【R18】温和はオトメをもっと上手に愛したい

鷹槻れん(鷹槻うなの)

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*ふたりの初めて

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 音芽おとめの入り口をゴム越しにそっとこすると、そこはしとどに濡れそぼっていて。
 俺が腰を動かすたびにクチュン、と小さな水音を立てた。

 それを確認してから、音芽の膝裏ひざうらを再度ぐっと押さえて彼女の身体を割り開かせると、熱く張り詰めたたかぶりを一気に侵入させる。


「……――ひゃあっ!」

 途端、音芽が小さく悲鳴を上げて、ギュッと身体に力を入れたのが分かった。
 痛みを堪えるように強く閉じられた両目から、涙がポロリとこぼれ落ちる。

 その様を申し訳ないと思う一方で、やっと音芽を俺のものに出来たという征服感もあって。


 隘路あいろを押し広げているという圧迫感と、温かくて心地よい、俺を包み込むような、音芽の


 俺がグッと体重をかけるようにしてこじ開けた音芽のそこは、本当に狭くて。

 正直挿入いれただけで持っていかれてしまいそうに気持ちよかった。

 すぐにでも音芽の中をグチャグチャに掻き回したいという欲求に襲われた俺だったけれど、その欲望だけはなけなしの理性で何とか押し殺す。


 ギュッと下唇を噛むようにして引き結ばれた音芽の表情に、音芽が俺の大きさに慣れるまでは動かずそっとしておいてやらねぇと、って思った。


 とはいえ、音芽のやつが苦しそうに眉根を寄せて、息を詰めているのだけはやめさせないといけない。

「……音芽、息止めん、なっ。息止めたら……力、入りすぎてお前、しんどい……だろ?」


 音芽の膝裏ひざうらから手を離すと、彼女の身体をギュッと抱きしめた。


 やば。
 マジで少し動いただけでイキそうなんだけど。

 さすがに音芽との初めてで、挿入いれただけでイク、とかは回避したい。

 イッてたまるか!と思ったら、音芽をいさめる声が息も絶え絶えな感じになってしまった。

 音芽おとめがそんな俺にしがみつくようにして
「っ、や、……ごめ、なさっ、力抜くとか……――無、理っ」
 と言って。

 ちょっと待て。
 力抜けなくてごめんって謝られる……とか。
 俺、もしかして音芽に気ぃ遣わせてねぇか?
 初心者にそんな思いさせるとか……あり得ねぇだろ、俺のバカ。

 思ったら思わず舌打ちが漏れて。

 俺は、堪らず俺にしがみつく音芽を引き剥がして、謝罪の言葉をつむぐ小さな唇を、まるでソコが諸悪の根源だとでもいうように、強引に塞いだ。

「……んっ」

 俺からの突然のキスに、音芽が慌てた様子で息継ぎするように喘いでしまったのを見逃さず、俺は彼女の口中に舌を挿し入れた。

 逃げ惑う音芽の舌裏を何度も何度も舌先でくすぐるように舐め上げては、あちらこちらにうごめく彼女の舌を、優しくすり合わせるように絡めとる。

「んっ、あ、は……ぁっ」

 キスの合間を縫うように一生懸命息をつぐ音芽の、胸がせわしなく上下する様がこの上なく扇情的で。


 俺は我慢できずに音芽の愛らしい胸の膨らみに手を伸ばすと、手のひらで包み込むようにやんわりと揉みしだいた。
 膨らみ全体を攻め上げてから、不意に敏感な色付きの先端を指先でかすめるように触れたら、俺を受け入れたままの音芽の下腹部がキュッ、と狭くなった。

「っ、ちょ、バカっ、締める、なっ」

 危うくイクところだったじゃねぇか。

 声には出さず胸の内で悪態をついて抗議の声を上げたら、

温和はるまさも、気持ち、い?」

 とか。
 うっとりした顔で俺を見上げながら聞いてくるの、マジでやめてくんねぇかな?


「……っ、すぎなんだよ……っ、――バカ音芽おとめ……!」


 可愛すぎるし、気持ち良すぎて困ってんだと分かれよ、この鈍感娘!
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