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*あなたに、キスのその先を。
8
しおりを挟む その症状は悪阻でしょう、と翠明は言い放つ。
「紅花、あなたは曹婕妤のご実家から婕妤と一緒に後宮入りしたはずですね。この数か月、お里帰りもされておらぬはず。それが懐妊しているとなると……」
紅花から離れた翠明は、青ざめる女官を冷ややかな目で見つめた。見つめられている方はかわいそうなほどに震え、カチカチと歯が鳴る音が少し離れた白狼の耳にも届くほどだ。
「ここは男性が入ることができない後宮。あなた、まさか密通でもしたのですか?」
「ち、ちが……!」
「入って来れる男といえば、陛下か、あるいは医局の医官……。陛下の御手付きであれば懐妊が分かった時点で宮を賜るはずですし、相手は医官……?」
「違います! 違います、懐妊など……!」
皇帝の子を成すための花園――それが後宮である。あらゆる男は排除された女だけの空間で、種を持ち込むのは皇帝だけのはずだった。しかし高度な技術と知識を男系で世襲している医官も、例外的に男の機能を保ったまま後宮に入ることができた。
とはいえ、大概が枯れた爺である。しかし稀に助手としてくる若めの医官は、男日照りが続く女官たちにとってはこの上なく魅力的な「男」に見えるのだという。
歴代の後宮における妃嬪の不義密通の相手として、定石と言えば定石である。
必死に否定する紅花だが、その必死さが逆に翠明の言に真実味を与えていた。
すっかり化粧の落ちた顔で泣きじゃくる紅花の様子に、白狼はいたたまれなくなって翠明の袖を引く。今詰問することではないのでは、と思ったのだ。
「なんです?」
「そのくらいにしてやってくれよ……今、その人、具合も良く無いんだし」
「しかしこれは大問題となります。曹婕妤も処罰の対象になるやもしれませ……」
「お嬢様は関係ありません! これは、これは陛下の御子でございます!」
主の名を出した瞬間、紅花はがばっと顔を上げて叫んだ。
「その場しのぎの言い逃れは見苦しいですよ?」
「言い逃れではありません、本当です。本当に、この身には陛下の御子が宿っております!」
「ではなぜそれを初めから言わないのですか。李尚宮に申し伝えれば、陛下より宮も賜れるでしょうに」
それは、と紅花は口ごもった。翠明はまだ怪しんでいるのか、厳しい口調は変わらない。皇后や貴妃、徳妃という高位の妃嬪が目を光らせている今、皇帝は四夫人より下位の妃嬪の宮に通うことがほとんどできないでいるという情報を掴んでいるからだ。
しかし妃嬪ではなく女官に手を付けているというのは、白狼にとっては意外でもなんでもない。実際にこの目で別の女官との逢瀬を見てしまったことを思い出し、心の中で舌を出した。
ただそれを告げると白狼と銀月が夜中に抜け出したこともバレるため、今は口を閉ざすしかない。これ以上この年嵩の侍女の血圧をあげることになってはよろしくないだろう。
白狼が一人肩を竦めている間も、そんな血圧の心配をされている翠明の詰問は続いていた。
「曹家のものであれば侍女であっても家柄はそう低くないでしょう。婕妤に遠慮しているのですか?」
「そ……それは……そうではなく……むしろ、お嬢様は私に陛下のおもてなしをお任せ下さっているので……」
「では何の問題がありましょう。陛下にはまだ男御子がおられません。宮女として、陛下の御子であれば喜ばしい事のはず」
なおも責める姿勢を崩さない翠明を前に、紅花は両手で顔を覆って泣き出した。そして何事か呟きを繰り返す。小さな声は嗚咽に紛れて聞き取りにくい。白狼はしゃがみ込んで耳をそばだてた。
「……あ……しを……。あか……しを……」
「証?」
かろうじて聞き取れた単語は証。尋ねかえすと紅花はこくこくと頷いた。
「証がどうしたのです?」
「……です」
「紅花さん、なに? 証がどうしたんだよ」
「ないの……陛下に頂いた、証を失くしてしまったの……!」
そう言うと、紅花は今度こそ大きな声で泣き出してしまった。吐き気がぶり返さねば良いが、こうなっては本人に落ち着いてもらうしかない。
「証?」
白狼は蹲って泣いている紅花の背をさすりながら翠明に尋ねた。翠明はといえばこれまた難しい顔で首を傾げている。熟練の女官たる彼女でも知らないことがあるのだろうか。しかししばらく考え込んでいた翠明は何か思いついたのか、はっとした表情を浮かべた。
「それは、陛下の御慈悲を賜った際に下賜される玉の事?」
果たしてそれはその通りだったらしく、紅花は泣きながら頷いている。
翠明はなんということ、と口を閉じた。
「玉って?」
話が見えないままの白狼は、思い切って口をはさんだ。お慈悲を賜った、は何となく分かる。つまり皇帝の手が付いたということだ。その時に下賜される玉がなぜ問題になるのか分からない。
きょとんとする白狼に、翠明は指で親指より一回りおおきな丸を作って見せた。
「陛下はね、夜を共に過ごした妃嬪には必ず翌朝に玉を下賜するのですよ。妃嬪が懐妊された際、ご自身の種であるということを明確にするために」
「……後宮の女はみんな皇帝のものだろ? 孕んだらそれは皇帝の子ってことじゃねえの?」
「言葉を慎みなさい、白狼。建前はそうでも、医官や宦官の手術に失敗した者が出入りして、密通した結果に成すことがないわけではありません」
それを区別するため、と翠明は言った。
「玉は陛下が直接職人に作らせてお手元に置くためなかなか見ることは叶いませんが、偽造を防ぐために相当に細かい彫刻がされているものです」
「それが無いと?」
「陛下の御種という証拠がないということになり、密通したとして処罰されるでしょうね」
部屋の中で紅花の泣く声が大きくなった。証拠がなければ処罰となれば、周りに懐妊を知られるわけにもいくまい。
「紅花、玉はいつ賜ったのです? 懐妊に気が付いたのはいつ頃?」
「み、三月ほど……前に陛下にお会いしました……。中秋節より、ちょっと……前に。……その際、玉を賜ったのが嬉しくて、こっそり紐帯に通してずっと持ち歩いていたのが悪かったのです……」
ううん、と翠明は腕を組んでしまった。三月も前となると失くした物であっても探しようがないということだろう。間に中秋節を挟んでいることで、後宮内も大規模に手入れがされている。仮に落としたとしても、誰かに拾われてしまっている可能性が高い。申告されてないのは、その拾った者が不心得者だったということか。
「困りましたね、そうすると陛下にお会いしてご説明したとしてもお認め下さるかどうか……」
「ねえねえ、翠明様」
「なんです?」
「その玉って、どんな色でどんな細工してんの? 俺、一応探してこようか?」
翠明は白狼の申し出に困ったように笑みを浮かべた。
「白狼、その心意気は買いますが後宮内はお前が思っているよりずっと広いのですよ。紅花が歩いたところも分かるまいに、探すのは不可能です」
「でもさ、ひょっとしたら見つかるかも?」
「そうですねぇ……お前の目であれば、誰かが持っていれば分かるかもしれませんが……」
そういって翠明は自分の衣の袖を持ち上げた。
「碧玉でも、翠玉でもない色と言って伝わるかどうか。この模様の、ほらこの色が似ている……」
「へえ……」
「このような色味の珠飾りで、内側に細かい紋様が刻んであるはずです」
翠明の指先が示す模様の色は、確かに碧とも翠とも言えない不思議できれいな色合いだった。そして彫刻がされているならば、紐帯に通して光にかざせばおそらく相当に美しく輝くものになるに違いない。
と、そこまで想像して白狼の動きがぴたり止まった。
ざわざわと頭の隅から何か這い出てくるような、気持ちの悪い錯覚に身を震わせる。
「……それって」
数か月前の出来事を思い出した白狼の背筋にひやりと冷たいものが走った。
「紅花、あなたは曹婕妤のご実家から婕妤と一緒に後宮入りしたはずですね。この数か月、お里帰りもされておらぬはず。それが懐妊しているとなると……」
紅花から離れた翠明は、青ざめる女官を冷ややかな目で見つめた。見つめられている方はかわいそうなほどに震え、カチカチと歯が鳴る音が少し離れた白狼の耳にも届くほどだ。
「ここは男性が入ることができない後宮。あなた、まさか密通でもしたのですか?」
「ち、ちが……!」
「入って来れる男といえば、陛下か、あるいは医局の医官……。陛下の御手付きであれば懐妊が分かった時点で宮を賜るはずですし、相手は医官……?」
「違います! 違います、懐妊など……!」
皇帝の子を成すための花園――それが後宮である。あらゆる男は排除された女だけの空間で、種を持ち込むのは皇帝だけのはずだった。しかし高度な技術と知識を男系で世襲している医官も、例外的に男の機能を保ったまま後宮に入ることができた。
とはいえ、大概が枯れた爺である。しかし稀に助手としてくる若めの医官は、男日照りが続く女官たちにとってはこの上なく魅力的な「男」に見えるのだという。
歴代の後宮における妃嬪の不義密通の相手として、定石と言えば定石である。
必死に否定する紅花だが、その必死さが逆に翠明の言に真実味を与えていた。
すっかり化粧の落ちた顔で泣きじゃくる紅花の様子に、白狼はいたたまれなくなって翠明の袖を引く。今詰問することではないのでは、と思ったのだ。
「なんです?」
「そのくらいにしてやってくれよ……今、その人、具合も良く無いんだし」
「しかしこれは大問題となります。曹婕妤も処罰の対象になるやもしれませ……」
「お嬢様は関係ありません! これは、これは陛下の御子でございます!」
主の名を出した瞬間、紅花はがばっと顔を上げて叫んだ。
「その場しのぎの言い逃れは見苦しいですよ?」
「言い逃れではありません、本当です。本当に、この身には陛下の御子が宿っております!」
「ではなぜそれを初めから言わないのですか。李尚宮に申し伝えれば、陛下より宮も賜れるでしょうに」
それは、と紅花は口ごもった。翠明はまだ怪しんでいるのか、厳しい口調は変わらない。皇后や貴妃、徳妃という高位の妃嬪が目を光らせている今、皇帝は四夫人より下位の妃嬪の宮に通うことがほとんどできないでいるという情報を掴んでいるからだ。
しかし妃嬪ではなく女官に手を付けているというのは、白狼にとっては意外でもなんでもない。実際にこの目で別の女官との逢瀬を見てしまったことを思い出し、心の中で舌を出した。
ただそれを告げると白狼と銀月が夜中に抜け出したこともバレるため、今は口を閉ざすしかない。これ以上この年嵩の侍女の血圧をあげることになってはよろしくないだろう。
白狼が一人肩を竦めている間も、そんな血圧の心配をされている翠明の詰問は続いていた。
「曹家のものであれば侍女であっても家柄はそう低くないでしょう。婕妤に遠慮しているのですか?」
「そ……それは……そうではなく……むしろ、お嬢様は私に陛下のおもてなしをお任せ下さっているので……」
「では何の問題がありましょう。陛下にはまだ男御子がおられません。宮女として、陛下の御子であれば喜ばしい事のはず」
なおも責める姿勢を崩さない翠明を前に、紅花は両手で顔を覆って泣き出した。そして何事か呟きを繰り返す。小さな声は嗚咽に紛れて聞き取りにくい。白狼はしゃがみ込んで耳をそばだてた。
「……あ……しを……。あか……しを……」
「証?」
かろうじて聞き取れた単語は証。尋ねかえすと紅花はこくこくと頷いた。
「証がどうしたのです?」
「……です」
「紅花さん、なに? 証がどうしたんだよ」
「ないの……陛下に頂いた、証を失くしてしまったの……!」
そう言うと、紅花は今度こそ大きな声で泣き出してしまった。吐き気がぶり返さねば良いが、こうなっては本人に落ち着いてもらうしかない。
「証?」
白狼は蹲って泣いている紅花の背をさすりながら翠明に尋ねた。翠明はといえばこれまた難しい顔で首を傾げている。熟練の女官たる彼女でも知らないことがあるのだろうか。しかししばらく考え込んでいた翠明は何か思いついたのか、はっとした表情を浮かべた。
「それは、陛下の御慈悲を賜った際に下賜される玉の事?」
果たしてそれはその通りだったらしく、紅花は泣きながら頷いている。
翠明はなんということ、と口を閉じた。
「玉って?」
話が見えないままの白狼は、思い切って口をはさんだ。お慈悲を賜った、は何となく分かる。つまり皇帝の手が付いたということだ。その時に下賜される玉がなぜ問題になるのか分からない。
きょとんとする白狼に、翠明は指で親指より一回りおおきな丸を作って見せた。
「陛下はね、夜を共に過ごした妃嬪には必ず翌朝に玉を下賜するのですよ。妃嬪が懐妊された際、ご自身の種であるということを明確にするために」
「……後宮の女はみんな皇帝のものだろ? 孕んだらそれは皇帝の子ってことじゃねえの?」
「言葉を慎みなさい、白狼。建前はそうでも、医官や宦官の手術に失敗した者が出入りして、密通した結果に成すことがないわけではありません」
それを区別するため、と翠明は言った。
「玉は陛下が直接職人に作らせてお手元に置くためなかなか見ることは叶いませんが、偽造を防ぐために相当に細かい彫刻がされているものです」
「それが無いと?」
「陛下の御種という証拠がないということになり、密通したとして処罰されるでしょうね」
部屋の中で紅花の泣く声が大きくなった。証拠がなければ処罰となれば、周りに懐妊を知られるわけにもいくまい。
「紅花、玉はいつ賜ったのです? 懐妊に気が付いたのはいつ頃?」
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ううん、と翠明は腕を組んでしまった。三月も前となると失くした物であっても探しようがないということだろう。間に中秋節を挟んでいることで、後宮内も大規模に手入れがされている。仮に落としたとしても、誰かに拾われてしまっている可能性が高い。申告されてないのは、その拾った者が不心得者だったということか。
「困りましたね、そうすると陛下にお会いしてご説明したとしてもお認め下さるかどうか……」
「ねえねえ、翠明様」
「なんです?」
「その玉って、どんな色でどんな細工してんの? 俺、一応探してこようか?」
翠明は白狼の申し出に困ったように笑みを浮かべた。
「白狼、その心意気は買いますが後宮内はお前が思っているよりずっと広いのですよ。紅花が歩いたところも分かるまいに、探すのは不可能です」
「でもさ、ひょっとしたら見つかるかも?」
「そうですねぇ……お前の目であれば、誰かが持っていれば分かるかもしれませんが……」
そういって翠明は自分の衣の袖を持ち上げた。
「碧玉でも、翠玉でもない色と言って伝わるかどうか。この模様の、ほらこの色が似ている……」
「へえ……」
「このような色味の珠飾りで、内側に細かい紋様が刻んであるはずです」
翠明の指先が示す模様の色は、確かに碧とも翠とも言えない不思議できれいな色合いだった。そして彫刻がされているならば、紐帯に通して光にかざせばおそらく相当に美しく輝くものになるに違いない。
と、そこまで想像して白狼の動きがぴたり止まった。
ざわざわと頭の隅から何か這い出てくるような、気持ちの悪い錯覚に身を震わせる。
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