
「中、慣らしたりしてないけど……平気?」
クロッチを横にずらされて、滑りを帯びた秘裂を指の腹でやんわりと擦られる。
普段は下着に隠された、一番敏感な陰核をぬめりをまとった指の腹で押しつぶすように撫でられた瞬間、電撃が走ったみたいに快感が突き抜けた。
「ひ、……ぁっ」
恥ずかしいなんて気持ちは、その瞬間に吹き飛んでしまったみたい。
「平気……。私、たっくんと……早く結ばれたいっ」
自分からねだるようにたっくんに口付けて彼を見下ろしたら、
「……菜乃香、ごめん。自分から言っといて恥ずかしいんだけど……僕、いま正常位は無理だから。――菜乃香の方から僕の上に座ってもらっても……いい、かな?」
そう問いかけられた。
たっくんが出来ないことは私が補う。
それは最初に二人で取り決めたことだもん。
コクッとうなずいたら、たっくんがそれを確認してベッドサイドからゴムを取り出した。
たっくんが慣れた手つきで自身に避妊具を装着している間、私はそろそろと下着を脱ぎ捨てる――。
「建興くん……大好き……」
「僕もなのちゃんが大好きだよ」
気持ちを確かめ合うようにそんな言葉を交わして、たっくんと向かい合う形で彼の上にまたがった。
そうして――。
懸命に彼の切っ先が入り口を割るように狙いを定めて腰を落とすのだけれど、ぬるついた彼のモノは気持ちいいところを掠めるばかりでちっとも中に入ってきてくれないの。
うまく入れられない度、彼の先端に敏感なところを擦られるから、そのたびに身体がビクッと跳ねて余計にうまくいかない。
「菜乃香、ちょっと待って……」
何度かそれを繰り返していたら、見かねたようにたっくんの手が、自らの根元をグッと支えて動かないようにしてくれて。
「っ――!」
私が少しずつ腰を下ろすのに従って、定まったたっくんの先端が私の隘路を彼の形に押し開きながら侵入してくる。
「んんっ……」
ギュッとたっくんにしがみついて、ゆっくりゆっくり彼を飲み込んでいく私の腰に、たっくんの手が添えられて――。
「ごめん、菜乃香……、僕、もぉっ、待てないっ」
謝罪の言葉とともに、腰に当てられた両腕にグッと力を込められて、一気に彼のモノを奥まで迎え入れた私は、それだけで軽くイッてしまった。
「ひゃ、ぁっ」
「菜乃香の中、すごく……うねって………締めつけて、くるっ」
すげぇ気持ちいい……と吐息交じりにたっくんがつぶやくから。
私はそれだけで満たされた気持ちになった。
たっくんに潤んだ瞳で見上げられて、ぐしょぐしょに濡れた下着越し、秘所にそっと触れられた私は、ビクッと身体を跳ねさせながらコクコクとうなずいた。
「中、慣らしたりしてないけど……平気?」
クロッチを横にずらされて、滑りを帯びた秘裂を指の腹でやんわりと擦られる。
普段は下着に隠された、一番敏感な陰核をぬめりをまとった指の腹で押しつぶすように撫でられた瞬間、電撃が走ったみたいに快感が突き抜けた。
「ひ、……ぁっ」
恥ずかしいなんて気持ちは、その瞬間に吹き飛んでしまったみたい。
「平気……。私、たっくんと……早く結ばれたいっ」
自分からねだるようにたっくんに口付けて彼を見下ろしたら、
「……菜乃香、ごめん。自分から言っといて恥ずかしいんだけど……僕、いま正常位は無理だから。――菜乃香の方から僕の上に座ってもらっても……いい、かな?」
そう問いかけられた。
たっくんが出来ないことは私が補う。
それは最初に二人で取り決めたことだもん。
コクッとうなずいたら、たっくんがそれを確認してベッドサイドからゴムを取り出した。
たっくんが慣れた手つきで自身に避妊具を装着している間、私はそろそろと下着を脱ぎ捨てる――。
「建興くん……大好き……」
「僕もなのちゃんが大好きだよ」
気持ちを確かめ合うようにそんな言葉を交わして、たっくんと向かい合う形で彼の上にまたがった。
そうして――。
懸命に彼の切っ先が入り口を割るように狙いを定めて腰を落とすのだけれど、ぬるついた彼のモノは気持ちいいところを掠めるばかりでちっとも中に入ってきてくれないの。
うまく入れられない度、彼の先端に敏感なところを擦られるから、そのたびに身体がビクッと跳ねて余計にうまくいかない。
「菜乃香、ちょっと待って……」
何度かそれを繰り返していたら、見かねたようにたっくんの手が、自らの根元をグッと支えて動かないようにしてくれて。
「っ――!」
私が少しずつ腰を下ろすのに従って、定まったたっくんの先端が私の隘路を彼の形に押し開きながら侵入してくる。
「んんっ……」
ギュッとたっくんにしがみついて、ゆっくりゆっくり彼を飲み込んでいく私の腰に、たっくんの手が添えられて――。
「ごめん、菜乃香……、僕、もぉっ、待てないっ」
謝罪の言葉とともに、腰に当てられた両腕にグッと力を込められて、一気に彼のモノを奥まで迎え入れた私は、それだけで軽くイッてしまった。
「ひゃ、ぁっ」
「菜乃香の中、すごく……うねって………締めつけて、くるっ」
すげぇ気持ちいい……と吐息交じりにたっくんがつぶやくから。
私はそれだけで満たされた気持ちになった。
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
40
1 / 5
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる