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12-4.くるみの覚悟と実篤の決意
*『蜜夜』本文②
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そんなくるみの瞳にまぎれもない情欲の色を見て取った実篤は、くるみの顔のすぐ横に片腕をついて、彼女の上に影を落とす。
「ねぇくるみ。俺、くるみの口んなか滅茶苦茶に掻き回すようなエッチなキスがしたいんよ。――口、開けてくれる?」
鼻先が触れ合いそうなほど間近に迫って。欲を隠そうともせずそう唆せば、くるみがとろんとした目で実篤を見詰めて。
もうひとおし。そんなくるみの劣情を誘導するみたいに彼女の上気した頬から耳へとやんわり触れたら、途端「実篤さ……」と喘ぐようにつぶやいたくるみが愛らしい唇のあわせを緩めてくれる。
実篤はそれを認めるなり噛みつくみたいな勢いでくるみの唇を塞いだ。
「はぁ、っん……。ぁっ」
唇の角度を変えるたび、水音とともにくるみの小さな口から漏れる吐息が死ぬほど艶めいていて、実篤を煽りまくってくる。
実篤はくるみにキスをしながら彼女の柔らかな胸を、服の上からふにふにと押しつぶした。
実篤の手指が力を加える度に、まるで彼の手を包み込むみたいに形を変えるくるみのおっぱいが、実篤は切なくなるくらい大好きだ。
(直に触りたいっ)
半ばタガの外れた頭でそう考えた実篤は、くるみのニットワンピースを、スポッと被るタイプのエプロンごとグイッとたくし上げると、チュッとくるみの舌を吸い上げるようにして一旦口付けを解いた。
「服、邪魔じゃけ、脱ごっか」
くるみの唇を濡らすどちらのものとも分からない唾液を親指の腹でそっと拭うと、実篤がくるみの耳元に唇を寄せて誘いかける。
くるみが小さくうなずいて素直に両腕をバンザイの形にしてくれるから、実篤は彼女の髪の毛を絡ませないよう気をつけながらニットの首元を少し開き気味にしてくるみからワンピースとエプロンを抜き去った。
「実篤さん……うちのこと、好き?」
脱がせてみたくるみは、薄いピンクの総レースの下着上下のみの何とも艶かしい姿で。
その上品な感じがくるみっぽくていい、と思った実篤だ。
そんなあられもない姿のまま、くるみが誘いかけるように実篤の頬をスリリと甘えたように撫でてくるから。
実篤は下腹部がビクンッと反応したのを感じた。
痛いほどに張り詰めた息子を、くるみのぬかるんだ蜜壺の中にねじ込んで滅茶苦茶に掻き回したい。
その左手薬指に自分とお揃いの指輪がキラリと光っているのを認めた実篤は、凶悪な雄の本能を転嫁するみたいに、くるみの細い手首をギュッと握って、華奢な手指を逃げられないよう掌握する。
そうしてくるみから視線を外さなないまま、まるで乳首を吸い上げる時みたいにいやらしく指の付け根から指先に向かって、ゆっくりと舐め上げて。
最後にチュプッと濡れた音を立てて口に咥えた。
「やんっ、実篤さっ、それ……気持ちいっ」
「ねぇくるみ。俺、くるみの口んなか滅茶苦茶に掻き回すようなエッチなキスがしたいんよ。――口、開けてくれる?」
鼻先が触れ合いそうなほど間近に迫って。欲を隠そうともせずそう唆せば、くるみがとろんとした目で実篤を見詰めて。
もうひとおし。そんなくるみの劣情を誘導するみたいに彼女の上気した頬から耳へとやんわり触れたら、途端「実篤さ……」と喘ぐようにつぶやいたくるみが愛らしい唇のあわせを緩めてくれる。
実篤はそれを認めるなり噛みつくみたいな勢いでくるみの唇を塞いだ。
「はぁ、っん……。ぁっ」
唇の角度を変えるたび、水音とともにくるみの小さな口から漏れる吐息が死ぬほど艶めいていて、実篤を煽りまくってくる。
実篤はくるみにキスをしながら彼女の柔らかな胸を、服の上からふにふにと押しつぶした。
実篤の手指が力を加える度に、まるで彼の手を包み込むみたいに形を変えるくるみのおっぱいが、実篤は切なくなるくらい大好きだ。
(直に触りたいっ)
半ばタガの外れた頭でそう考えた実篤は、くるみのニットワンピースを、スポッと被るタイプのエプロンごとグイッとたくし上げると、チュッとくるみの舌を吸い上げるようにして一旦口付けを解いた。
「服、邪魔じゃけ、脱ごっか」
くるみの唇を濡らすどちらのものとも分からない唾液を親指の腹でそっと拭うと、実篤がくるみの耳元に唇を寄せて誘いかける。
くるみが小さくうなずいて素直に両腕をバンザイの形にしてくれるから、実篤は彼女の髪の毛を絡ませないよう気をつけながらニットの首元を少し開き気味にしてくるみからワンピースとエプロンを抜き去った。
「実篤さん……うちのこと、好き?」
脱がせてみたくるみは、薄いピンクの総レースの下着上下のみの何とも艶かしい姿で。
その上品な感じがくるみっぽくていい、と思った実篤だ。
そんなあられもない姿のまま、くるみが誘いかけるように実篤の頬をスリリと甘えたように撫でてくるから。
実篤は下腹部がビクンッと反応したのを感じた。
痛いほどに張り詰めた息子を、くるみのぬかるんだ蜜壺の中にねじ込んで滅茶苦茶に掻き回したい。
その左手薬指に自分とお揃いの指輪がキラリと光っているのを認めた実篤は、凶悪な雄の本能を転嫁するみたいに、くるみの細い手首をギュッと握って、華奢な手指を逃げられないよう掌握する。
そうしてくるみから視線を外さなないまま、まるで乳首を吸い上げる時みたいにいやらしく指の付け根から指先に向かって、ゆっくりと舐め上げて。
最後にチュプッと濡れた音を立てて口に咥えた。
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