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0.Prologue*
僕を裏切ったらどうなるか
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結葉の下腹部へ乱暴に腰を打ち付ける偉央は、額に汗を滲ませて呼吸を乱しながら、身体の下に組み敷いた妻を蔑む。
「僕がっ、どんなにキミのことを愛しているかっ、結葉だって知ってる、だろ⁉︎ なのに何で僕の言いつけを守れないんだ!」
結葉の中に収めていた肉棒を乱暴に引き抜くと、偉央はグルッと結葉の身体をひっくり返した。
結葉の、腰元で切りそろえられたサラサラの黒髪が、今は見る影もなくかき乱されている。
彼女の汗と涙で首筋や背中に張り付いた髪の毛が、何とも艶めかしい。
大きくて黒目がちの瞳からポロリと涙がこぼれ落ち、シーツを濡らしたのが背後から垣間見えたけれど、それすら偉央の加虐心に油を注いだだけだった。
「やん、もぉっ、やめてぇっ」
涙目で振り返り、結葉がそう訴えてきたけれど、偉央はお構いなしでその細い腰を後ろから爪を立てるように乱暴に抱え上げると、無理矢理膝を立てさせてバックから一気に貫いた。
「いっ、――あぁ!」
途端結葉の口から、痛みを逃すかのような悲鳴が上がって。
偉央は結葉を後ろから烈々に犯しながら、前に這わせた手のひらで力任せに彼女の乳房を鷲掴む。
ギュッと力を込めて柔肉を握りつぶせば、縄で束ねた結葉の手が、痛みに耐えるみたいに指先が白くなるくらい力を込めて拳を握ったのが分かった。
(――もっと苦しめばいい)
そんな激情にかられながら、偉央は結葉の髪の毛を一房無造作に掴んで引っ張る。
そのまま握った髪を手綱を引くみたいに引き寄せて結葉の喉を逸らさせると、怒りに任せた言葉を紡ぐ。
「僕を悲しませたらっ、こう言う目に遭うって、結葉はいつになったら……覚え、るの?」
「偉、央さっ、誤解……なのっ。も、許してぇっ……!」
結葉の嗚咽混じりの懇願を、しかし偉央は聞いてやる気なんてないのだ。
「口で言っても……結葉は分からない、みたいだから、ね。しっかり身体にっ、刻み込んでやるよ! 僕を裏切ったら……どうなるかっ」
「僕がっ、どんなにキミのことを愛しているかっ、結葉だって知ってる、だろ⁉︎ なのに何で僕の言いつけを守れないんだ!」
結葉の中に収めていた肉棒を乱暴に引き抜くと、偉央はグルッと結葉の身体をひっくり返した。
結葉の、腰元で切りそろえられたサラサラの黒髪が、今は見る影もなくかき乱されている。
彼女の汗と涙で首筋や背中に張り付いた髪の毛が、何とも艶めかしい。
大きくて黒目がちの瞳からポロリと涙がこぼれ落ち、シーツを濡らしたのが背後から垣間見えたけれど、それすら偉央の加虐心に油を注いだだけだった。
「やん、もぉっ、やめてぇっ」
涙目で振り返り、結葉がそう訴えてきたけれど、偉央はお構いなしでその細い腰を後ろから爪を立てるように乱暴に抱え上げると、無理矢理膝を立てさせてバックから一気に貫いた。
「いっ、――あぁ!」
途端結葉の口から、痛みを逃すかのような悲鳴が上がって。
偉央は結葉を後ろから烈々に犯しながら、前に這わせた手のひらで力任せに彼女の乳房を鷲掴む。
ギュッと力を込めて柔肉を握りつぶせば、縄で束ねた結葉の手が、痛みに耐えるみたいに指先が白くなるくらい力を込めて拳を握ったのが分かった。
(――もっと苦しめばいい)
そんな激情にかられながら、偉央は結葉の髪の毛を一房無造作に掴んで引っ張る。
そのまま握った髪を手綱を引くみたいに引き寄せて結葉の喉を逸らさせると、怒りに任せた言葉を紡ぐ。
「僕を悲しませたらっ、こう言う目に遭うって、結葉はいつになったら……覚え、るの?」
「偉、央さっ、誤解……なのっ。も、許してぇっ……!」
結葉の嗚咽混じりの懇願を、しかし偉央は聞いてやる気なんてないのだ。
「口で言っても……結葉は分からない、みたいだから、ね。しっかり身体にっ、刻み込んでやるよ! 僕を裏切ったら……どうなるかっ」
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