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*斜め上からの独占欲

今日は後ろから

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 熱に浮かされたようにそうつぶやいたら、なおちゃんが嬉しそうにクスッと笑った。


「了解。ね、菜乃香なのか、俺がキミの中に入れるよう、準備してもらえるかな?」

 耳朶をやんわりまれて、耳に直接そう吹き込まれた私はトロンとした頭のままなおちゃんから避妊具を受け取る。

 そっと包みを破り捨てて、中から薄いラテックスの皮膜を取り出すと、なおちゃんの下着から固くなったモノを取り出した。
 やんわりとゴムの先端の突起を押しつぶして空気を抜くようにしながらなおちゃんのたかぶりに当てると、所々に血管の浮いた屹立きつりつに沿ってゆっくりと丸められたゴムを下げおろしていく。


菜乃香なのか、ゴムつけるの上手になったね」

 最初の頃はどう扱っていいのか分からなくて、なおちゃんに教えてもらいながらたどたどしく被せたのを思い出す。


「たくさん……した、から」

 言って、自分が口にした言葉の意味ににわかに恥ずかしくなって視線を逸らしたら、「回数を重ねてもところどころにそういう恥じらいが残ってるの、たまらなくそそられる」ってなおちゃんがつぶやいて。

菜乃香なのか、今日は後ろからでいい?」

 ――そのほうが前をいじりながら挿入しやすいから。


 甘くかすれた声音で耳元に付け加えられて、私は真っ赤になりながら小さくうなずいた。


 薄い皮膜越し、なおちゃんのが何度か私の入口をこすってから、ゆっくりとなか挿入はいってくる。

 今日は入口を指でほぐしてもらっていなかったから。
 いつもより圧迫感を感じて小さく吐息を落としながら彼を受け入れた。

 なおちゃんで私の中が隙間なく満たされる感じがたまらなく好きっ。


 全部収まったと同時、後ろから伸ばされたなおちゃんの腕が、赤く熟れた秘芽をキュッとこすって。

「は、ぁっ、……んっ」

 ビリッと電気が走ったみたいに、快感が突き抜けた。
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