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*お仕置き
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「お、お前……今日、ブラは……」
この状態は俺にとっても不本意なのだと言う体で驚いた顔をした俺に、音芽がこらえきれなくなったように言い募る。
「ど、どうせおっぱい見えても色気の欠片もないって言いたいんでしょ!? も、いい加減悪ふざけはやめて、手、離してっ!」
必死に俺のしたで身じろぐ音芽は、今すぐ抱きしめたくなるぐらい可愛くて。
色気ないとか本気で言ってるのか?
マジでどんだけ俺のこと男として見てねぇんだよ。
そのふくよかな胸に触れたなら、お前はどんな反応を見せてくれるんだろうな?とか頭ん中、グルグルしまくってるんだけど?
一刻も早く肌を隠したくてたまらないんだろう。
恥辱に揺れる瞳に涙を溜めて俺を見上げる音芽が、可愛すぎておかしくなりそうだ。
なのに素直じゃない俺の口は「ああ、ホント色気ねぇな……」と心と真逆なことを言うのが精一杯で。
実際はこの可愛いやつをどうしてくれよう!?ってぐらい煽られて困ってるくせに、なに強がってるんだよ、俺。
自然発した声が言葉とは裏腹に甘く掠れて、音芽がそのギャップにびっくりしたように俺を見上げた。
自然と漏れ出るようにつぶやかれた「え?」と言う声とともに、小さく開かれた唇が官能的で。
俺は吸い寄せられるようにその声ごと封じるみたいに、音芽の唇を塞いでいた。
そうして、気が付いたら俺の身体の下で小さく震えながら呼吸のたびに上下する音芽の胸に手を伸ばしていた。
ギュッと全体を掴むように包み込んだら、手のひらの下、まろく柔らかなふくらみの中心に、固くしこった感触。
ヤバイ。なんで触ったんだよ、俺!
これ、途中でやめられる気がしねぇんだけど!
前に意地悪でキスした時みたいにサラリと離れてやれなくて、俺は音芽が息を詰まらせて苦しげに眉根を寄せてしまうくらい、長々と彼女の唇を独占した。
「んっ、はぁっ」
ほんの少し隙間を作ってやったら、音芽が喘ぐように吐息を漏らして――。その声の艶っぽさにゾクゾクする。
俺から逃げ惑うように蠢く舌を執拗に追いかけてすり合わせると、柔らかくて熱いヌメヌメとした感触に、驚いたようにキュッと音芽の身体が硬くなる。
それをほぐすように舌裏をくすぐったら、嘘みたいに力が抜けたのが分かった。
胸をやんわり揉む俺の手のひらの下、音芽の心臓が忙しなく鼓動を刻んでいる。まるで小動物のような早さに、音芽が俺を意識してくれているのを感じる。
小さくて非力な音芽は紛れもなく女の子で……俺がその気になれば簡単にねじ伏せてしまえるんだと強く意識した俺は、途端心の中に仄暗い淫らな思いが芽生えたのを自覚して、正直マズイと思った。
胸をゆるゆると揉みながら、顎を捕らえて唇をむさぼり続ける俺の腕を、音芽が縋りつくみたいに掴む。
「ん、温和……やめ……っ」
キスの合間を見計らっては彼女が一生懸命訴えてくるけれど、俺は聞こえない振りをしてやり過ごす。
もはや当初の目的のお仕置きなんてどうでも良くて、ただただ音芽と繋がっていたかった。
俺から与えられる刺激はすべて彼女にとっては不本意だろうに、与えられる快感に逆らい切れないみたいに全身を震わせては快感に耐える音芽の姿にたまらなく欲情させられる。
音芽が俺を引き剥がしたいみたいに懸命に俺の胸に手をついて距離をあけようとするのが悔しくて、彼女の胸の、敏感な先端を引っかいてやった。
俺はもっとお前と触れ合っていたいのに、お前は違うのかよ。そう思ったらただただ悔しくて。
俺がピンッと彼女の愛らしい胸のつぼみを爪弾くと同時に、音芽の身体がビクッと反応して、
「あ、っん……は、るま、さっ、それ、イヤっ。おかしくなっちゃっ……」
ギュッと俺にしがみつくようにして訴えてくる。その言葉に、「……おかしく、なれよ」って耳朶に熱い吐息を吹き込むよう言って、わざと音芽を煽った。
「音芽っ、お前、俺に何を隠してる?」
それを言うまで――いや、下手したら言ったとしても――やめてやる気はない。
この状態は俺にとっても不本意なのだと言う体で驚いた顔をした俺に、音芽がこらえきれなくなったように言い募る。
「ど、どうせおっぱい見えても色気の欠片もないって言いたいんでしょ!? も、いい加減悪ふざけはやめて、手、離してっ!」
必死に俺のしたで身じろぐ音芽は、今すぐ抱きしめたくなるぐらい可愛くて。
色気ないとか本気で言ってるのか?
マジでどんだけ俺のこと男として見てねぇんだよ。
そのふくよかな胸に触れたなら、お前はどんな反応を見せてくれるんだろうな?とか頭ん中、グルグルしまくってるんだけど?
一刻も早く肌を隠したくてたまらないんだろう。
恥辱に揺れる瞳に涙を溜めて俺を見上げる音芽が、可愛すぎておかしくなりそうだ。
なのに素直じゃない俺の口は「ああ、ホント色気ねぇな……」と心と真逆なことを言うのが精一杯で。
実際はこの可愛いやつをどうしてくれよう!?ってぐらい煽られて困ってるくせに、なに強がってるんだよ、俺。
自然発した声が言葉とは裏腹に甘く掠れて、音芽がそのギャップにびっくりしたように俺を見上げた。
自然と漏れ出るようにつぶやかれた「え?」と言う声とともに、小さく開かれた唇が官能的で。
俺は吸い寄せられるようにその声ごと封じるみたいに、音芽の唇を塞いでいた。
そうして、気が付いたら俺の身体の下で小さく震えながら呼吸のたびに上下する音芽の胸に手を伸ばしていた。
ギュッと全体を掴むように包み込んだら、手のひらの下、まろく柔らかなふくらみの中心に、固くしこった感触。
ヤバイ。なんで触ったんだよ、俺!
これ、途中でやめられる気がしねぇんだけど!
前に意地悪でキスした時みたいにサラリと離れてやれなくて、俺は音芽が息を詰まらせて苦しげに眉根を寄せてしまうくらい、長々と彼女の唇を独占した。
「んっ、はぁっ」
ほんの少し隙間を作ってやったら、音芽が喘ぐように吐息を漏らして――。その声の艶っぽさにゾクゾクする。
俺から逃げ惑うように蠢く舌を執拗に追いかけてすり合わせると、柔らかくて熱いヌメヌメとした感触に、驚いたようにキュッと音芽の身体が硬くなる。
それをほぐすように舌裏をくすぐったら、嘘みたいに力が抜けたのが分かった。
胸をやんわり揉む俺の手のひらの下、音芽の心臓が忙しなく鼓動を刻んでいる。まるで小動物のような早さに、音芽が俺を意識してくれているのを感じる。
小さくて非力な音芽は紛れもなく女の子で……俺がその気になれば簡単にねじ伏せてしまえるんだと強く意識した俺は、途端心の中に仄暗い淫らな思いが芽生えたのを自覚して、正直マズイと思った。
胸をゆるゆると揉みながら、顎を捕らえて唇をむさぼり続ける俺の腕を、音芽が縋りつくみたいに掴む。
「ん、温和……やめ……っ」
キスの合間を見計らっては彼女が一生懸命訴えてくるけれど、俺は聞こえない振りをしてやり過ごす。
もはや当初の目的のお仕置きなんてどうでも良くて、ただただ音芽と繋がっていたかった。
俺から与えられる刺激はすべて彼女にとっては不本意だろうに、与えられる快感に逆らい切れないみたいに全身を震わせては快感に耐える音芽の姿にたまらなく欲情させられる。
音芽が俺を引き剥がしたいみたいに懸命に俺の胸に手をついて距離をあけようとするのが悔しくて、彼女の胸の、敏感な先端を引っかいてやった。
俺はもっとお前と触れ合っていたいのに、お前は違うのかよ。そう思ったらただただ悔しくて。
俺がピンッと彼女の愛らしい胸のつぼみを爪弾くと同時に、音芽の身体がビクッと反応して、
「あ、っん……は、るま、さっ、それ、イヤっ。おかしくなっちゃっ……」
ギュッと俺にしがみつくようにして訴えてくる。その言葉に、「……おかしく、なれよ」って耳朶に熱い吐息を吹き込むよう言って、わざと音芽を煽った。
「音芽っ、お前、俺に何を隠してる?」
それを言うまで――いや、下手したら言ったとしても――やめてやる気はない。
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