【完結】【R18】社長さんの溺愛は、可愛いパン屋さんのチョココロネのお味⁉︎

5-2. 桃色狼とほろ酔い兎*

俺の、ホンマに挿入るんじゃろうか

「くるみちゃん、知っちょる？　そういうのを男にするんは逆効果なんよ？」

　言って、実篤さねあつはくるみに口付けると、「今日は俺に全部くれるつもりだったんよね？」と熱っぽく問いかける。

　くるみが目端を潤ませて小さくうなずくのを見て、「じゃったらお願い、力抜いて？」と太ももに触れた。

「や、んっ、実篤しゃねあつしゃ、くすぐったぃ」

　わざとそう感じるように力加減を弱くして、スススーッとかすめるように膝ひざから足の付け根に向けて撫で上げたら、くるみの白い肌が粟立って。

　その反応を確認しながら膝頭ひざがしらにチュッと口付けたら、唇を避けるようにほんのちょっと足の力が抜けて、両足の間に隙間ができた。

　実篤はそれを待っていたみたいにくるみの膝裏ひざうらを抱え上げると、両腕でしっかり押さえ付けてくるみが足を閉じられないようにしてしまう。

　そうして、そのまま剥き出しの秘所に屈み込んで、くるみの敏感な突起にやんわりと口付けを落とした。


「やっ、実篤さねあちゅしゃんっ、な、んでしょんなトコりょっ⁉︎　汚きちゃない、けっ、やめて……！」

　言って、くるみが驚いたように自分の股の間にいる実篤の髪に触れてきたけれど、そんな抵抗ぐらいでやめてあげる気なんてさらさらない実篤だ。

「くるみちゃんの身体に汚きしゃない所なんてひとつもないよ？」

　ぬかるんだ入り口に顔を近付けたまま喋ったらくるみが「んんんっ」と声にならない悲鳴をあげて。

　それを好もしく思いながら、先ほどの刺激でちょっぴり充血してとんがったソコを舌先で丁寧に舐め上げると、小さいながらも素直なくるみの先っちょがキュッと固くなって存在を誇示してくる。

　それが、すごく可愛いと思ってしまった。

　よくよく考えてみれば、相手から請われたわけでもないのにここに口付けた事自体実篤さねあつも初めてだった。

　くるみが相手だと、何故か〝自主的に〟色々してあげたくなってしまう。

　もちろんくるみが処女だから、歴代の彼女ら以上に丁寧に入り口を解してあげんとほぐしちゃげんと、という気持ちがあるのは確かだ。

　だけどそれ以上に、くるみの全てを〝喰らい尽くしたい〟という激情に突き動かされている感じ。


「くるみちゃんのココ、もっと触って？って言いよるみたいに可愛く膨らんじょるね」

　わざとくるみを恥じらわせる言葉を言って、快感にふるふると震えるソコをこれみよがしにチュッと吸い上げたら、くるみが堪らないみたいに実篤の髪の毛をギュッと掴む。

「やぁ、実篤さねあちゅさ、そこ変じゃけ、やめてっ」

　実篤さねあつが抱え上げた足がガクガクと震えているのを感じて、実篤はくるみの膝から手を離すと、溢れ出る蜜をすくうようにして中指の先端をほんの少しだけくるみの隘路あいろに進めてみた。

「あ、っ、ダメっ、しょこ、……ダメぇっ」

　途端、くるみがそれ以上中に異物を入れまいとでもするみたいに下肢に力を込めてくるから、実篤は舌先で秘芽を押しつぶすように舐め転がして、くるみの意識をそちらにさらわせるように仕向ける。

「ひゃ、ぁっ、またビリビリってぇ、……っ」

　くるみがそう言ったと同時、彼女の身体全体の力が少し緩んで。
　今まで足止めを食らわされていた実篤の指が、くるみの中にツプッと根元まで沈み込んだ。


「あ、えっ、嘘っ。やっ、実篤さ、指、抜いてっ」

　くるみが初めて下腹部に異物を受け入れたことに戸惑って、実篤の指をギュウギュウと締め付けてくる。

（さすがにキツイな）

　指一本が関の山に思えてしまうぐらい、くるみの中は狭くて。

（俺の、ホンマに挿入はいるんじゃろうか）

　ちょっぴりそんな不安が頭をよぎってしまう。