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*梅雨の長雨―恋慕―
形勢逆転
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乞われるまま、口に当てていた手を恐る恐る放してたっくんの両肩へ載せたら、服の裾から彼の手が入り込んできた。
直に胸へ触れられているんだと思ったら、恥ずかしいのに何だかすごく嬉しくて。
「お願い、たっくん、そこっ、……」
――舐めて?
無意識にそうおねだりしそうになった私は、慌てて口をつぐんだ。
でもたっくんは、私が何を言いたかったのか分かったみたい。
「もしかして菜乃香は可愛いここを僕に舐めて欲しいのかな? だったらお願い。上、脱いで……僕の前に胸、突き出して?」
照れ屋さんで可愛かったり……物凄く意地悪だったり。どれが本当のたっくんなんだろう?
「あ、あの、でも」
「恥ずかしい?」
当たり前だよ。
そんなの分かってるくせに。
涙目で彼を見下ろしたら、たっくんがニヤリと笑った。
「菜乃香、知ってた? このTシャツ、薄手で白無地だからさ。……菜乃香の可愛いココ、透けて見えてるんだ」
言うなり布地ごしにたっくんが私の胸をパクリと咥えた。
「ひゃ、あ、んっ」
直に触れられるほど直接的ではないけれど、どんどん布が湿り気を帯びて、敏感な胸の先にたっくんの熱を伝えてくる。
Tシャツ越し。ツンと勃ち上がった乳首を舌先で転がされるのは気持ちいいけど、何だかすごくもどかしい。
気が付けば、私はたっくんの後頭部をギュッと抱えるように抱きしめていた。
「や、んっ、たっくん……、くすぐったい」
本当はくすぐったいのとはちょっぴり違う。
気持ちいいけどアクセル全開じゃないから、熱がどんどん内側にこもってくる感じ。
「菜乃香、裾、自分で持てる?」
「裾?」
「そう。脱ぐのは恥ずかしいんだろ? だから」
たっくんは脱がなくてもいいからTシャツを上にたくし上げろと言いたいみたい。
それって、結局脱ぐのと大差ないと思うのだけれど――。
そんな風に思うくせに言われるがまま。
熱に浮かされた私は、たっくんの頭から手を放して自らTシャツの前をまくり上げた。
濡れた乳房が外気にさらされて、ゾクリと肌が粟立つ。
「ああ……。思ったとおり可愛いおっぱいだね」
「や、見ない、でっ」
自分で見せてる癖に。
吐息が感じられるほどの間近でたっくんに胸を見られているんだと思うと、羞恥心で身体がカッと火照った。
「こんなに綺麗な身体、見ないなんて無理だ」
言われて、今度こそじかに乳房に吸いつかれた私は、ビクッと身体を仰け反らせて喘ぐ。
「あぁんっ」
蜜口からトロリと蜜が溢れて、下着を濡らすのが凄く気持ち悪い。
「たっくん、私、もう……」
熱くトロトロに溶け崩れた膣内を、たっくんの熱で鎮めて欲しい。
そんな欲望を口走りそうになった私は、慌てて手にしたTシャツの裾を口に咥えて声を封じて。
空いた手で、そそり立ったままの彼の雄芯に触れた。
直に胸へ触れられているんだと思ったら、恥ずかしいのに何だかすごく嬉しくて。
「お願い、たっくん、そこっ、……」
――舐めて?
無意識にそうおねだりしそうになった私は、慌てて口をつぐんだ。
でもたっくんは、私が何を言いたかったのか分かったみたい。
「もしかして菜乃香は可愛いここを僕に舐めて欲しいのかな? だったらお願い。上、脱いで……僕の前に胸、突き出して?」
照れ屋さんで可愛かったり……物凄く意地悪だったり。どれが本当のたっくんなんだろう?
「あ、あの、でも」
「恥ずかしい?」
当たり前だよ。
そんなの分かってるくせに。
涙目で彼を見下ろしたら、たっくんがニヤリと笑った。
「菜乃香、知ってた? このTシャツ、薄手で白無地だからさ。……菜乃香の可愛いココ、透けて見えてるんだ」
言うなり布地ごしにたっくんが私の胸をパクリと咥えた。
「ひゃ、あ、んっ」
直に触れられるほど直接的ではないけれど、どんどん布が湿り気を帯びて、敏感な胸の先にたっくんの熱を伝えてくる。
Tシャツ越し。ツンと勃ち上がった乳首を舌先で転がされるのは気持ちいいけど、何だかすごくもどかしい。
気が付けば、私はたっくんの後頭部をギュッと抱えるように抱きしめていた。
「や、んっ、たっくん……、くすぐったい」
本当はくすぐったいのとはちょっぴり違う。
気持ちいいけどアクセル全開じゃないから、熱がどんどん内側にこもってくる感じ。
「菜乃香、裾、自分で持てる?」
「裾?」
「そう。脱ぐのは恥ずかしいんだろ? だから」
たっくんは脱がなくてもいいからTシャツを上にたくし上げろと言いたいみたい。
それって、結局脱ぐのと大差ないと思うのだけれど――。
そんな風に思うくせに言われるがまま。
熱に浮かされた私は、たっくんの頭から手を放して自らTシャツの前をまくり上げた。
濡れた乳房が外気にさらされて、ゾクリと肌が粟立つ。
「ああ……。思ったとおり可愛いおっぱいだね」
「や、見ない、でっ」
自分で見せてる癖に。
吐息が感じられるほどの間近でたっくんに胸を見られているんだと思うと、羞恥心で身体がカッと火照った。
「こんなに綺麗な身体、見ないなんて無理だ」
言われて、今度こそじかに乳房に吸いつかれた私は、ビクッと身体を仰け反らせて喘ぐ。
「あぁんっ」
蜜口からトロリと蜜が溢れて、下着を濡らすのが凄く気持ち悪い。
「たっくん、私、もう……」
熱くトロトロに溶け崩れた膣内を、たっくんの熱で鎮めて欲しい。
そんな欲望を口走りそうになった私は、慌てて手にしたTシャツの裾を口に咥えて声を封じて。
空いた手で、そそり立ったままの彼の雄芯に触れた。
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