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12-4.くるみの覚悟と実篤の決意
*『蜜夜』本文④
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割れ目に沿って丁寧に舌を二、三度這わせてから、ココも触って欲しいといじましくツンと存在を誇示する花芽を満を持して吸い上げれば、くるみがビクッと身体を跳ねさせた。
「ふっ、ああぁ、――っ!」
芯を持って赤く張り詰めた肉芽をやんわりと吸い上げながら、トロトロと中から止めどなく溢れてくる愛蜜を指先に絡ませて、くるみの熱くぬかるんだ隘路へゆるゆると差し込む。
浅い部分――ちょうど今実篤が口で責め立てている陰核の裏側辺りをこすこすと指の腹でこすってやれば、くるみの身体が小刻みに震えては中に差し込んだ指をキュウキュウと締め付けてくる。
「んっ、やぁんっ。そ、んな……一気にあちこち……されたら……うち、っ、――んんっ」
中がウネウネとうねって、実篤の指をもっと奥へ、と誘いかけてくる。
だが、指では触れてあげられる奥行きに限界がある。
「くるみ、俺……もう」
「んっ、お願っ、きてぇっ。実篤さんので……もっともっとうちをっ、愛し、てっ?」
熱に浮かされたくるみの声で、実篤の理性が決壊した。
避妊具をつけるのももどかしく感じられるぐらい。
硬く張り詰めた息子を解放すると、実篤は荒々しい手つきでゴムをつけた。
(ホンマはそのままぶち込んでくるみを孕ませたいんじゃけどっ)
日頃思わないような口汚い言葉が浮かんでしまうぐらい。
実篤はくるみを犯したくてたまらなくて。
ゴムを装着するなり二度、三度谷間に擦り付けるようにしてドロドロの熱い蜜を絡ませると、実篤は一気にくるみを貫いた。
「ああああっ」
それと同時、くるみの中がヒクヒクと痙攣して……ギュウッと実篤の剛直を締め付けて、フワリと弛緩したように緩んだ。
「くるみ、もしかして……挿入ただけでイッたん?」
実篤がくるみを奥まで貫いたまま意地悪く問い掛ければ、くるみが涙目でとろんと実篤を見上げてきた。
「そっか……。じゃけど俺はまだイッちょらんけん、ごめんけど……もう少し付き合うて、ね?」
言うなりゆるゆると抽挿を開始した実篤に、くるみがビクビクと身体を震わせる。
「あんっ、実篤さっ、うち。今、イッたばっかりじゃけ、お願っ。待っ、――あああんっ、はぁっ、ダメっ、またイッちゃ、う」
「何度でもイッたらええんよ。明日は休みじゃけ……朝までじっくり堪能させて?」
ヌプヌプと部屋を揺らす淫猥な水音とともに、実篤の三十二回目の誕生日の夜が更けていった――。
寄り道的短編『蜜夜』END
(2023/01/09-01/10)
※次更新分から本編に戻ります。
「ふっ、ああぁ、――っ!」
芯を持って赤く張り詰めた肉芽をやんわりと吸い上げながら、トロトロと中から止めどなく溢れてくる愛蜜を指先に絡ませて、くるみの熱くぬかるんだ隘路へゆるゆると差し込む。
浅い部分――ちょうど今実篤が口で責め立てている陰核の裏側辺りをこすこすと指の腹でこすってやれば、くるみの身体が小刻みに震えては中に差し込んだ指をキュウキュウと締め付けてくる。
「んっ、やぁんっ。そ、んな……一気にあちこち……されたら……うち、っ、――んんっ」
中がウネウネとうねって、実篤の指をもっと奥へ、と誘いかけてくる。
だが、指では触れてあげられる奥行きに限界がある。
「くるみ、俺……もう」
「んっ、お願っ、きてぇっ。実篤さんので……もっともっとうちをっ、愛し、てっ?」
熱に浮かされたくるみの声で、実篤の理性が決壊した。
避妊具をつけるのももどかしく感じられるぐらい。
硬く張り詰めた息子を解放すると、実篤は荒々しい手つきでゴムをつけた。
(ホンマはそのままぶち込んでくるみを孕ませたいんじゃけどっ)
日頃思わないような口汚い言葉が浮かんでしまうぐらい。
実篤はくるみを犯したくてたまらなくて。
ゴムを装着するなり二度、三度谷間に擦り付けるようにしてドロドロの熱い蜜を絡ませると、実篤は一気にくるみを貫いた。
「ああああっ」
それと同時、くるみの中がヒクヒクと痙攣して……ギュウッと実篤の剛直を締め付けて、フワリと弛緩したように緩んだ。
「くるみ、もしかして……挿入ただけでイッたん?」
実篤がくるみを奥まで貫いたまま意地悪く問い掛ければ、くるみが涙目でとろんと実篤を見上げてきた。
「そっか……。じゃけど俺はまだイッちょらんけん、ごめんけど……もう少し付き合うて、ね?」
言うなりゆるゆると抽挿を開始した実篤に、くるみがビクビクと身体を震わせる。
「あんっ、実篤さっ、うち。今、イッたばっかりじゃけ、お願っ。待っ、――あああんっ、はぁっ、ダメっ、またイッちゃ、う」
「何度でもイッたらええんよ。明日は休みじゃけ……朝までじっくり堪能させて?」
ヌプヌプと部屋を揺らす淫猥な水音とともに、実篤の三十二回目の誕生日の夜が更けていった――。
寄り道的短編『蜜夜』END
(2023/01/09-01/10)
※次更新分から本編に戻ります。
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