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41.このまましてもいい?*

僕のせいだから

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「ぁんっ」

 まだ彼を受け入れたままだった私は、ほんのちょっと身体が動いただけで、敏感になり過ぎた膣内なかの感覚にほだされて、変な声が出てしまう。

「――っ。春凪はなの中っ、すごい動いてる」

 宗親むねちかさんが艶めいた声でそんな実況中継をなさるから、恥ずかしくて堪らない。

「時間さえ許すならこのままもう一度、って言いたいことろですけど――」

 そんな私の羞恥心しゅうちしんなんて知らぬ気に宗親さんはすごく残念そうにそうこぼすと、すごく色っぽい吐息とともに私の中からいなくなってしまった。

「……ャ、ぁんっ」

 その感触さえも刺激になって。彼が中からいなくなってしまうことを寂しいと感じてしまった私はエッチなのかな。

「春凪。お願い。そんな悲しそうな顔、しないで? 続きは、食事の後で、――ね?」

 私、そんなに物欲しそうな顔をしてたのかな?

 鏡越し、宗親さんがふわりと微笑んでチュッと首筋にキスを落としてくれて。

 その心地よさにどうしようもなく下腹部女の部分が反応してしまう。

 それと同時、トロリと内腿うちももを温かいものが伝うから。

 私はドキッとして足をすり合わせた。

春凪はな?」

 それに気付いた宗親むねちかさんが心配そうに私の様子をうかがってきて。私は恥ずかしさでどうしたらいいか分からなくなる。

 行為自体は終わったのに、こんなにもたくさん愛液をあふれさせてしまうなんて。
 私どれだけふしだらなの。

 そう思ったら無意識。
 宗親さんの腕からするりと逃れるようにその場にしゃがみ込んでしまっていた。


「あ、あのっ。私……か、身体を洗うので……その……」

 こうやってしゃがみ込んでいても、中からあふれ出る感覚が止めなく伝わって来て、私は後ろめたさで消えてしまいたくなる。

 なのに。

「僕に洗わせて?」

 宗親さんは私のすぐそばにひざをつくと、そっと私をバスチェアに座るよううながしてくるの。

「あ、あのっ、でも私、今っ」

 足をギュッと閉じてドロドロになった秘所を宗親さんの目から隠すようにしたら、

「下。溢れてきて気持ち悪いんでしょう? それ、だから。お願い。綺麗にさせて?」

 って真剣な顔で見つめられた。
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