127 / 184
俺の初めて
1
しおりを挟む
そんなに酷く抱いたつもりはなかったけれど、何もかもが初めて尽くしの音芽にとっては結構ハードだったらしい。
ここを刺激するとどうやら音芽は気持ちいいらしい、というポイントを彼女の膣内に見つけられはしたものの、まだこういう行為に不慣れな音芽はその波が怖いみたいにそこを突く度、やたら身体に力を入れて。
その度にキスでほぐして緊張を解いて……もう一度そこを責め立てて。
そういう攻防の末に、お互いが果てる頃には2人して裸のまま抱き合って寝落ちしてしまっていた。
正直な話、こんなこと、俺自身初めてだ。
いつもは女の子が寝てしまっていても余裕ぶってシャワーとか先に済ませて……女の子に入浴を勧めたりも出来てたんだけどな。
何なら湯張りとか先にしてあげたり。
なのにどうよ。
一番そんな風に気遣ってやりたい相手に限って、微塵も出来てねぇとか。
今日は音芽も俺も仕事なのにこれ。
しかも結局明け方先に目を覚ましたのは音芽の方で。
俺を起こさないように気遣っているのか、そぉっと動く様が可愛くて、本当は音芽が目覚めてすぐに俺も起きていたんだけど、つい狸寝入りで観察してしまった。
恐る恐る布団の中を覗いて、何故か眉根を寄せる音芽を見て、まさか今更ふたりして裸のままなのを気にしてるわけじゃねぇよな?と思っていたら。
何を思ったのかほんのちょっとシーツの端を引っ張ってくる。
いや俺もお前も乗っかったままだから動かせねぇだろ?
何してんだ?
さすがに我慢できなくなった俺は、さも今目覚めたと言わんばかりに「音芽、起きたのか?」と声をかける。
俺の声にビクッと身体を跳ねさせる音芽が可愛くて、胸がギュッと苦しくなった。
あー、やべぇ。
俺、この小こいの、本当に抱いたんだよな?と、数時間前までのあれこれを思い出してつい下腹部が反応しそうになる。
まぁ元々あれだ。
朝の生理現象ってやつで、そこそこ元気ではあるんだけど……別の意味で、もっと元気になりそうで。
いくらなんでも今からもう1ラウンド、は時間的に無理だろって懸命に自制する。
そんな俺に、「シーツ……汚れたよね。……ごめんなさい」って消え入りそうな声で謝ってくるとか。
それでさっき、シーツ取ろうと引っ張ってたのかっ!
音芽、お前ホント可愛すぎんだろっ!
ここを刺激するとどうやら音芽は気持ちいいらしい、というポイントを彼女の膣内に見つけられはしたものの、まだこういう行為に不慣れな音芽はその波が怖いみたいにそこを突く度、やたら身体に力を入れて。
その度にキスでほぐして緊張を解いて……もう一度そこを責め立てて。
そういう攻防の末に、お互いが果てる頃には2人して裸のまま抱き合って寝落ちしてしまっていた。
正直な話、こんなこと、俺自身初めてだ。
いつもは女の子が寝てしまっていても余裕ぶってシャワーとか先に済ませて……女の子に入浴を勧めたりも出来てたんだけどな。
何なら湯張りとか先にしてあげたり。
なのにどうよ。
一番そんな風に気遣ってやりたい相手に限って、微塵も出来てねぇとか。
今日は音芽も俺も仕事なのにこれ。
しかも結局明け方先に目を覚ましたのは音芽の方で。
俺を起こさないように気遣っているのか、そぉっと動く様が可愛くて、本当は音芽が目覚めてすぐに俺も起きていたんだけど、つい狸寝入りで観察してしまった。
恐る恐る布団の中を覗いて、何故か眉根を寄せる音芽を見て、まさか今更ふたりして裸のままなのを気にしてるわけじゃねぇよな?と思っていたら。
何を思ったのかほんのちょっとシーツの端を引っ張ってくる。
いや俺もお前も乗っかったままだから動かせねぇだろ?
何してんだ?
さすがに我慢できなくなった俺は、さも今目覚めたと言わんばかりに「音芽、起きたのか?」と声をかける。
俺の声にビクッと身体を跳ねさせる音芽が可愛くて、胸がギュッと苦しくなった。
あー、やべぇ。
俺、この小こいの、本当に抱いたんだよな?と、数時間前までのあれこれを思い出してつい下腹部が反応しそうになる。
まぁ元々あれだ。
朝の生理現象ってやつで、そこそこ元気ではあるんだけど……別の意味で、もっと元気になりそうで。
いくらなんでも今からもう1ラウンド、は時間的に無理だろって懸命に自制する。
そんな俺に、「シーツ……汚れたよね。……ごめんなさい」って消え入りそうな声で謝ってくるとか。
それでさっき、シーツ取ろうと引っ張ってたのかっ!
音芽、お前ホント可愛すぎんだろっ!
0
お気に入りに追加
48
あなたにおすすめの小説
イケメン彼氏は年上消防士!鍛え上げられた体は、夜の体力まで別物!?
すずなり。
恋愛
私が働く食堂にやってくる消防士さんたち。
翔馬「俺、チャーハン。」
宏斗「俺もー。」
航平「俺、から揚げつけてー。」
優弥「俺はスープ付き。」
みんなガタイがよく、男前。
ひなた「はーいっ。ちょっと待ってくださいねーっ。」
慌ただしい昼時を過ぎると、私の仕事は終わる。
終わった後、私は行かなきゃいけないところがある。
ひなた「すみませーん、子供のお迎えにきましたー。」
保育園に迎えに行かなきゃいけない子、『太陽』。
私は子供と一緒に・・・暮らしてる。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
翔馬「おいおい嘘だろ?」
宏斗「子供・・・いたんだ・・。」
航平「いくつん時の子だよ・・・・。」
優弥「マジか・・・。」
消防署で開かれたお祭りに連れて行った太陽。
太陽の存在を知った一人の消防士さんが・・・私に言った。
「俺は太陽がいてもいい。・・・太陽の『パパ』になる。」
「俺はひなたが好きだ。・・・絶対振り向かせるから覚悟しとけよ?」
※お話に出てくる内容は、全て想像の世界です。現実世界とは何ら関係ありません。
※感想やコメントは受け付けることができません。
メンタルが薄氷なもので・・・すみません。
言葉も足りませんが読んでいただけたら幸いです。
楽しんでいただけたら嬉しく思います。
イケメン社長と私が結婚!?初めての『気持ちイイ』を体に教え込まれる!?
すずなり。
恋愛
ある日、彼氏が自分の住んでるアパートを引き払い、勝手に『同棲』を求めてきた。
「お前が働いてるんだから俺は家にいる。」
家事をするわけでもなく、食費をくれるわけでもなく・・・デートもしない。
「私は母親じゃない・・・!」
そう言って家を飛び出した。
夜遅く、何も持たず、靴も履かず・・・一人で泣きながら歩いてるとこを保護してくれた一人の人。
「何があった?送ってく。」
それはいつも仕事場のカフェに来てくれる常連さんだった。
「俺と・・・結婚してほしい。」
「!?」
突然の結婚の申し込み。彼のことは何も知らなかったけど・・・惹かれるのに時間はかからない。
かっこよくて・・優しくて・・・紳士な彼は私を心から愛してくれる。
そんな彼に、私は想いを返したい。
「俺に・・・全てを見せて。」
苦手意識の強かった『営み』。
彼の手によって私の感じ方が変わっていく・・・。
「いあぁぁぁっ・・!!」
「感じやすいんだな・・・。」
※お話は全て想像の世界のものです。現実世界とはなんら関係ありません。
※お話の中に出てくる病気、治療法などは想像のものとしてご覧ください。
※誤字脱字、表現不足は重々承知しております。日々精進してまいりますので温かく見ていただけると嬉しいです。
※コメントや感想は受け付けることができません。メンタルが薄氷なもので・・すみません。
それではお楽しみください。すずなり。



甘すぎるドクターへ。どうか手加減して下さい。
海咲雪
恋愛
その日、新幹線の隣の席に疲れて寝ている男性がいた。
ただそれだけのはずだったのに……その日、私の世界に甘さが加わった。
「案外、本当に君以外いないかも」
「いいの? こんな可愛いことされたら、本当にもう逃してあげられないけど」
「もう奏葉の許可なしに近づいたりしない。だから……近づく前に奏葉に聞くから、ちゃんと許可を出してね」
そのドクターの甘さは手加減を知らない。
【登場人物】
末永 奏葉[すえなが かなは]・・・25歳。普通の会社員。気を遣い過ぎてしまう性格。
恩田 時哉[おんだ ときや]・・・27歳。医者。奏葉をからかう時もあるのに、甘すぎる?
田代 有我[たしろ ゆうが]・・・25歳。奏葉の同期。テキトーな性格だが、奏葉の変化には鋭い?
【作者に医療知識はありません。恋愛小説として楽しんで頂ければ幸いです!】


とある高校の淫らで背徳的な日常
神谷 愛
恋愛
とある高校に在籍する少女の話。
クラスメイトに手を出し、教師に手を出し、あちこちで好き放題している彼女の日常。
後輩も先輩も、教師も彼女の前では一匹の雌に過ぎなかった。
ノクターンとかにもある
お気に入りをしてくれると喜ぶ。
感想を貰ったら踊り狂って喜ぶ。
してくれたら次の投稿が早くなるかも、しれない。
ちょっと大人な体験談はこちらです
神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な体験談です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではPixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる